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資料4-3 クロミフェンクエン酸塩 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
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5 ) Comparison of natural with clomiphene citrate-stimulated cycles in in vitro fertilization: a
prospective, randomized trial.(Fertil Steril 1994; 61: 1052-7)11)
IVF を実施予定の 38 歳以下の女性を対象に、自然周期と本薬による COS の有効性を比
較する目的で、無作為化比較試験が実施された(自然周期群 14 例、本薬群 16 例)
。
本薬群では本薬 100 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間投与することとされた。いずれの
群も、主席卵胞が 17 mm に達した後、hCG 5000 単位を投与することとされた。
有効性について、本薬群では 16 例全例で採卵(平均 1.8±0.3 個)できたのに対し、自然
周期群では 10 例が採卵中止となり、採卵できたのは 4 例(平均 1 個)であった。本薬群の
2 例が妊娠し(ET あたりの妊娠率 18%)
、自然周期群で妊娠はなかった。
安全性について、卵巣過剰刺激症候群(以下、「OHSS」
)は認められなかった。
6 ) Luteal phase consequences of low-dose gonadotropin-releasing hormone agonist therapy in
nonluteal-supported in vitro fertilization cycles.(Fertil Steril 1995; 64: 573-6)12)
IVF を実施予定の 25~45 歳の女性を対象に、本薬及び hMG を用いた方法と GnRH アゴ
ニストと hMG の併用時の有効性を比較する目的で、無作為化比較試験が実施された(本薬
/hMG 群 34 例、GnRH アゴニスト/hMG 群 36 例)
。
本薬/hMG 群では、本薬 50 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間投与し、hMG 150 単位/日
を月経周期 3 日目から筋肉内投与することとされた。GnRH アゴニスト/hMG 群では、月経
周期 2 日目からリュープロレリン 0.25 mg/日の皮下投与及び hMG 150 単位/日の筋肉内投与
を行うこととされた。いずれの群も、3 個以上の卵胞が 15 mm 以上となり、卵胞 1 個あた
りのエストラジオール値が 200 pg/mL を超えた後、hCG 10000 単位を投与することとされ
た。
有効性について、採卵数(平均値±標準誤差)は本薬/hMG 群及び GnRH アゴニスト/hMG
群(以下、同順)で 8±0.7 個及び 8±0.8 個であり、妊娠率は 14.7%(5/34 周期)及び 13.8%
(5/36 周期)であった。
安全性について、本薬/hMG 群で早発 LH サージ(2 例)
、卵巣嚢腫の増大(1 例)
、GnRH
アゴニスト/hMG 群で卵巣嚢腫の増大及び OHSS(各 1 例)により治療が中止された。
7)Good results of milder form of ovarian stimulation in an in vitro fertilization/intracytoplasmic
sperm injection program.(Gynecol Endocrinol 1999; 13: 297-304)13)
IVF 又は卵細胞質内精子注入法(以下、
「ICSI」
)を実施予定の 36 歳未満の女性を対象に、
COS として、本薬/hMG を用いた方法とロング法を比較する前方視的試験が実施された(本
薬/hMG 群 164 例、ロング法群 160 例)
。
本薬/hMG 群では、本薬 100 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間、hMG 150 単位/日を月経
周期 4、6 及び 8 日目に投与し、その後はエストラジオール値により、必要に応じて hMG
の用量を調節することとされた。ロング法群では、黄体期中期に triptorelin を単回注射し、
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prospective, randomized trial.(Fertil Steril 1994; 61: 1052-7)11)
IVF を実施予定の 38 歳以下の女性を対象に、自然周期と本薬による COS の有効性を比
較する目的で、無作為化比較試験が実施された(自然周期群 14 例、本薬群 16 例)
。
本薬群では本薬 100 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間投与することとされた。いずれの
群も、主席卵胞が 17 mm に達した後、hCG 5000 単位を投与することとされた。
有効性について、本薬群では 16 例全例で採卵(平均 1.8±0.3 個)できたのに対し、自然
周期群では 10 例が採卵中止となり、採卵できたのは 4 例(平均 1 個)であった。本薬群の
2 例が妊娠し(ET あたりの妊娠率 18%)
、自然周期群で妊娠はなかった。
安全性について、卵巣過剰刺激症候群(以下、「OHSS」
)は認められなかった。
6 ) Luteal phase consequences of low-dose gonadotropin-releasing hormone agonist therapy in
nonluteal-supported in vitro fertilization cycles.(Fertil Steril 1995; 64: 573-6)12)
IVF を実施予定の 25~45 歳の女性を対象に、本薬及び hMG を用いた方法と GnRH アゴ
ニストと hMG の併用時の有効性を比較する目的で、無作為化比較試験が実施された(本薬
/hMG 群 34 例、GnRH アゴニスト/hMG 群 36 例)
。
本薬/hMG 群では、本薬 50 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間投与し、hMG 150 単位/日
を月経周期 3 日目から筋肉内投与することとされた。GnRH アゴニスト/hMG 群では、月経
周期 2 日目からリュープロレリン 0.25 mg/日の皮下投与及び hMG 150 単位/日の筋肉内投与
を行うこととされた。いずれの群も、3 個以上の卵胞が 15 mm 以上となり、卵胞 1 個あた
りのエストラジオール値が 200 pg/mL を超えた後、hCG 10000 単位を投与することとされ
た。
有効性について、採卵数(平均値±標準誤差)は本薬/hMG 群及び GnRH アゴニスト/hMG
群(以下、同順)で 8±0.7 個及び 8±0.8 個であり、妊娠率は 14.7%(5/34 周期)及び 13.8%
(5/36 周期)であった。
安全性について、本薬/hMG 群で早発 LH サージ(2 例)
、卵巣嚢腫の増大(1 例)
、GnRH
アゴニスト/hMG 群で卵巣嚢腫の増大及び OHSS(各 1 例)により治療が中止された。
7)Good results of milder form of ovarian stimulation in an in vitro fertilization/intracytoplasmic
sperm injection program.(Gynecol Endocrinol 1999; 13: 297-304)13)
IVF 又は卵細胞質内精子注入法(以下、
「ICSI」
)を実施予定の 36 歳未満の女性を対象に、
COS として、本薬/hMG を用いた方法とロング法を比較する前方視的試験が実施された(本
薬/hMG 群 164 例、ロング法群 160 例)
。
本薬/hMG 群では、本薬 100 mg/日を月経周期 2 日目から 5 日間、hMG 150 単位/日を月経
周期 4、6 及び 8 日目に投与し、その後はエストラジオール値により、必要に応じて hMG
の用量を調節することとされた。ロング法群では、黄体期中期に triptorelin を単回注射し、
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