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2011年02月09日(水)
[医療情報] 自治体、医療機関等によるレセプト情報の活用手法がポイント
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政府が2月9日に開催した、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)の医療情報化に関するタスクフォースで配付された資料。この日は、レセプト情報等の活用について議論を行った。
医療情報化に関するタスクフォースの検討テーマは、大きく(1)どこでもMY病院構想(2)シームレスな地域連携医療(3)レセプト情報等の活用による医療の効率化や、医薬品等安全対策―とされており、この日より(3)のレセプト情報・・・
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2011年02月09日(水)
[チーム医療] 初台リハビリテーション病院がチーム医療の評価(案)を紹介
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厚生労働省が2月9日に開催した、チーム医療推進方策検討ワーキンググループで配付された資料。この日も、チーム医療を推進するための方策について、関係者からヒアリングを行った。
意見陳述に立ったのは、(1)昭和大学統括看護部(2)埼玉県済生会栗橋病院(3)クリニック川越(4)国家公務員共済組合連合会虎の門病院(5)船橋市立リハビリテーション病院(6)社会医療法人財団慈泉会相澤病院(7)初台リハビリテーション病・・・
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2011年02月09日(水)
[DPC] 機能評価係数II、病院が有すべき機能の褒章へ方向転換 DPC分科会
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厚生労働省が2月9日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、医療機関別係数のうち、機能評価係数IおよびIIの見直しの方向性を固めたほか、DPCの包括範囲について議論を行った。
医療機関別係数は、現在、「(暫定)調整係数」「機能評価係数I」「機能評価係数II」で構成されている。このうち、調整係数については、個別評価・継続評価をやめ、病院群単位の評価・直近の出来高実績評価と・・・
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2011年02月09日(水)
[高齢者医療] 被保険者の所得格差は3.7倍 厚労省調査
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厚生労働省は2月9日に、平成22年度後期高齢者医療制度被保険者実態調査報告を公表した。この調査は、後期高齢者医療制度における被保険者の年齢構成、所得および保険料賦課の状況などの基礎資料を得ることを目的に平成20年度より実施されている(p2参照)。
調査事項は、被保険者の属性、保険料の賦課状況、軽減判定の状況、被保険者の総所得金額等の状況、課税所得の状況など。調査時点は平成22年9月30日現在であった・・・
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2011年02月09日(水)
[精神医療] 現場に負担を強いる基準額引き下げは容認できない 日医
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日本医師会は2月9日の定例記者会見で、精神科救急医療体制整備事業費基準額の引き下げに対する見解を公表した。精神科救急医療体制整備事業費基準額は、平成22年度では23億円であったのに対し、平成23年度予算案では18億円と、5億円の縮減となっていた。日医は、この措置が説明がないままに行われたとして遺憾の意を表明している(p1参照)。
日医は、精神科救急について、「不採算医療のなかでもとくに施設の整備が十分で・・・
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2011年02月08日(火)
[感染症対策] 院内感染が発生しても、対策について冷静な判断が重要
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厚生労働省はこのほど、第10回院内感染対策中央会議でとりまとめられた「院内感染対策中央会議提言」を公表した。
わが国における院内感染は、患者の高齢化による易感染者の増加や、多剤耐性菌の拡がりにより、各医療機関における対応が難しくなっている。そのため、医療法施行規則に則り、個々の医療機関における感染制御の取り組みとともに、地域の医療機関等でネットワークを構築し、院内感染発生時にも各医療機関が適切に・・・
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2011年02月08日(火)
[医療提供体制] 離職中の女性医師活用のため、院内保育所運営に財政支援
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政府は2月8日に、地方における医師不足解消のための女性医師の活用に関する質問に対する答弁書を公表した。
地方における医師不足は、生活上の重要な問題と認識されており、臨床研修医の確保や医学部定員における地域枠の設定などの対応が取られている。
衆議院議員は、国の対応策として、医師免許を持ちながら、子育て等の事情により、医療従事ができず、または就業時間を制限せざるを得ない女性医師の活用を考慮してはどう・・・
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2011年02月08日(火)
[介護] サービス付き高齢者住宅の登録制度創設、高専賃等の登録制度廃止
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内閣は2月8日に、「高齢者の居住の安定確保に関する法律等の一部を改正する法律案」を閣議決定した。同法案は同日に、予算関連法案として衆議院に上程されている。
法案の要は、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度創設にあると言える。サービス付き高齢者向け住宅とは、高齢者向けの賃貸住宅、または有料老人ホームであって、(1)入居者の心身の状況を把握し、状況に応じた一時的な便宜を供与する「状況把握サービス」・・・
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2011年02月08日(火)
[医学教育] インタビューから医学部教育・初期臨床研修制度の現状分析
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- 医学部教育・初期臨床研修制度に関するインタビュー調査:卒前教育・卒後研修のシームレスな連携へ向けて(2/8)《日医総研》
- 発信元:日本医師会総合政策研究機構 カテゴリ: 医療提供体制
この調査は、インタビューを通じて医学部教育・初期臨床研修制度に関する現状を把握し、政策的インプリケーションを『仮説的』に検討するために行われた(p6参照)。都市と地方の両方において、大学、市中研修病院、地域医師会の各・・・
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2011年02月08日(火)
[医薬品] 平成21年の医薬品総生産額は6兆8000億円余
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厚生労働省は2月8日に、平成21年の薬事工業生産動態統計年報の概要を公表した。この調査は、医薬品、医薬部外品、衛生材料および医療機器の生産(輸入)などの実態を明らかにするために、毎年実施されているもの。
資料によると、平成21年の医薬品生産金額は、総額6兆8195億8900万円で、対前年比3.0%増であった(p5参照)。
医薬品薬効大分類別生産金額を見ると、循環器官用薬が最も多く全体の20.8%を占めたが、対前年・・・
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2011年02月08日(火)
[医療計画] 大阪府周産期医療、提供される医療の質向上に重点
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大阪府は2月8日に、大阪府周産期医療体制整備計画(案)を公表した。大阪府は、これまで「周産期緊急医療体制整備指針」(平成19年7月策定)に基づき、全国に先駆けた取組みを進めつつ周産期医療体制の整備を行ってきた。現在、地域の実情に即し、限られた医療資源を生かしながら、将来を見据えた周産期医療体制の整備を図るために、大阪府周産期医療体制整備計画を策定するため検討を進めている。
大阪府は、周産期専用病床・・・・
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2011年02月08日(火)
[介護保険] 支給限度額超過ケアプラン、利用者・家族の強い要望から
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厚生労働省が2月7日に開催した、社会保障審議会の介護給付費分科会で配付された資料。この日は、区分支給限度基準額に関する調査結果が報告された。
区分支給限度額とは、要介護度別に定められた、1ヵ月に利用できる介護保険サービス上限のこと。介護保険では、「混合介護」が認められているため、利用者が必要と考えれば、区分支給限度額を超えて、保険外給付を受けることができる。
調査は、区分支給限度額を超えてサービ・・・
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2011年02月07日(月)
[社会保障] 医療・介護に財源投入し、雇用創出すべき 日医
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日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「国の連結決算と社会保障費―2009年度決算から2011年度予算案まで―」を公表した。「決算こそ国の実態である」との前提に立ち、一般会計と特別会計をあわせて、国の財政状況と社会保障費について分析したものだ。
国の会計は、大きく一般会計と特別会計(労働保険や年金など)に分けられているが、これらはあわせて考えなければ国家財政を把握することはできない。ワー・・・
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2011年02月07日(月)
[後期高齢者] 健康診査受診率向上に向けた具体的取組の計画提出を要請
- 厚生労働省はこのほど、健康診査受診率向上計画の策定に関する通知を発出した。後期高齢者医療制度における健康診査は、生活習慣病の早期発見による重症化予防を目的としている。しかし、厚労省によると、各広域連合の取組によって増加傾向にはあるものの、健康診査受診率は平成19年度の老人保健制度による基本健康診査受診率(26%)を下回りつづけており、広域連合によっては平成21年度の受診率が前年度を下回る結果となってい・・・
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2011年02月07日(月)
[公立病院] 公立病院が医師派遣受けた場合の経費に対する交付税措置を創設
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総務省がこのほど開催した、全国都道府県・指定都市公営企業管理者会議で配付された資料。地方公営企業とは、地方公共団体が経営する企業で、ガス事業や交通事業などのほか、病院事業も含まれる。この会議は、平成23年度における地方公営企業主要施策等について、総務省が都道府県等の管理者に対して説明を行うもの。
まず、平成23年度地方財政計画においては、「病院等住民生活に密接に関連した社会資本の整備の推進、公立病・・・
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2011年02月07日(月)
[周産期医療] 島嶼部・へき地の救急搬送体制確保などを掲げる 鹿児島県
- 鹿児島県は2月7日に、鹿児島県周産期医療体制整備計画(案)を公表した。平成22年1月に改訂された国の「周産期医療体制整備指針」にもとづき策定されたもの。鹿児島県は離島、へき地など医療提供体制が脆弱な圏域があり、総合・地域周産期母子医療センターの指定・認定を行い、医療機関の機能分担、連携、緊急時の搬送体制の充実に努めてきた。「鹿児島県保健医療計画」「かごしま子ども未来プラン」および消防法とも連携した同・・・
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2011年02月07日(月)
[社会保障] 共通番号等における個人情報保護、罰則の構成要件などを検討
- 内閣官房が2月7日に開催した、個人情報保護WGの初会合で配付された資料。このWGは、「社会保障・税に関わる番号制度に関する実務検討会」および「IT戦略本部の電子行政に関するタスクフォース」の共通下部組織として設置されたもの。社会保障・税の共通番号制度や、国民ID制度が導入され、国民1人1人についての広範な行政情報が管理されることになった場合、きわめて高度な情報保護体制が求められてくる。WGでは、個人情報保護に・・・
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2011年02月07日(月)
[規制改革] 小規模多機能型居宅介護での障害児短期入所、22年度中に全国展開
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- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会(第15回 2/7)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
平成22年度の評価対象となる特例措置等は、(1)特別養護老人ホーム等2階建て準耐火建築物設置事業(2)指定小規模多機能型居宅介護事業所における障害児(者)の受入事業―など5つ(p3参照)。(1)と(2)は、医療・福祉・労働部会か・・・
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2011年02月07日(月)
[意見募集] 中間所得者層、国保保険料の負担軽減へ
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- 国民健康保険法施行令及び高齢者の医療の確保に関する法律施行令の一部を改正する政令案及び国民健康保険法施行規則の一部を改正する省令案に関する意見募集(2/7)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 国民健康保険課 カテゴリ: 医療保険
今回の改正は、中間所得者層の国民健康保険保険料の負担軽減を図り、国保制度および後期高齢者医療制度の扶養控除の見直しに伴う影響を回避するために行われるもの。国民健康保険法施行令の一部改正では、70歳以上の被保険者・・・
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2011年02月07日(月)
[看護] 看護教育の見直し、卒業時の到達目標に5つの能力を設定
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厚生労働省が2月7日に開催した、看護教育の内容と方法に関する検討会で配付された資料。この日は、前回会合に引き続き、厚労省当局が示した報告書案に基づいて議論を行った。
資料には、これまでの議論を踏まえた、最終段階といえる報告書案が提示されている(p15~p30参照)。報告書案は、(1)看護師教育の内容と方法(p18~p26参照)(2)今後の保健師・助産師・看護師教育の教育内容と方法(p26~p30参照)―の2部構・・・
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2011年02月05日(土)
[社会保障] 社会保障・税一体改革、集中検討会議を設置し国民的議論を推進
- 政府が2月5日に開催した、社会保障改革に関する集中検討会議の初会合で配付された資料。この集中検討会議は、社会保障と税の一体改革の検討を集中的に行うために、政府・与党社会保障改革検討本部の下に設置されたもの。内閣総理大臣を議長とし、少数の関係閣僚および与党幹部と民間有識者というメンバー構成となっている。主な役割は、(1)社会保障・税一体改革に関する重要提案のヒアリング、論点の明確化(2)政府における一・・・
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2011年02月04日(金)
[診療報酬] 次期改定に向け、複数科受診での再診料算定など要望 日病協
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日本病院団体協議会はこのほど、厚生労働省保険局長に宛てて、診療報酬に関する要望書を提出した。これは、平成24年度の診療報酬改定に向けて、22年6月に要望した「根拠に基づく入院基本料等の算定方式の創設」に続き要望するもの。
日病協では、(1)標準化に適合した医療情報システムの整備と活用における診療報酬上の評価(2)同一日の同一医療機関複数科受診(3)入院患者の他医療機関への受診の取り扱い(4)「外来リハビ・・・
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2011年02月04日(金)
[医療計画] NICU病床の応需不可能日を減少させる周産期医療体制 群馬県
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群馬県は2月4日に、群馬県周産期医療体制整備計画(案)を公表した。これは、群馬県の周産期に係る保健医療の総合的なサービスが提供できるよう、国の周産期医療体制整備指針を踏まえ、地域の実情に合わせた「群馬県周産期医療体制整備計画」を策定するもの。計画期間は、平成23年度から平成26年まで。
計画(案)では、群馬県における周産期医療体制として(1)周産期医療に必要な病床(2)総合周産期母子医療センター(3)地・・・
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2011年02月04日(金)
[社会保障] 社会保障と税の共通番号、技術的議論に着手
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内閣官房が2月4日に開催した、情報連携基盤技術ワーキンググループの初会合で配付された資料。
情報連携基盤技術WGは、社会保障・税に関わる番号制度と国民ID制度で共通する事項のうち、技術に係る内容を検討するために設置されたもの。
同WGにおける検討項目は、(1)付番(2)情報連携基盤(3)本人確認(4)マイ・ポータル(仮称)―など。新たに国民1人ひとりに唯一無二の利用可能な番号を、最新の住所情報と関連づけて・・・
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2011年02月04日(金)
[社会保障] 平成23年度の国民負担率は38.8%と推計 財務省
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財務省は2月4日に、国民負担率(対国民所得比)の推移を公表した。
資料によると、平成23年度の国民負担率は、平成22年度から0.1ポイント増加し、38.8%となる見通し。一方、国民負担に財政赤字を加えた潜在的国民負担率は、平成22年度から0.8ポイント減少し、49.8%になると見通している(p1参照)。財務省は、減少の主な要因として、(1)22年度予算(補正後)との比較であること(2)景気の持ち直し等により税収が増加・・・
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