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参考資料4 令和5年度「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書(令和6年12月公表) (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50008.html
出典情報 社会保障審議会・こども家庭審議会 社会保障審議会障害者部会(第145回 1/30)こども家庭審議会障害児支援部会(第10回 1/30)(合同会議)《厚生労働省》
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(5)虐待の発生要因と施設・事業所の対応
ア.虐待の発生要因(複数回答)
(表 58)
市区町村等の職員が判断した虐待の発生要因としては、
「教育・知識・介護技術等に関する問
題」が 65.4%で最も多く、次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」が 55.6%、
「倫理
観や理念の欠如」が 54.6%であった。
また、組織の課題として「虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ」や「人員不足や
人員配置の問題及び関連する多忙さ」への回答割合も 3 割弱となっている。
表 58 市区町村等職員が判断した虐待の発生要因(複数回答)
件数

構成割合

教育・知識・介護技術等に関する問題

750

65.4%

職員のストレスや感情コントロールの問題

638

55.6%

倫理観や理念の欠如

626

54.6%

虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ

309

26.9%

人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ

313

27.3%

(注)構成割合は、虐待者が特定できなかった47件を除く1,147件に対するもの。

イ.施設・事業所の虐待防止に関する取組(複数回答)
(表 59)
虐待が認められた施設等に事実確認調査を行った際に確認した虐待防止に関する取組は、
「職
員に対する虐待防止に関する研修の実施」割合が 72.9%、
「虐待防止委員会の開催、従業者への検
討結果の周知」割合が 60.7%、
「管理者の虐待防止に関する研修受講」割合が 57.6%、
「通報義務
の履行」割合が 49.8%であった。
表 59 施設・事業所の虐待防止に関する取組(複数回答)
件数

構成割合

管理者の虐待防止に関する研修受講

688

57.6%

職員に対する虐待防止に関する研修の実施

870

72.9%

虐待防止委員会の開催、従業者への検討結果の周知

725

60.7%

通報義務の履行

595

49.8%

(注)構成割合は、虐待判断事例件数1,194件に対するもの。

(6)虐待の事実が認められた事例への対応状況(表 60-1、表 60-2、表 60-3、表 60-4)
虐待の事実が認められた事例 1,194 件のうち、市区町村又は都道府県が行った対応は次のと
おりである。
市区町村による指導等は、
「施設・事業所に対する指導」が 809 件、
「改善計画の提出依頼」
が 755 件、
「虐待を行った施設従事者等への注意・指導」が 352 件であった。
表 60-1 市区町村による指導等(複数回答)
件数
市区町村による指導等

施設・事業所に対する指導

809

改善計画の提出依頼

755

虐待を行った施設従事者等への注意・指導

352

26