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資料1-3 ヨウ化カリウム製剤とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬2剤(エサキセレノン、エプレレノン)の電子化された添付文書一覧[13.1MB] (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45738.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第9回 12/4)《厚生労働省》
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10. 相互作用

*※10.1 併用禁忌 (併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機護・危険因子
エプレレノン (高血圧症) 血清カリウム値が上昇する|併用によりカリウム貯留
セラタウ おそれがある。 作用が増強するおそれが
エサキセレノン ある。
ミネプロ
[2.2 参照]
10.2 併用注意 (併用に注意すること)
薬剤名等 臨床症状・措罰法 機序・危険因子
補※ポ|エプレレノン (慢性心不全) 血丁カリウム値が上昇する|カリウム貯留作用が増殖
フィネレノン 可能性があるので、血清カ|するおそれがある。

リウム値を定期的に観寮す
るなど十分に注意するこ
2

玉ポ|カリウム含有製剤
塩化カリウム

グルコン酸カリウム
アスパラギン酸カリウム
カリウム保持性利尿剤
スピロノラクトン

高カリウム血症を起こすこ
とがあるので、血靖カリウ
ム濃度を測定するなど慎重
に投与すること。

相加的に作用し、高カリ
ウム血症をきたす可能人性
がある。

プロピルチオウラシル

トリアムテレン
リチウム製剤 甲状腺機能低下作用、甲状|両剤とゃ甲状腺機能低下
炭本リチウム 腺腫発症作用を増大きせる|作用があるため併用によ
ことがあるので、騰下垂体| り 相加的な甲状腺機能低
ー 甲状腺反応の変化、甲状|下作用があらわれること
腺機能を測定するなど慎重|がある。
に投与すること。
抗甲状腺薬 甲状腺機能低下と甲状腺腫
チアマゾール 生成作用を増唆させること

がある。このただため定期的に
甲状腺一脳下垂体反応の変
化を調べ基準になる甲状腺
機能を測定すること。

ACE阻害剤

カプトプリル

エナラプリルマレイン酸塩
リシノプリル水和物



ロサルタンカリウム

カンデサルタンシレキセチル
バルサルタン

アリスキレンフマル酸塩

アンジオテンシン I受容体措抗

結果的に高カリウム血症を
生じることがある。このた
め血清カリウム濃度をモニ
タリングすること。

これらの薬剤はレニン・
アンジオテンシン系に作
用し、アルドステロンの
分九を低下させるため、
カリウム排港を減少させ
る。このため併用により
高カリウム血症を生じる
ことがある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常
が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

11.1.1 ヨウ素中毒 (頻度不明)

長期連用により、結膜笑、眼具浮腫、鼻疾、喉頭疾、気管支導、



門浮腫、喘息発作、前額痛、流光、貴液腺腫須、耳下腺炎、胃疾等

の症状があらわれることがある。 さらに中毒症状が進行すると発疹、

面導、せつ、尊麻疹、水閣、微熱、甲状腺腫、粘液水腫等の症状が

あらわれることがある。

11.1.2 ヨウ素悪液質 (頻度不明)
長期連用により、皮膚の粗荒、体重減少、全身衰弱、心惨元進、抑
うつ、 不眠、神経過敏、性欲減退、乳房の腫大と交痛、骨盤痛があ

らわれることがある。
11.2 その他の副作用
天度不明
骨敏症 |発疹等
消化器 |悪心・吐、 胃痛、下洒、口腔・咽喉の短吉感、金属味覚、歯痛、旧肉痛、
血便 (消化管出血) 等
その他 |時状腺機能低下症、豆清、息切れ、かせ症状、不規則性心拍、 皮疹、原因

不明の発難、首・咽喉の腫腰等

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

放射性ヨウ素摂取率検査を行う場合には、その1週間前に本剤の投
与を中止すること。ヨウ化カリウム中のヨウ素は放射性ヨウ素の提
取率を低下させ、また、検査結果に影響を及ぼすことがある。[7.3
参照」

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
酸類、酸化剤によりヨウ素を析出するので、水道水中にある遊離塩
素には注意を要する。

16 7 21

18. 薬効薬理
18.1 作用機序
甲状腺機能に対し二方向性に作用する。 甲状腺機能低下時にはヨウ素により
機能が元進するが、機能元進時にはヨウ素はcAMPを介する甲状腺ホルモン
の作用を抑制する。了臨床的には後者が利用され、甲状腺機能元進を伴う甲状
腺腫に用いられる。また、ヨウ素の気管支粘膜分泌促進作用を利用して去導
薬としても用いられるり。 実際に梅毒呈者の肉芽組織に対する選択的な作用
により、第三期梅毒呈者のゴム腫の吸収促進に用いられる93。

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称 : ヨウ化カリウム (Potassinm Iodide)

2ギ式# K【

分子量 : 166.00

性状 : 無色若しくは白色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく、エタノール (95) にやや溶けやすく、ジエチ
ルエーテルにほとんど溶けない。
混った空気中で僅かに潮解する。

20. 取扱い上の注意
開栓後、光を区り、混気を避けて保存すること。

22. 包装
500g[閣]

23. 主要文献
1) 第十人改正 日本薬局方解説書. 雇川書店. 2021 : C-5904-5908
2) 第十五改正 日本薬局方解説書. 廣川書店. 2006 : C-4497-4502

※24. 文献請求先及び問い合わせ先
ヴィアトリス製薬合同会社 メディカルインフォメーション部
〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3番1号
フリーダイヤル 0120-419-043

25. 保険給付上の注意
本剤を 「抜射性ヨウ素による甲状腺の内部被虹の予防・低減」 に使用した場
合、保険論付きされません。

26. 製造販売業者等
*26.1 製造販売元

ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社
東京者港区麻布台一丁目3番1号
*※26.2 販売元
ヴィアトリス製薬合同会社
東京者港区麻布台一丁目3番号

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