かきこみワークシート

まとめ


フューチャーデザインを研究されている⻄條⾠義特任教授（京都先端科学⼤学）、
中川善典教授（上智⼤学⼤学院地球環境学研究科、総合地球環境学研究所）は、
以下のようにお話されています。

「未来」にタイムスリップしたとしたら︖
（P.14参照）

 ⾃分のこどもや孫のためになることなら、⾃分が我慢してでも、やってあげたい、と思うことがあります。
こうした気持ちが、親と⼦の間だけではなく、現世代を将来世代との間にも成り⽴つとき、すなわち、
現世代が将来世代のためなら喜んで我慢をしたいという気持ちを持つとき、現世代は「将来可能
性」を持つと定義したいと思います。

未来から今の⼈たちに向けて
メッセージを送るとしたら︖
（P.17, 18参照）

 将来世代が⽣きる社会をクリエイティブに想像する経験を経ると、その実現のために頑張りたいと
思い、将来可能性が発揮されることが分かってきました。
 社会の仕組みが変われば、私たちの将来可能性が発揮され、「社会がどのようになるのが良いか」
に関する私たちの選好も（もしかしたら価値観さえも）変わるでしょう。…私たちの社会は持続可
能なものになっていくことが期待できます。

 未来を想像し、そこに⽣きる⼈たちの⽴場になってみることで、将来にわたって持続可
能な選択を意識しやすくなります。
 未来像を⾃由に想像することによって、「現在抱えている課題を解決する」という考え⽅
ではなく、斬新でイノベーティブなアイデアが⽣まれることがあります。
 よりよい未来のために、「今できること」を考えてみましょう。題材は何でも構いません。
このパンフレットが少しでもその助けになれば幸いです。

36
35

36

25