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資料1-2 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[894KB] (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53729.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第3回 3/14)《厚生労働省》
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アウトカムの定義:
アウトカムは肝機能障害とし、AST、ALT、T-BIL、ALP 及び γ-GTP の 5 項目の肝
機能検査値を用い、以下の 1.又は 2.のいずれかに該当することと定義し、アウトカ
ム発現日は t0 の翌日以後における初回のアウトカム発現時点と定義した。
1.

AST 及び ALT が同日にグレード 2 以上を示す。

2.

T-BIL、ALP 及び γ-GTP が同日にグレード 2 以上を示す。

なお、アウトカムの定義に用いる肝機能検査値のカットオフ値については、CTCAE
のグレード分類に従い、表 3(別添)の a)及び b)のとおり設定した。また、副次
解析として、対象とする肝機能検査値のグレードをグレード 3 とした解析も実施し
た。


追跡期間の定義:
追跡期間の開始日:t0 の翌日
追跡期間の終了日:次のうち、最も早い日
①アウトカムの発現日、②t0 時点の GLP-1 受容体作動薬とは異なる GLP-1 受容体作
動薬が処方された日の前日、③処方継続期間*2 の終了日、④観察期間の終了日
*2 処方継続期間の定義:t0 を起点とし、処方間隔が Gap period(90 日)以下であれば、処方が継続していると
判断した。また、最終の処方開始日に対して、Grace period(90 日)を加えた日を処方継続期間の終了日と
定義した。なお、t0 のみが観察される場合については、t0+Grace period を処方継続期間の終了日とした。



解析項目及び方法:
調査対象集団の特徴を把握するため、性別、年齢、Lookback 期間における肝機能検
査値の状況等を示す変数を事前に規定し、要約統計量を算出した。曝露群及び対照
群 1 について、各アウトカムの発現数を集計し、アウトカムの発現率を算出した。
また、Cox 比例ハザードモデルを用い、対照群 1 に対する曝露群の粗ハザード比及
び調整済ハザード比とそれらの 95%信頼区間を推定した。調整済ハザード比として、
①性別及び年齢を共変量としたハザード比、②性別、年齢及びその他の変数を共変
量として算出した高次元傾向スコアを用いて、Standardized Mortality Ratio Weight(以
下、「SMRW」)法による重み付けを行った集団でのハザード比を推定した。また、
参照群 1 から 7 についても、同様に、曝露群に対するハザード比を推定した。

調査結果 ◼
の概略

対象集団
曝露群は 3,517 人、対照群 1 は 1,995 人が対象集団となり、SMRW 法による重み付
け前後の主要解析対象患者の患者因子に関する集計については、表 4(別添)に示
すとおりであった。各患者因子については、高次元傾向スコアによる重み付けを行
った集団で、重み付け前の集団と比較して標準化差(Standardized Mean Difference)
(以下、「SMD」)が減少し、群間の差異は小さくなっていた。



アウトカムの発現状況


主要解析:高次元傾向スコアを用いて、SMRW 法で重み付けた集団において、
対照群 1 に対する曝露群のハザード比は 1.41(95%信頼区間:0.70 - 2.82)であ
った(表 5(別添))。また、高次元傾向スコアを算出するモデルに投入する共
変量の数を 100、250、500 とした場合であっても、同様の傾向を示した。
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