-
2012年02月16日(木)
[健康] 次期健康日本21、健康づくりに無関心な者なども含め広範な対策を
-
厚生労働省は2月16日に、全国健康づくり施策担当者会議を開催した。
平成12年にスタートした「健康日本21」の最終評価が終了し、現在は、評価結果を活かした「第2次健康日本21」の策定に向けた議論が精力的に進められている。健康日本21は、日本国民の健康を増進させるために、国が目標値(たとえば、がん検診受診率を50%にするなど)を定め、自治体・企業・国民が協力していこうというもの。つまり、健康づくり施策にとって・・・
-
2012年02月15日(水)
[健康日本21] 次期健康日本21の目標値、糖尿病合併症割合を0.165%に減少
-
厚生労働省は2月15日に、次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会を開いた。次期プラン(第2次健康日本21)の素案が厚労省当局から提示されている。
素案では、国民の健康増進に関する基本的な方向として(1)健康寿命の延伸と健康格差の縮小(2)生活習慣病の発症予防と重症化予防(3)社会環境の整備(4)関係者の連携―などを定めたうえで(p4~p6参照)、個別の健康施策に関する目標値、都道府県・市町村による健康増・・・
-
2012年02月15日(水)
[病院] 国病と労災、作業関連疾患のデータ共有化などから連携強化を
-
厚生労働省は2月15日に、「国立病院・労災病院等の在り方を考える検討会」の報告書を公表した。
報告書では、まず国立病院・労災病院がともに、いわゆる「政策医療」を提供する病院であることを踏まえ、「診療や研究をベースとした政策医療を総合的に提供していくためには、病院ネットワークの枠組みは不可欠」と指摘(p12~p13参照)。
ネットワーク化をさらに進めて、両病院体系の枠を取り払う、つまり「両法人の統合」・・・
-
2012年02月10日(金)
[科学技術] 人体を多臓器ネットワークと捉え、個々人に最適な医療の実現を
-
文部科学省は2月10日に、科学技術振興機構が行う戦略的創造研究推進事業の平成24年度戦略目標を発表した。
戦略的創造研究推進事業は、社会的・経済的ニーズを踏まえ、国が定めた方針の下、組織の枠を超えた時限的な研究体制(バーチャルインスティテュート)を構築し、我が国の重要課題の達成に貢献する新技術の創出に向けた研究を推進する制度である。
平成24年度には、(1)多様なエネルギーの需給最適化を可能とする、分・・・
-
2012年02月10日(金)
[意見募集] 医療計画で治療・予防対策定める4疾病に、精神疾患を追加
-
厚生労働省は2月10日に、医療法施行規則等の一部を改正する省令案に関する意見募集を開始した。
改正案は、社会保障審議会の医療部会の議論を踏まえ、(1)医療計画に定める疾病に、新たに精神疾患を加える(2)転換型老人保健施設について、人員配置・構造設備の経過措置を延長する(3)療養病床における看護師等の配置について経過措置を延長する―という3点が主な内容となっている(p3~p4参照)。
医療法第30条の4では・・・
-
2012年02月06日(月)
[意見募集] 介護予防や見守り・配食など地域支援事業の規模拡大を認める
-
厚生労働省は2月6日に、介護保険法施行令の一部を改正する政令(案)に関する意見募集を開始した。
これは、市町村が行う地域支援事業の上限額を見直すもの。
地域支援事業とは、大雑把に言えば「高齢者が要介護状態に陥らないように、介護予防を含めて高齢者の健康・生活を支える事業」である。従前は「介護予防事業」が主な内容であったが、介護保険法等改正(平成23年6月22日公布)によって、「予防給付の一部」と「配食・・・
-
2012年02月03日(金)
[がん医療] がん医療の専門家養成する文科省プロジェクトに104大学が申請
-
文部科学省は2月3日に、「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」の申請状況を発表した。
がんは我が国の死因第1位疾患であり、予防、治療、緩和ケア、データベース整備など、さまざまな角度から対策がとられている。そうした中、文科省は、平成24年度予算の枠組みの中で、がん医療(手術、放射線療法、化学療法)に携わる「がん専門医療人」養成を行う大学の取り組み支援を行う。
そこで、全国の大学に対して養成プロ・・・
-
2012年02月03日(金)
[意見募集] 介護予防、支援状態の軽減を支援する事業への意見募集
-
厚生労働省は2月3日に、介護予防・日常生活支援総合事業の円滑な実施を図るための指針案等に関する意見募集を開始した。「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」施行に伴って行われるもの。意見募集は平成24年3月4日まで。
介護予防・日常生活支援総合事業とは、介護保険の第一号被保険者および、要支援者となっている第二号被保険者を対象として要介護の状態となることを予防し、また支援が必要・・・
-
2012年02月01日(水)
[がん対策] 早期緩和ケア推進のため、3年以内に緩和ケア研修体制見直しを
-
厚生労働省が2月1日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、がん対策推進基本計画(素案)が提示され、それに基づいた議論を行った。
素案は、(1)基本方針(2)重点的に取組むべき課題(3)全体目標(4)分野別施策と個別目標(5)がん対策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項―の5部構成(p4~p40参照)。
(3)の全体目標では、今後5年間で、より一層がん対策を充実させ、「がんによる死・・・
-
2012年02月01日(水)
[診療報酬] 短冊を修正のうえ了承、2月上旬答申へ 中医協総会
-
厚生労働省が2月1日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、修正された「短冊」と答申附帯意見案が厚労省当局から提示され、これに基づいた議論を行った。
短冊と附帯意見案は了承され、2月上旬には答申が行われる見込みだ。
平成24年度改定の個別項目「短冊」については、1月27日と30日に相次いで原案が提示され、その後の議論を踏まえて修正が行われた。資料では、1月27日の短冊修正版(p23~p134参照)、・・・
-
2012年01月30日(月)
[介護保険] 平成23年10月の介護保険給付費は6481億円
-
厚生労働省はこのほど、介護保険事業状況報告の概要(平成23年10月暫定版)を公表した。
資料によると、平成23年10月末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2935万人で、このうち要介護(要支援)認定者は522万2000人となっている。65歳以上の17.8%が要支援・要介護状態にある。また、居宅(介護予防)サービス受給者は316万1000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は29万3000人、施設サービス受給者は84万9000人となって・・・
-
2012年01月23日(月)
[健康日本21] 行政機関、医療機関では「受動喫煙の機会をなくす」こと目標
-
厚生労働省が1月23日に開催した、厚生科学審議会の地域保健健康増進栄養部会で配付された資料。この日は、次期国民健康づくり運動のプラン骨子(案)が提示され、それに基づいた議論を行った。
この骨子(案)は、平成12年に策定された「健康日本21」から10年以上が経過し、国民の健康増進にさらなる目標値を設定した「第二次健康日本21」に位置づけられるもの。
次期国民健康づくり運動のプランの基本的な方向は、(1)健康・・・
-
2012年01月19日(木)
[予防医療] エイズ予防のため、新たな予防指針を国、医療機関の行動指針に
-
厚生労働省は1月19日に、後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針の運用に関する通知を発出した。
日本のエイズ動向は、昭和60年のエイズ発生動向調査開始以降、新規HIV感染者および新規エイズ患者の増加傾向が続いている。これを受け、「HIV抗体検査件数の減少と患者等報告数の増加」「薬害被害者に対する恒久対策の推進」など様々な課題が指摘されている。
そこで、「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防・・・
-
2012年01月16日(月)
[健康日本21] ポスト健康日本21、重視すべき健康増進策を世代ごとに提示
-
厚生労働省が1月12日に開催した、次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会で配付された資料。この日は、次期プランの骨子(案)(p78~p85参照)が厚労省当局から示された。
骨子案では、「子どもから高齢者まですべての国民が共に支え合いながら希望や生きがいを持ち、ライフステージに応じて、健やかで豊かに生活できる活力ある社会を実現する」ことを目的に、健康増進のための基本的事項を示すことを宣言・・・
-
2012年01月16日(月)
[介護保険] 平成23年9月の介護保険給付費は6382億円
-
厚生労働省はこのほど、介護保険事業状況報告の概要(平成23年9月暫定版)を公表した。
資料によると、平成23年9末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2928万人で、このうち要介護(要支援)認定者は520万4000人となっている。65歳以上の17.8%が要支援・要介護状態にある、という状況だ。また、居宅(介護予防)サービス受給者は314万7000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は29万人、施設サービス受給者は84万3000人と・・・
-
2012年01月13日(金)
[肝炎対策] 集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染者への給付金支給手続き
-
厚生労働省は1月13日に、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令」の施行に関する通知を発出した。
集団予防接種の際に注射器を連続使用したことによって、多数の方にB型肝炎ウイルス感染被害が生じた。そこで政府は、昨年12月16日に、「7歳に達するまでの間における集団予防接種等の際の注射器の連続使用でB型肝炎ウイルスに感染した者(特定B型肝炎ウイルス感染者)」に・・・
-
2012年01月12日(木)
[医療提供体制] 被災地での医療・介護施設整備促すため、人員基準等を緩和
-
- 厚生労働省関係東日本大震災復興特別区域法第2条第4項に規定する省令の特例に関する措置及びその適用を受ける復興推進事業を定める命令の公布について(12/22付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 カテゴリ: 医療提供体制
特例命令では、(1)地域医療確保事業(p2~p3参照)(2)医療機器製造販売業等促進事業(p3参照)(3)薬局等整備事業(p3~p4参照)(4)訪問リハビリ事業所整備推進事業(p4参照)(5)介護老・・・
-
2012年01月05日(木)
[介護] 介護予防・日常生活支援総合事業創設に伴い、特別会計の区分を改正
-
厚生労働省は1月5日に、介護保険最新情報Vol.255を公表した。今回は、「介護保険特別会計の款項目節区分について」の一部改正に関する事務連絡を掲載している。
平成24年4月1日より、「介護予防・日常生活支援総合事業」が実施される。この事業は、要支援1や2の方への予防給付サービス、二次予防対象者への介護予防事業を、総合的かつ一体的に行うことができるよう新たに創設されるもの。それに伴い、平成11年10月5日付の事務・・・
-
2011年12月26日(月)
[肝炎対策] 肝炎対策10ヵ年計画、治療成績低いB型肝炎の臨床研究に重点化
-
厚生労働省は12月26日に、これまで継続的に行われてきた肝炎研究の進捗状況を評価した上で、戦略見直しの検討を行った結果と方向性を「肝炎研究10ヵ年戦略」(p2~p8参照)として提示した。
現状における(1)臨床研究(2)基礎研究(3)疫学研究―の課題(p3~p4参照)をあげ、今後の方向性として(1)~(3)の研究と併せて「行政研究」「B型肝炎の創薬実用化研究」についても具体的に記している(p4~p5参照)。
と・・・
-
2011年12月22日(木)
[医薬品] アムロジピンベシル酸塩等の公知申請への該当性に係る報告書(案)
-
厚生労働省が12月22日に開催した、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で配付された資料。この日も、専門作業班の検討状況の報告などを受けた。
資料には、平成23年12月21日時点の、第1回要望に係る検討状況の概要が提示された。
これまで医療上の必要性の評価については、「企業に開発要請したもの」167件と「開発企業を公募したもの」19件の合計186件について、開発等の検討を重ねてきた。このうち、第1回開発・・・
-
2011年12月21日(水)
[診療報酬] 支払・診療両側が改定内容の具体的意見表明 中医協総会
-
厚生労働省が12月21日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、平成24年度のDPC制度見直し案、薬価制度改革の骨子、材料価格制度改革の骨子について了承したほか、支払・診療の両側から平成24年度改定への意見発表が行われた。
両側の意見は、どちらとも、医科、歯科、調剤、薬価・材料価格等の各項目について、改定に向けた考え方が示されている。
これらの事項については、年明け1月から、改定項目や算定要件・・・
-
2011年12月20日(火)
[予防接種] 子宮頸がん等ワクチン接種事業の補助、平成24年度末まで延長
- 厚生労働省は12月20日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金の延長に関する事務連絡を発出した。国は、平成23年度末までに市町村が実施する子宮頸がん等ワクチン接種事業の補助を行っている。この日に閣議決定された「平成23年度第4次補正予算案」では、約526億円を投じ、同事業を平成24年度末まで延長することが明らかになった。そのため同事務連絡では、現時点で予定している内容と、これまでの取扱いとの相違点を・・・
-
2011年12月12日(月)
[予防接種] 子宮頸がんワクチン、24年度も接種対象女児は現行同様を要望
-
- 子宮頸がん予防ワクチンの平成24年度以降公費助成接種に関する要望書(12/12)《子宮頸がん征圧をめざす専門家会議》
- 発信元:子宮頸がん征圧を目指す専門家会議ほか カテゴリ: 医療制度改革
要望書では、平成22年度より公費助成している子宮頸がん予防ワクチンの接種率が50%程度に及んでいる反面、周知徹底不足や震災による影響などで、約140万人の対象者が未接種であることを指摘している。そこで、対象女児が公平な接種機会を得られるよ・・・
-
2011年12月12日(月)
[医薬品] ワルファリンカリウム製剤、成人には1日1回1~5mg投与が通常
-
厚生労働省は12月12日に、「ワルファリンカリウム製剤の薬事法上の用法・用量の一部変更」に関する通知を発出した。
ワルファリンカリウム製剤は、血栓塞栓症の治療・予防に用いられる医薬品であるが、同日に用法・用量等の一部が変更されている(p2参照)。具体的には、ワルファリンに対する感受性には個体差が大きく、同一個人でも変化することがあることをこれまで以上に強調し、「定期的に血液凝固能検査(プロトロン・・・
-
2011年12月12日(月)
[社会保障] 地方単独事業、社会保障の該当性について議論を整理
-
内閣官房が12月12日に開催した、社会保障・税一体改革分科会で配付された資料。この日は、社会保障関係の地方単独事業に関する調査結果について、議論整理が行われた。
内閣官房・総務省・財務省・厚生労働省の連名による論点整理では、まず、総務省調査で「地方単独事業のうち医療、介護、子育て支援に該当する事業は約5.1兆円程度であった」ことを報告。これに対し、厚労省は、当該事業の総額は3.8兆円程度であったと分析し・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。