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資料2-35 ワクチン接種後のアナフィラキシー報告一覧[780KB] (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00138.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第106回 4/14)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和7年度第1回 4/14)(合同開催)《厚生労働省》
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診断された疾患/病歴/慢性の健康障害について報告すべきその他の情報はなかった。患者は過去に受けたワ
クチン,薬剤,食物などに対してアレルギーはなかった。その他の疾患等の他の要因の可能性の有無は無かっ
た。ワクチンスクリーニング質問票について考慮すべき点はなかった(基礎疾患,アレルギー,最近1か月以内
のワクチン接種および疾患,患者が服用していた薬剤,過去の副作用歴,発育状況)
患者の出生体重: 2950g.患者は本事象の発現から2週間以内に経口薬を服用していなかった。患者は同日,そ
れ以外のワクチンの接種を受けなかった。患者は被疑薬であるワクチンの初回接種前4週間以内にその他のワ
クチンを受けていなかった。患者は過去に,ファイザーが製造したこの被疑ワクチンの接種は受けていなかっ
た。

臨床経過は以下のとおりである。
2024年10月24日、ワクチン接種前の体温は摂氏37.2度であった。
ワクチン接種後,患者は泣いて検査室に移された。
5分後,患者が泣き止み,ロタリックスを患者に経口投与しようとした際,顔色不良。患者は診察室へ移された。
患者は顔色が悪く,口唇の色が悪く,また活気なくも,呼吸はクリアで,喘鳴はなかった。心拍数は120であり,
不整脈はなかった。患者は経過観察された。血圧測定不能であった。
5分後,患者の顔色が悪く,口唇はピンク色になった。
25分後,顔色は正常に戻り,若干の回復が示された。 経過観察中,呼吸音および皮膚症状に異常は認められ
なかった。心拍数は100前後で,
その60分後に患者が牛乳50mlを摂取した。
70分後,患者は嘔吐なく帰宅した。
2024年10月24日、患者は治療なしでアナフィラキシーから回復した。残りの事象の転帰は、不明であった。

報告者のコメント:顔色不良が回復するまで25分かかった。すぐにボスミン投与がベターだったと思われる。
被疑薬は3つのワクチン類のどれか1つと考えられる。相互作用が関係したと思われる。
報告者は事象を非重篤と分類し、事象はプレベナー20、ジフテリアワクチン、ヘモフィルスb型混合ワクチン、百
日せきワクチン、不活化ポリオワクチン、破傷風ワクチン、ヘプタバックスIIと関連ありと判断した。

追加情報(2024年12月2日):本報告は、同じ報告者(医師)から入手した自発追加報告である。
更新情報:被疑薬及び併用被疑薬情報、事象(薬物相互作用を追加)、経過
欄。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

(参考)事務局追記
2024/10/24 接種当日

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