よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-3 MID-NET・NDBの行政利活用の調査実施状況について[25.3MB] (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33888.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第1回 6/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ある。なお、本概要では、ベースライン検査値が基準値範囲内であったことが確認で
きているコホートであるサブグループ 2 での結果を主として述べ、必要に応じて全
体集団など他のコホートでの結果を記載している(図は、下部参照)

肝機能に関する結果
3 回目の解析における性・年齢調整ハザード比は図 1-1 のとおりであり、
AST 又は ALT 増加及び T-Bil 増加(Hy’s Law の定義参考:サブグループ 2)、
ALP、T-Bil 及び γ-GTP 増加(CTCAE Grade 2 以上:全体集団)並びに ALP、
T-Bil 及び γ-GTP 増加(CTCAE Grade 3 以上:全体集団)に関する性・年齢
調整ハザード比の点推定値はそれぞれ 1.05、1.30 及び 1.10 であった(図 11)。
AST 又は ALT 増加及び T-Bil 増加(Hy’s Law の定義参考)について、サブ
グループ 2 での 2 回目と 3 回目で、ハザード比の点推定値の傾向は逆転し
ており一貫していなかったが(図 1-2)、発現率は曝露群で増加傾向が認め
られた。
ALP、T-Bil 及び γ-GTP 増加(CTCAE Grade 2 以上及び CTCAE Grade 3 以
上)について、サブグループ 2 で 1 回目から 3 回目にかけて、ALP、T-Bil
及び γ-GTP 増加(CTCAE Grade 2 以上)の発現率は曝露群で徐々に増加傾
向であったが、ALP、T-Bil 及び γ-GTP 増加(CTCAE Grade 3 以上)の発現
は曝露群で認められなかった(図 1-2)。
腎機能に関する結果
3 回目のサブグループ 2 を対象とした解析において、いずれのアウトカムに
ついても、性・年齢調整ハザード比(サブグループ 2 において推定値が得ら
れなかったアウトカムについては、全体集団又はサブグループ 1 における
性・年齢調整ハザード比)の点推定値は 0.90 を下回っていた(図 2-1)

血液に関する結果
<白血球関連の評価>
3 回目のサブグループ 2 を対象とした解析において、好中球減少(CTCAE
Grade 2 以上)及びリンパ球減少(CTCAE Grade2 以上)を除くいずれのア
ウトカム(サブグループ 2)についても性・年齢調整ハザード比の点推定値
は 0.90 以上であった(図 3-1)。
白血球減少(CTCAE Grade 2 以上及び CTCAE Grade 3 以上)について、サ
ブグループ 2 で 1 回目から 3 回目にかけて、ハザード比の点推定値は 1 に
近づく方向で推移していたが、白血球減少(CTCAE Grade 3 以上)では、い
ずれの回においても 95%信頼区間の下限は 0.90 を超えていた(図 3-2)

好中球減少(CTCAE Grade 3 以上及び CTCAE Grade 4)について、サブグル
ープ 2 で 1 回目から 3 回目にかけて、ハザード比の点推定値は 1 に近づく
方向で推移しており、95%信頼区間の幅は広く変化が認められなかった(図
3

59 / 120