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資料1-3 ヨウ化カリウム製剤とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬2剤(エサキセレノン、エプレレノン)の電子化された添付文書一覧[13.1MB] (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45738.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第9回 12/4)《厚生労働省》
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楽剤名等

臨床症状・措置方法

機序・危険因子

カリウム含有製剤
塩化カリウム
グルコン酸カリウム
アスパラギン酸カリ

高カリウム血症を起
こすことがあるの
で、血清カリウム濃
度を測定するなど慎

相加的に作用し、高
カリウム血症をきた
す可能性がある。

ウム 重に投与すること。
カリウム保持性利尿剤
スピゼノラクトン
トリアムテレン
リチウム製剤 甲状腺機能低下作|両剤とも甲状腺機能
炭酸リチウム 用、甲状腺腫発症作|低下作用があるため
用を増大きせること|併用により相加的な
があるので、脳下垂|甲状腺機能低下作用
体- 甲状腺反応の変|があらわれることが
化、甲状腺機能を測|ある。
定するなど慎重に投
号すること。
抗甲状腺楽 甲状腺機能低下と甲
ナチアマゾール 状腺腫生成作用を増

ヅゼビルチオウラワシ



強させることがあ
る。このだため定期的
に甲状腺 一脳下垂体
反応の変化を調べ基
準になる甲状腺機能
を測定すること。

ACE阻害剤
分ゲトデリ交
ナラプリルマヤマレイ
ン酸塩
リシノプリル水和物

デジ妥還デシジッ1受

容体相抗剤
ロサルタンカリウム

カンデザサルタン シ

レキセチル
バルサルタン

アリスキレンフマル本



結果的に高カリウム
血症を生じることが
ある。このただため血清
カリウム濃度をモニ
グルサシンダがるどごと。

これらの楽剤はレニ
ン・アンジオォテンシ
ン系に作用し、アル
ドステロンの分泌を
低下さきせるだめ、カ
リウム排洪を減少さ
せる。このため併用
により高カリウム血
症を生じることがあ
る。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異
常が認められた場合には投与を中止するなど適切処置を行うこ

と。
11.1 重大な副作用
|向|

ヨウ素中毒 (頻度不明)
長期連用により、結膜突、眼瞭党腫、鼻炎、喉頭疾、

気管支和、

声門浮腫、喘息発作、前額痛、流輝、貴液腺腫妥、耳下腺衝、胃
笑等の症状があらわれることがある。 さらに中毒症状が進行する
と発疹、面導、せつ、尊麻疹、水閣、微熱、甲状腺腫、粘液水腫
等の症状があらわれることがある。
11.1.2 ヨウ素悪液質 (頻度不明)
長期連用により、皮膚の粗荒、体重減少、全身衰弱、心惨元進、
抑うつ、 不眠、神経過敏、性欲減退、乳房の腫大と交痛、骨盤痛

があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
頻度不明
過敏症 発疹等
消化器 吉心・嘱吐、胃痛、下痢、口腔・咽喉の稚熱感、金
属味覚、歯痛、歯肉痛、血便 (消化管出血) 等
その他 甲状腺機能低下症、頭痛、息切れ、かぜ症状、不規

則性心拍、皮疹、原因不明の発熱、首・咽喉の腫腰
をに

12. 臨床検査結果に及ぼす影響
放射性ヨウ素摂取率検査を行う場合には、その1週間前に本剤の
投与を中止すること。ヨウ化カリウム中のヨウ素は放射性ヨウ素
の提取率を低下させ、また、検査結果に影響を及ぼすことがあ

る。[7.3 参照]

16. 薬物動態
16.5 排

扱取したヨウ素の大部分は腎を経て尿中に、少量が芝便中に排演される。また、貴液、
胃液、腸液中に少量が、乳汁中にごく少量が分秘きされる。覧からの排江はCLと同じだ
が、CQの20倍も速い2。投与後24時間以内に65%一80%が尿中にあらわれる9?。

18. 薬効薬理
18.1 作用機序

18.1.1 ヨウ化カリウムは体内でヨウ化アルカリとして分布し、病的組織においてヨウ素

を遊離する。

甲状腺機能元進症では、ヨウ素は3'5-cyclic AMPを介する甲状腺刺激ホルモンの作用
を減詳させ、元進症状を抑制する 。また、ヨウ素は気管支粘膜分九を促進し夫導作用を
現す。更に、梅毒患者の肉芽組織に対する選択的な作用により、第三期梅毒患者のゴム

腫の吸収促進に用いる?。

18.1.2 放射性ヨウ素の甲状腺濾胞細胞への取込みを低減させる効果は、高濃度の安定ヨ
ウ素との共存により、血中の放射性ヨウ素の甲状腺濾胞細胞への取込みと競合すること
や細胞内へのヨウ素の取込み抑制効果による9。

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称 : ヨウ化カリウム (Potassium lodide)

分子式 : KI

分子量 : 166.00

性 状: 無色$もしくは白色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
水に極めて溶けやすく、エタノール (95) にやや溶けやすく、ジエチルエーテ
ルにほとんど溶けない。
湿った空気中で僅かに潤解する。

20. 取扱い上の注意

20.1 フィルム包装開封後は湿気を避け、光して保存すること。

22. 包装
1000丸[ポリエチレンフィルム : 乾燥剤入り ]

23. 主要文献
1) Curd ]. G。 et al : Amn. Intern. Med. 1979 : 91 (6) : 853-857
2) 人熊谷洋 他:了臨床薬理学大系. 中山書店. 1974 : 14 : 63.64
3) 伊藤宏 他:薬理学 (第6版) . 栄光堂. 1988 : 343
4) 第十五改正日本薬局方解説書 廣川書店 2006 : C4497.C4502
5) 原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会 : 原子力災害時における安定ヨウ
素剤予防服用の考え方について. 2002

24. 文献請求先及び問い合わせ先
日医工株式会社 お客様サポートセンター
〒930.8583 富山市絶曲輪1丁目6番21
TEL (0120) 517.215
FAX (076) 4428948

25. 保険給付上の注意
本剤を「放射性ヨウ素による甲状腺の内部補蝶の予防・低滅」に使用した場合、保険給
付されません。

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

日医工株式全

NicHriko 富山市総曲輪1]目6番ら1

16/21

9000001-/