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資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2024-2】 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54222.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第39回 3/12)《厚生労働省》
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(別添様式1)

概要

生着不全(一次性、二次性)および poor graft function の診断におい
てはキメリズム解析が必須である(Table 3)
完全キメラ、混合キメラ、移植片欠失はそれぞれドナーキメリズム
>95%、5〜95%、<5%と定義する
キメリズム解析は移植後 30 日、90 日、180 日、1 年後においてルー
チンに行うべきである(Table 4)

悪性疾患においてはドナーキメリズムが重要であり、減少傾向を示
す場合は臨床的な介入を検討すべきである(Table 4)
非悪性疾患や骨髄不全症候群においては治療上保つべきドナーキメ
リズムのレベルが疾患により異なるものの、減少傾向を示す場合は
臨床的な介入を検討すべきである(Table 4)

欧州
(論文 11)
ガイドライン名

Documentation of Engraftment and Chimerism After HSCT.

発行元

European Society for Blood and Marrow Transplantation
Bader, P. (2019). In E. Carreras, C. Dufour, M. Mohty, & N. Kröger (Eds.), The
EBMT Handbook: Hematopoietic Stem Cell Transplantation and Cellular
Therapies (7th ed., pp. 143–147). Springer International Publishing.
https://doi.org/10.1007/978-3-030-02278-5

要望内容に関連す
る記載箇所とその
概要

キメリズム解析の方法について、Real-time PCR(定量 PCR)による
キメリズム解析は感度が高いことが記載されている
キメリズム解析は移植片拒絶や移植後再発の指標となる
キメリズム解析は移植片拒絶の回避、生着の維持、再発徴候を認め
る場合の早期の対処に役立つ

日本
(論文 12)
ガイドライン名

造血細胞移植ガイドライン 臍帯血移植. IV.合併症と対処
1.生着不全.

発行元

造血細胞移植ガイドライン 臍帯血移植、一般社団法人日本
造血・免疫細胞療法学会.2022: 13-16.

要望内容に関連す
る記載箇所とその
概要

好中球回復の兆候が移植後 3-4 週を超えて得られない場合は、積極的に
骨髄検査、ドナーキメリズムなどの評価のうえ、再移植が推奨される。
キメリズム測定は STR-PCR 法が推奨される。

5.要望の妥当性について
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