奈良県における機能再編による地域がん診療病院設置の例
• 南和医療圏では、拠点病院等がなく多くの患者が他の医療圏で治療を受けていたが、大淀町立大淀病院、奈良県立五條病院、吉野町国民
健康保険吉野病院の機能再編を行い、平成28年4月に設置された南奈良総合医療センターにがん医療を集約した。その結果、平成29年4
月に同センターが地域がん診療病院に指定され、空白のがん医療圏が解消された。

平成28年迄

南和医療圏人口：73,416人（平成27年10月）

平成29年以降

南和医療圏人口：69,076人（平成29年10月）

南和医療圏在住の5大がん患者の入院先医療圏
100%

7

6

13

90%
80%

26

13

7
21

23

40%

（空白のがん医療圏）

南和医療圏に
地域がん診療病院を設置

①奈良県総合医療センター
②市立奈良病院
③天理よろづ相談所病院
④近畿大学奈良病院
⑤奈良県立医科大学附属病院★
A 大淀町立大淀病院
B 奈良県立五條病院
C 吉野町国民健康保険吉野病院

①奈良県総合医療センター
②市立奈良病院
③天理よろづ相談所病院
④近畿大学奈良病院
⑤奈良県立医科大学附属病院★
➊南和広域医療企業団 南奈良総合医療センター
B 南和広域医療企業団 五條病院
C 南和広域医療企業団 吉野病院

和歌山

中和

32

30%

56

南和

45

20%
10%

その他

東和

50%

３病院で南和医療圏の
がん医療を提供

南和医療圏

18
9

70%
60%

3

23

0%

平成27年

平成28年

平成29年

南奈良総合
医療セン
ター開設

地域がん
診療病院
指定

出典：南和広域医療企業団 第２期中期計画を用いて、厚生労働省健康・生活衛生局がん・疾病対策課において作成 38