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別紙1 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html
出典情報 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》
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名・肝胆膵 34 名)にせん妄発症との相関があるとは言えませんでしたが、ご指摘の通りこ
れを基に他の手術部位もせん妄発症割合が同様とは言えないと考えております。一方で、
高齢患者において様々ながん種に対する手術でせん妄の発生は報告されていること
( Wada, 2021, J Pain Symptom Manage, Honda, 2020, Surg Today, Booka, 2017, Esophagus,
Miyata, 2017, Interact Cardiovasc Thorac Surg, Lee, 2020, Int J Colorectal Dis, Lu, 2020,
J Int Med Res)、先行研究でがん種を問わずラメルテオンの有効性が示されていること
(Hatta, 2019, J Clin Psychiatry)、せん妄の発症抑制効果を検証するスボレキサントの治
験(jRCT2031200149)でも本試験同様に術式の規定はされていないことから、リスク因子
として極めて影響が大きい年齢(せん妄リスク:65 歳未満:3%, 65-74 歳:14%, 75
歳以上:36%, Maldonado, 2018, Int J Geriatr Psychiatry)を対象選択に規定し、
既報にて影響が大きく一定程度手術侵襲を反映すると考えられる手術時間(6 時間以
上)を層別因子とし他因子をランダム化調整とすることで、本試験においてがん種や
術式の限定は行わなくても、ラメルテオンとプラセボの有効性の差を評価することは可能
と考えております。


国立がん研究センター中央病院での先行研究では開胸と鏡視下のせん妄発症割合
に明らかな差は見出せませんでしたが、ご指摘の通り、この結果のみをもって開胸と
鏡視下のせん妄発症割合が等しいとは言えないと考えております。一方で、回答①で
もお答えさせて頂きましたように、本ランダム化比較試験においてリスク因子とし
て極めて影響が大きい年齢を対象選択に規定しており、既報にて影響が大きい手術
時間を層別因子とし他因子をランダム化調整とすることで一定の有効性評価は可能
と考えております。
以上

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