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参考資料3 令和5年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)「日本専門医機構における医師専門研修シーリングによる医師偏在対策の効果検証」総括研究報告書 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46922.html
出典情報 医道審議会 医師分科会 医師専門研修部会(令和6年度第3回 12/13)《厚生労働省》
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進路等
・連携プログラム・特別地域連携プログラム
での採用か否か、
(採用の場合)派遣先の都
道府県、専門研修プログラム修了後の当該
都道府県での勤務希望
・医師不足地域の医療機関で勤務・定着する
場合に望まれる支援等

ることから、東京歯科大学市川総合病院倫理
審査委員会において審査不要との判断を受
けた。
C.研究結果
1 データベース分析
本調査で明らかとなった主な点は以下の
とおりである(詳細は補足資料 3 に記載)。

②責任者調査
調査項目は以下のとおりである。
・基本領域の専門研修プログラムの責任者と
して担当している領域
・専門研修プログラムの基幹施設がある都道
府県、基幹施設の種類
・現在の医療機関でのプログラム責任者の経
験年数
・シーリング対象に関する認知度
・シーリングによるプログラム募集定員の変
更経験の有無
・専門研修プログラムで連携している施設数
・専攻医を集めるためのセールスポイントや
注力していること
・実際に専攻医を採用する際にシーリングの
影響の有無
・シーリングの影響
・医師の地域・診療科偏在対策としてのシー
リングの効果についての考え、その理由
・専門医取得後も専攻医が地域に定着する上
で重要なこと
・現在行われている子育て支援策
・現行の専門研修プログラムのシーリング制
度についての評価や課題、要望等
・医師の診療科・地域偏在対策として必要な
取組に関する考え等

①医師が専門医取得するまでの間の都道
府県移動
1)都道府県別人数比率の変化
大学在学時、初期研修実施時、専門研
修実施時、就業先のそれぞれの時期にお
ける都道府県別人数の比率を見ると、専
門研修段階で東京都等の占有比率が高ま
り、就業段階で若干集中率が低下する結
果となった。
次にシーリング設定の影響を確認する
ために、2018 年及び 2019 年にシーリン
グの設定されていた領域と設定されてい
なかった領域に分け、東京都、神奈川県、
愛知県、大阪府、福岡県の人数比率が、
初期研修実施時から専門研修実施時にか
けてどのように変化したのかを見た。そ
の結果、シーリングの有無にかかわらず、
5都府県合計の比率は上昇していたが、
シーリングの設定されていた領域におい
てはシーリングの設定されていなかった
領域と比較して比率の上昇幅が小さなも
のとなっていた。
(シーリングの設定され
ていた領域:6.0%増、シーリングの設定
されていなかった領域:8.8%増)

8.8%

10.0%



海外調査
わが国と同様に社会保険方式による医療
保障制度を採用している、ドイツ及びフラン
スについて、専門医の偏在対策を調査した。

(倫理的配慮)
本研究は個人情報を用いず、匿名加工され
ていること、データベース使用は既に包括同
意が得られていること、アンケート調査では
研究対象となることの同意・不同意が選択で
きること、医療政策に関する評価検討である
こと、ならびに、人を対象とする生命科学・
医学系研究に関する倫理指針の対象外であ

8.0%

6.0%

6.0%
4.0%
2.0%
0.0%

シーリングのある領域

シーリングのない領域

(n=2532)

(n=982)

図 1 初期研修時から専門研修時にかけての
東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、福岡県
の人数比率変化

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