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2015年10月21日(水)
[医療情報] 医療分野の番号制度設計の論点整理を提示 番号制度研究会
- 厚生労働省は10月21日、「医療等分野における番号制度の活用等に関する研究会」を開催し、「医療等分野の番号の制度設計に関する論点」などを議論。厚労省は「主な論点整理」を示し、(1)医療機関で患者を一意的に把握する仕組み、(2)見える番号とするか見えない電磁的な符号とするか、(3)発行方法と発行・管理機関、(4)番号の取り扱いの規制―などに関して、考え方の素案と委員の意見をまとめている(p3参照)。 (1・・・
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2015年07月22日(水)
[診療報酬] 電子カルテなどICTでの情報共有の評価が論点に 基本問題小委
- 厚生労働省は7月22日、中央社会保険医療協議会の「診療報酬基本問題小委員会」を開催し、ICTを活用した医療情報の共有の評価などを議論した。 政府の2015年「日本再興戦略」改訂(成長戦略)では、2018年度までに、「地域医療情報連携ネットワーク」の全国への普及実現と、2020年度までの400床以上の一般病院における「電子カルテ」の全国普及率を90%に引き上げる目標等を設定。また、2015年6月に閣議決定された規制改革実施計・・・
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2015年05月01日(金)
[意見募集] マイナンバーカードの管理基準案に国民の声を 総務省
- 総務省は5月2日、「通知カード及び個人番号カードに関する技術的基準案」に関する意見募集(パブリックコメント)を開始した。技術的基準案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定などに基づき、通知カードおよび個人番号カードのセキュリティ対策、運用、管理などに関し、必要な基準を定めるもの(p2~p38参照)。 受付期間は6月5日まで。所定の様式により、電子メール、郵送、ファ・・・
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2015年04月28日(火)
[通知] 医療機器のサイバーリスクを評価・防護するマネジメントを 厚労省
- 厚生労働省は4月28日付で、「医療機器におけるサイバーセキュリティの確保」に関する通知を発出した(p1参照)。これまでも厚労省は、医療機関に対し、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(第4.2版、2013年10月)において、医療に関わる情報を扱うすべての情報システムについて、不正アクセス対策などを含む技術的な安全対策を求めてきた。そして今回、医療機器におけるサイバーセキュリティの重要性が指摘・・・
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2014年10月08日(水)
[診療報酬] 「DPCデータの第3者提供の本格運用」睨み、法令上の整備検討
- 厚生労働省は10月8日に、中医協総会を開催した。 この日は、DPCデータを第3者(研究者等)に提供する方向を了承したほか、下部組織である結果検証部会(p85~p167参照)や保険医療材料専門部会(p76~p84参照)などから報告を受けた。 DPC制度では、病院に対して「詳細な診療内容等を厚労省に提出する」ことを義務付けている(DPCデータ)。 DPCデータには、たとえば次のような内容が含まれている(p188参照)・・・
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2014年03月20日(木)
[診療情報] DPCデータの集計表を平成26年度から公的研究機関等に提供開始
- 厚生労働省は3月20日に、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催した。 この日は、厚労省当局から「レセプト情報・特定健診等情報データの利活用の促進に係る中間とりまとめ」案が示されたほか、DPCデータ提供やレセ等情報の民間利用について議論している。 国が保有するレセプト情報・特定健診等のデータは、現在、行政や研究機関等のみが利活用できる(これまでに23件のデータ提供)が、政府の成長戦略(日本再興・・・
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2014年02月13日(木)
[診療情報] レセプト情報等の民間利用、研究成果公表すべきか等の論点提示
- 厚生労働省は2月13日に、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催した。この日は、レセプト情報等の利活用促進に向けて、これまでの議論の整理などを行っている。 この日は、レセプト情報等の民間利用を検討するにあたっての論点が示されている。 レセプトデータ等には個人情報等が数多く含まれるため、活用目的や活用者などは厳格に定められているが、政府は成長戦略(日本再興戦略)などで「NDBの活用範囲の拡大」・・・
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2013年10月22日(火)
[診療報酬] 連携型在支診のカンファレンス要件緩和を 京都府保険医協会
- 京都府保険医協会は10月22日に、田村厚生労働大臣らに宛てて「次回診療報酬改定に向けた在宅医療連携に関する要望書」を提出した。 協会では、社会保障・税一体改革の一環として「入院から在宅」への流れが強まるとし、在宅医療を推進するために、次の2点を要望している(p3参照)。(1)強化型在宅療養支援診療所・病院(連携型)の要件である「月1回以上のカンファレンス」は対面での実施だけではなく、セキュリティを確・・・
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2013年08月15日(木)
[医薬品] 一般用薬のネット販売と同時に、対面販売でのルール見直しも検討
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厚生労働省は8月15日に、「一般用医薬品の販売ルール策定作業グループ」の初会合を開催した。
政府は日本再興戦略(成長戦略)において、一般用薬のネット等販売を原則解禁することとした(p84参照)。ただし、一般用薬にも一定のリスクがあることなどから、本作業グループにおいて、(1)一般用薬ネット等販売の具体的なルール(2)(1)に関連する対面販売のルール(3)偽販売サイト・偽造医薬品対策の具体的な内容―を検・・・
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2013年08月02日(金)
[意見募集] 調剤録等の電子保存踏まえ、医療情報システム安全管理GLを修正
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- 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第4.2版(案)」に対する意見の募集について(8/2)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付 情報政策担当参事官室 カテゴリ: 医療提供体制
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインについては、平成22年2月に第4.1版が策定された。
その後、医療情報、とくに調剤情報をめぐって制度改正が行われたことを踏まえ、今般、ガイドラインの修正が検討されているものだ。
調剤情報をめぐった制度改正とは、(1)調剤済み処方せんの保存に・・・
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2013年04月26日(金)
[医療情報] 給付制限などにつながる共通番号法案は廃案にせよ 保団連
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- 社会保障の給付抑制ねらう「共通番号」法案の廃案を求める(4/26)《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療提供体制
共通番号法案(いわゆるマイナンバー法案)は、現在、国会で審議中だが、近く成立する公算が高まっている。
これにより、個人別の番号を設定し、税・社会保障・災害に係わる個人情報を一元的に管理することが可能となる。具体的には、社会保障と税における給付と負担を一元的に管理することで「国民の公・・・
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2013年03月25日(月)
[医療情報] 処方せんや調剤録についても、電子媒体での外部保存認める
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厚生労働省は3月25日に、「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正に関する通知を発出した。
診療録(カルテ)等については、かつては院内に紙媒体で保存することが義務付けられていたが、IT技術の発達等に伴い、電子的保存や外部保存が認められるようになった(平成14年3月29日付の「診療録等の保存を行う場所について」(いわゆる外部保存通知)。
今般、「カルテと同様に、処方せんと調剤録についても、電子的保存・・・
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2013年01月21日(月)
[特定健診] 特定健診等実施者、アルコールに関する専門知識も必要
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- 健診・保健指導の在り方に関する検討会(第7回 1/21)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
(1)に関しては、厚労省当局から「プログラム改訂案」が提示された(p3~p138参照)。
改訂部分を見てみると、(i)健診等実施者はアルコールについての専門知識を持つ必要がある(p16参照)(p94~p96参照)・・・
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2013年01月17日(木)
[診療報酬] 現在、レセデータは約50億件、特定健診等データは約6600万件
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厚生労働省は1月17日に、「レセプト情報等の提供に関する事前説明会」を開催した。レセプトデータや特定健診データについて、研究目的での提供を希望する研究者は、この説明会に参加しなければデータ提供を受けることができない。
説明会では、(1)レセプト情報・特定健診等情報の提供に関する基礎事項(2)レセプト情報等データ構造(p69~p97参照)(3)NDB(National Database)利用の実際―について厚労省当局等から説明・・・
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2012年12月12日(水)
[診療報酬] レセプト情報の研究者への提供について、報告書を概ね了承
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厚生労働省は12月12日に「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催し、報告書案を概ね了承した。
レセプトに記載された診療情報は、医療費適正化のために用いることが法律上認められている(高齢者医療確保法第16条)が、医療政策研究の重要資料でもある。ただし、レセプトには患者の個人情報も含まれるために、「医療費適正化以外の目的でレセプトデータを研究者等に提供する場合には、有識者会議(本会議)の意見を・・・
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2012年09月12日(水)
[社会保障] 医療情報の番号特別法で報告書、情報利活用の重要性も強調
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- 社会保障分野サブワーキンググループ・医療機関等における個人情報保護のあり方に関する検討会 合同開催(第9回 9/12)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付 情報政策担当参事官室 カテゴリ: 医療制度改革
この日は、マイナンバーに関連する医療分野特別法案の策定に向けて、報告書を概ね了承した。
厚労省当局からは、委員の意見を盛込んだ報告書案(修正版)が提示された(p3~p34参照)。前回からの修正部分を見ると、まず『情報の共有』の重要性を指摘する文章が追加されて・・・
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2012年08月03日(金)
[規制改革] 健康福祉の安全確保、市場競争や領域拡大の中で強化すべき
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内閣府は8月3日に、規制・制度改革委員会を開催した。この日は、今後の規制・制度改革の推進に係る基本的な考え方について議論を行った。
内閣府当局は、「規制・制度改革の今後の推進に係る基本的考え方」(たたき台)を提示。そこでは、規制・制度改革を議論する視点として(1)消費者・ユーザーに対する多様な選択肢の確保(2)多様な選択肢を確保する公正な競争条件の整備(3)「事件」に対する過剰対応の見直し(4)多様・・・
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2012年07月23日(月)
[社会保障] マイナンバーの医療分野特別法に向け、これまでの議論を整理
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- 社会保障分野サブワーキンググループ・医療機関等における個人情報保護のあり方に関する検討会 合同開催(第7回 7/23)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付 情報政策担当参事官室 カテゴリ: 医療制度改革
この日は、マイナンバーに関連する医療分野特別法案の策定に向けて、「医療等分野おける情報化」「医療等分野の情報連携のための基盤のあり方」に関するこれまでの議論を整理した資料が厚労省当局から提示された。
まず、医療分野の「情報化」については、(1)国民自身が自・・・
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2012年06月04日(月)
[診療報酬] レセ情報提供、データセット提供と個別研究毎の特別抽出に分類
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厚生労働省は6月4日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議を開催した。この日は、レセプト情報提供の概念を整理しなおし、情報提供に係る技術的側面を議論した。
レセプト情報には極めて重要な個人情報が含まれているため、公的研究目的といえども自由に活用することは許されない。そこで、利用にあたっては厚生労働大臣の許可等を要件とし、具体的な基準を本会議で検討している。
この日は、レセプト情報の提供を(1・・・
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2012年03月23日(金)
[社会保障] 番号制度活用に向け、ネットワークシステムの構成図案など提示
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内閣官房は3月23日に、情報連携基盤技術WGを開催した。この日は、社会保障・税共通番号における情報提供ネットワークシステム等について議論を行った。
官房当局からは、ネットワークシステム等の全体機能構成図案と機能の概要案が提示された。
構成図案を見ると、(1)利用者(個人)(2)番号の生成等を行う「地方公共団体情報システム機構」(3)個人情報等を保有する「情報照会者/情報提供者」(たとえば市町村)(4)・・・
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2012年03月21日(水)
[診療報酬] レセ情報利用者等はレセ情報用いた複数の研究への同時関与不可
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厚生労働省は3月21日に、サンプリングデータセットの提供に関する事前説明会を開催した。
厚労省は昨年(平成23年)より、研究等の公的目的のためにレセプトデータ提供を試行的に行っている。その過程において、「大量のデータを用いた『探索的研究』においては、あらかじめデータの範囲や個別医療機関情報などを形式化した『基本データセット』を用意しておくことが、効率性(時間やコスト)の面から妥当」との指摘がなされて・・・
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2012年03月01日(木)
[医学研究] 産学官IT融合コンソーシアム拠点整備に医療1事業採択される
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- 「IT融合による新産業創出のための研究開発事業(産学官IT融合コンソーシアム拠点の整備)」に係る採択結果について(3/1)《経済産業省》
- 発信元:経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 カテゴリ: 医学・薬学
この事業は、ITの浸透によって新事業が創出される可能性が高い分野であり、かつ日本が要素技術などで強みを持つIT融合分野を中心に、東北・被災地の復興、さらには日本の復興につながる事業展開を支援するもの。そのために、IT融合分野の研究・システム開発の拠点整備および・・・
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2011年11月10日(木)
[診療報酬] 事前審査の論点踏まえ、今後は審査基準の妥当性を議論
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厚生労働省が11月10日に開催した、レセプト情報等の提供に関する有識者会議で配付された資料。この日は、申出書審査の基本方針等について議論した。
レセプト情報情報・特定健診情報等データベースのデータは、医療費適正化計画の作成等に役立てるための調査分析に使用されていたが、これ以外の用途でデータの利用申請があった場合に、利用の公益性等について検討する必要がある。厚労省は、データ提供希望者に対し、事前にデ・・・
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2011年08月05日(金)
[診療報酬] 教授室等のレセプト利用、入退室管理は不要だが適切な措置を
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厚生労働省は8月5日に、レセプト情報等の利用に関するセキュリティセミナーで出された質問と回答について公表した。
このセミナーは、データ提供希望者に対して、データ使用に当たって極めて重要となるセキュリティ関係について詳細な説明を行うために、8月4日に開催された。セミナーでは33の質問が出されている(p1~p6参照)。
たとえば、「組織的安全管理対策は、研究室レベルでもよいか」などの問いに対しては、「レセ・・・
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2011年08月04日(木)
[診療報酬] レセプト情報管理、保管場所への入退室記録等が必要
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厚生労働省が8月4日に開催した、レセプト情報等の利用に関するセキュリティセミナーで配付された資料。
厚労省は、平成23年10月下旬から、研究機関等に「レセプト情報・特定健診情報等データベース」のデータ提供を試行的に開始する。このセミナーでは、データ提供希望者に対して、データ使用に当たって極めて重要となるセキュリティ関係について詳細な説明を行うために開催された。
資料では、(1)データ利用にあたって具・・・
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