初期臨床研修がシーリングのない地域だった
シーリングあり県に移動
シーリングなし県に移動
そのまま残留
16.5%
380
10.6%
246
72.9%
1,684
20.9%
127
14.1%
86
65.0%
395
20.4%
55
15.2%
41
64.4%
174
15.1%
44
11.7%
34
73.2%
213
18.4%
26
9.2%
13
72.3%
102
18.9%
25
19.7%
26
61.4%
81
12.5%
18
13.9%
20
73.6%
106
16.4%
19
12.1%
14
71.6%
83
14.7%
40
14.7%
40
70.7%
193
21.4%
54
16.3%
41
62.3%
157
8.7%
22
21.4%
54
69.8%
176
22.4%
15
20.9%
14
56.7%
38
31.9%
23
9.7%
7
58.3%
42
17.2%
848
12.9%
636
69.9%
3,444

合 計
1,627
355
205
206
125
87
89
74
142
147
150
61
44
3,312

初期臨床研修がシーリングのある地域だった
シーリングあり県に移動
シーリングなし県に移動
そのまま残留
9.0%
147
9.2%
150
81.7%
1,330
13.2%
47
10.1%
36
76.6%
272
13.2%
27
9.8%
20
77.1%
158
6.8%
14
8.7%
18
84.5%
174
10.4%
13
19.2%
24
70.4%
88
11.5%
10
12.6%
11
75.9%
66
5.6%
5
14.6%
13
79.8%
71
10.8%
8
12.2%
9
77.0%
57
4.2%
6
6.3%
9
89.4%
127
9.5%
14
9.5%
14
81.0%
119
10.0%
15
18.0%
27
72.0%
108
11.5%
7
11.5%
7
77.0%
47
22.7%
10
15.9%
7
61.4%
27
9.8%
323
10.4%
345
79.8%
2,644

2）専門研修実施地別に見た大学所在地、
初期研修実施地、就業地の分布
各都道府県で専門研修を行うものにつ
いて、大学所在地、初期研修地、就業地
がそれぞれどこであったのかを把握し、
その地域分布を確認した。
また、専門研修実施地ごとの特徴も存
在しており、今回の整理結果からは下記
のような傾向が確認できた。
・ 東京 都に 全国 の大 学 や 初期 研修 地か
ら専門研修採用者が集まっているが、
東京 都で 専門 研修 を 修 了し た後 の就
業地も全国に広がっており、全国から
集め全国に返す動きがみられる。ただ
し北海道・東北地域が就業地に選択さ
れる比率はやや低いと思われる。
・ 各県の専門研修後の勤務先において、
東京 都を 選択 する も の が一 定割 合存
在しており、専門研修終了後の就業地
とし て東 京都 には 一 定 の吸 引力 があ
ることが窺われる。
・ 福井県、山口県、高知県、佐賀県は自
県中 心の 流動 で完 結 し てい る傾 向が
強い。
・ 愛知 県は 全国 の大 学 か ら 集 まっ た専
門研 修採 用者 が近 隣 県 で就 業す る傾
向がみられる。
等の特性が今回のデータからは確認で
きた。

内科
小児科
精神科
整形外科
眼科
耳鼻科
泌尿器科
脳神経外科
放射線科
麻酔科
救急科
形成外科
リハビリテーション科
合計

合 計
2,310
608
270
291
141
132
144
116
273
252
252
67
72
4,928

3）初期臨床研修地のシーリング有無別に見
た専門研修地選択行動
初期臨床研修を行った都道府県と、初期臨
床研修終了後に選択した専門研修の領域か
ら、初期研修地がシーリング対象の都道府県
であったか否かを特定し、専門研修でシーリ
ング対象の都道府県であったか否かを確認
することで専門研修地の選択行動を検討し
た。
初期臨床研修と専門研修の都道府県が一
致している者の割合（同一都道府県に残留す
る者の割合）はシーリング対象地域で
79.8 ％ 、 シ ー リ ン グ 対 象 で な い 地 域 で
69.9％と、シーリング対象地域では同一都道
府県でそのまま専門研修を受ける専攻医が
多かった（P<0.01）（表 1）。
初期臨床研修から専門研修に際して、シー
リングの有無別の増加率を観察すると、シー
リングのある都道府県の増加が観察された
（P<0.01）（表 2）。

表 1

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初期研修地と専門研修地