（医師不足地域の医療機関に勤務する場合
に必要な支援等）
医師不足地域の医療機関に勤務するとし
た場合、当該地域に定着する上で必要な支援
等は、
「勤務地や待遇、住まいの調整、子供の
就学案内、配偶者の就業支援など希望に添っ
た対応を行ってくれるドクターバンク（公的
な無料マッチング事業）がある」が 54.7％で
最も多かった。次いで「休診時の代替医を派
遣・調整してくれる体制がある」が 54.4％、
「診療上のサポート体制がある（専門医への
遠隔相談など）」が 50.3％であった。男女別
にみると、女性では男性と比較して、
「診療上
のサポート体制がある（専門医への遠隔相談
など）」が 11.7 ポイント、
「休診時の代替医を
派遣・調整してくれる体制がある」が 9.8 ポ
イント、
「勤務地や待遇、住まいの調整、子供
の就学案内、配偶者の就業支援など希望に添
った対応を行ってくれるドクターバンク（公
的な無料マッチング事業）がある」が 8.4 ポ
イント高かった。また、この 3 つの項目につ
いてはいずれも 6 割近い数値となった。一方、
男性では女性と比較して「医師少数地域で一
定期間勤務すると、地域医療支援病院の管理
者となる国の資格が得られるなどキャリア
上のインセンティブがある」が 11.8 ポイント
高かった（図 20）。

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
41.8
41.4
42.5

症例が集まらない場合に、専門医の更新が
一定期間は猶予される

医師少数地域で一定期間勤務すると、地域

34.9
39.3
27.5

医療支援病院の管理者となる国の資格が得ら
れるなどキャリア上のインセンティブがある
医師少数地域で一定期間勤務すると、医療レ

46.4
47.9
44.0

ベル向上や資格維持に係る経費（研修受講・
旅費等）の経済的補助がある
勤務地や待遇、住まいの調整、子供の就学案

54.7
51.5
59.9

内、配偶者の就業支援など希望に添った対応
を行ってくれるドクターバンク（公的な無料マッチ
ング事業）がある

50.3
45.9
57.6

診療上のサポート体制がある
（専門医への遠隔相談など）

54.4
50.8
60.6

休診時の代替医を派遣・調整
してくれる体制がある

29.8
29.7
30.0

全国の学会や国際学会などに参加
しやすい環境が確保されている

臨床研究の体制・支援が整っている

13.7
14.9
11.7

29.9
28.5
32.3

他の職種との連携や関係性が良好である

どのような支援があったとしても定着しない

6.1
5.7
6.7

その他

7.1
8.5
4.7

全体（n=15,857）

男性（n=9,905）

女性（n=5,952）

図 20 医師不足地域の医療機関に勤務する
場合に必要な支援等（複数回答）

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