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資料1-3-2      新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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専門家による評価【令和4年7月8日時点】

No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

死因等
(報告者による見解・考察等)
ロット番号

接種回数

基礎疾患等
報告書上の記載
不全が主な死因であり、その他に脳
多発小梗塞や感染に伴う免疫機能
の低下での単純ヘルペス感染が認 単純ヘルペス
められた。

158

63歳



2022年3月5日

2022年3月6日

000126A

3回目

予診票での留意点はなし。
既往歴:脳梗塞、高血圧
3回目接種翌日の夜、自宅浴室の浴
槽内で溺水して死亡しているところを
発見された。発見時、口腔内より吐
水、泡沫を認めた。血中トロポニンT 不明
定性検査は陽性。

報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

159

63歳



2022年4月11日

2022年5月21日

不明

3回目

コメント

専門家による評価【令和4年8月5日時点】
評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント
資料番号

症例No

単純ヘルペス

不明

検案

評価不能

(〜8/5の情報に基づく(集計・専門
家評価対象期間(〜7/10)後に報告
された内容))
病歴:症候性てんかん、頭部損傷
併用薬:アレビアチン、ラミクタール
3回目接種翌日から38℃台の発熱が
発現。昼頃、突然の痙攣が出現した
ため、救急車で救急外来を受診。受
診時、痙攣重積状態であったため、
抗痙攣薬を投与し、痙攣は停止。低
血圧を認め、血管収縮薬を投与し、
循環障害からは離脱。意識障害が続
くため、気管内挿管を行い、人工呼
吸器管理として集中治療室に入室、
入院。接種2日後、急性肝障害、急性
腎障害、横紋筋融解症が出現、多臓
器不全を認めた。接種6日後、血液
透析を開始。接種9日後、気管切開
を実施。接種10日後、集中治療室退
室時にも半昏睡を伴う意識障害、透
析を要する急性腎障害、肝障害が持
続する多臓器不全の状態。接種25
日後、敗血症となり集中治療室に入
室。接種32日後、集中治療室を退
室。接種40日後に死亡。死因は多臓
器不全。

他要因の可能性
の有無
ワクチンと死亡との
(報告医評価)
因果関係評価
(評価記号★)

痙攣発作

痙攣発作

てんかん重積状態

てんかん重積状態

敗血症

敗血症

多臓器機能不全症候群

多臓器機能不全症候群

有(3/6 夜に自
宅浴室の浴槽内
で溺水して死亡
しているところを
発見された。死
亡時刻は推定)

γ

(コメント無し)

γ

※〜6/10から変更なし。

(コメント無し)
-

-

※〜7/8から変更なし。

不明

評価不能

「不明」と記載。

-

評価中

γ

症候性てんかんの既往がある方の痙攣重積発作なので、
ワクチン接種が関与している可能性は低いとは考える。し
かし、最終痙攣発作がいつだったのかは判断に必要であ
る。たとえば最終発作が接種直近であればワクチンの可能
性は極めて低いが、数年あるいは数十年単位で発作が起
資料1-2-2-2 23033
きていないにも関わらず、今回明らかになった接種後の発
作が起きていれば、ワクチンが関連している可能性は高く
なる。また敗血症については先行する感染兆候の有無や、
その他の身体所見の結果がない以上、ワクチンとの関連の
有無は評価できない。

160

79歳



2022年2月10日

2022年2月11日

000026A

3回目

1回目接種コミナティ筋注(2021年6
月12日)、2回目接種コミナティ筋注
(2021年7月3日)
不明
3回目接種翌日に死亡。救急搬送時
点で心肺停止状態となっており、死
亡判定を行っている。

不明

不明

評価不能

有(心肺停止状
態にて救急搬
送)

-

評価中

γ

心肺停止時の情報がない。

資料1-2-2-2 23248

161

80歳



2021年2月

2021年2月

不明

3回目

1回目接種、2回目接種ともにコミナ
ティ筋注
3回目接種同月、胸部大動脈瘤が発
胸部大動脈瘤
現、救急搬送。搬送時にはほぼ死亡
状態。その後、胸部大動脈瘤にて死
亡。

大動脈瘤破裂

不明

不明

不明

-

評価中

γ

大動脈瘤及び死亡時の状況に関する情報がない

資料1-2-2-2 23249

3回目

過去にアトピー性皮膚炎で治療歴あ
り。
ワクチン3回目接種の3日後、出勤す
るも体調が悪く休憩を長く取ってい
た。接種4日後の退勤時も体調が悪
無菌性髄膜炎
そうなので、接種5日後は休みを取ら
せた。接種6日後、会社が電話するも
応答なし。自宅で死亡発見された。
解剖の結果、無菌性髄膜炎と診断さ
れた。

無菌性髄膜炎

解剖

評価不能



-



γ

症状経過の記載がない。

資料1-2-2-2 23276

2回目

2021年6月と7月にワクチンを接種。9
月上旬より息切れが出現し、10月上
旬より咳嗽が出現。10月中旬に受
診。両側肺野の浸潤影と皮膚筋炎特
異的皮疹(ゴットロン皮疹、ゴットロン
兆候及び爪郭異常)を認めた。低酸
素血症、KL-6の上昇を認めた。
SARS-CoV-2検査等よりCOVID-19
は否定された。抗MDA抗体1400と高
値であり、抗MDA5抗体陽性間質性
肺炎(anti-MDA5-ILD)と診断した。
消化管出血
anti-MDA5-ILDと診断後に、高用量
ステロイド、タクロリムス、シクロフォ
スファミドバルス療法により治療を
行ったが、入院174病日に死亡され
た。直接の死因は消化管出血と考え
られた。
検査値(2021年10月15日) 抗MDA5
抗体(index)1400/KL6(U/mL)489/CK(U/L)63/LDH(U/L)3
87/SARS-CoV-2PCR陰性

胃腸出血

不明

関連あり



-



γ

皮膚筋炎そのものも原因が解明されていない疾患である
が、加えて本症例の患者背景は不明であり、ワクチン接種 資料1-1-2-2 34200
との因果関係は判断が難しい。

162

163

62歳

71歳





2022年3月23日

2021年7月

2022年3月29日

2022年4月13日

000025A

不明

33