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2012年03月22日(木)
[特定健診] 特定健診等が特に進まない保険者、高齢者支援金を0.23%加算
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厚生労働省は3月22日に、保険者による健診・保健指導等に関する検討会を開催した。この日は、保険者が行う特定健診等実施計画の参酌標準や、後期高齢者支援金の加算・減算制度が議題となった。
参酌標準とは、特定健診等の実施計画を策定するにあたっての拠り所となるもの。平成25年度からの第2期計画においては、特定健診および特定保健指導の実施率について「全国目標値を前提に、保険者ごとの健診等実績を勘案して、参酌標・・・
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2012年03月21日(水)
[医療保険] 24年度の協会けんぽ特定健診、被保険者50.0%等の受診率目指す
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全国健康保険協会は3月21日に、運営委員会を開催し、平成24年度の事業計画・予算などについて議論を行った。
平成24年度の事業計画を見ると、(1)協会けんぽの財政運営の強化(2)協会の自主性・責任を拡大する方向への制度見直し提言(3)広報の充実(4)地域の実情に応じた医療費適正化対策等の推進―などを基本方針に据え(p6~p7参照)、そのうえで重点事項や数値目標を固めている。
重点事項は、大きく(i)保険者機・・・
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2012年03月19日(月)
[両立支援] 仕事が忙しいために、糖尿病の通院治療中断する割合が51%
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厚生労働省は3月19日に、治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会を開催した。この日は、糖尿病治療、メンタルヘルス治療を行いながら仕事を行っている方への支援について、有識者からヒアリングを行った。
意見陳述に立ったのは、(1)中部ろうさい病院副院長の佐野氏(2)労働者健康福祉機構・本部研究ディレクターの小山氏―の2氏。
(1)の佐野氏は、糖尿病患者の職場復帰に関する研究結果を報告(p2~p36参照)。・・・
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2012年03月19日(月)
[健康日本21] 客観的指標と必要最小限の目標項目の設定を、自治体が指摘
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厚生労働省は3月19日に、「次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会」を開催し、この日も第2次健康日本21の素案を基に議論が行われた。
素案では、健康増進の推進に関する基本的な方向、個別施策の目標、都道府県および市町村健康増進計画―などの重要事項を提示(p3~p13参照)。別表では、個別に達成年限が記載されているものを除き、平成34年度までの達成目標が提示されている。たとえば、(1)75歳未満のがんの年齢調・・・
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2012年03月13日(火)
[地域保健] 子宮がん、乳がんの検診率向上も、胃・肺のがんでは受診率低下
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厚生労働省は3月13日に、平成22年度の「地域保健・健康増進事業報告」の結果を公表した。これは、地域保健事業と健康増進事業の実施状況を整理したもの。
まず地域保健事業を見ると、(1)市区町村の妊産婦一般検診受診者は、妊婦127万6637人(対前年度比マイナス2.1%)、産婦は6万5442人(同マイナス1.7%)(p5参照)(2)市区町村の乳幼児健診の受診率は、1~2ヵ月児で84.0%、3~5ヵ月児で95.3%、6~8ヵ月児で82.3%・・・
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2012年03月07日(水)
[特定検診] 特定健診実施率上昇も、保健指導実施は対象者の13%にとどまる
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厚生労働省は3月7日に、「平成22年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況」の速報値を公開した。
平成20年度から、40~74歳の被保険者と被扶養者を対象に、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した(1)健康診査(2)保健指導―を実施することが、医療保険者に対し義務付けられている。速報値の集計対象は、平成24年2月末時点で報告のあった3432保険者(報告対象:3433保険者)(p1~p2参照)。
(1)の健・・・
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2012年03月05日(月)
[医療観光] 医療観光ツアーの参加者、病院のアピール不足などを指摘
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観光庁は3月5日に、インバウンド医療観光に関する研究会を開催した。この日は、23年度の取組結果報告を受ける一方で、24年度以降のアクションについて議論を行った。
23年度には、(1)中国やロシア、韓国など、インバウンド医療観光(外国から我が国へ医療を受けに来る)の潜在市場について調査を実施(2)モニターツアーの実施―などの取組が行われた(p5参照)。健診モニターツアー参加者の声を見ると、「健診がスムーズ・・・
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2012年02月29日(水)
[特定健診] 特定健診等におけるHbA1cの表記、従来通りJDS値を維持
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厚生労働省は2月29日に、「平成24年度における特定健康診査及び特定保健指導(合わせて特定健診等)に関する記録の取扱い」について事務連絡を行った。
平成24年度以降、Hb(ヘモグロビン)A1cの表記について、(1)特定健診等の受託者が電磁的方法により保険者に提出する記録は従来通りJDS値とする(2)労働安全衛生法に基づく事業主健診によって特定健診等に代える場合、事業主が保険者に提出する結果報告等では、当事者間の・・・
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2012年02月29日(水)
[健康] 医師をはじめ、すべての医療関係者の喫煙率ゼロを目指す 日医
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日本医師会は2月29日の定例記者会見で、「受動喫煙ゼロ宣言」を発表した。
我が国は、先進諸国と比べて喫煙率の高いことが知られている。政府や関係各団体は、全面禁煙や分煙など受動喫煙防止対策の強化を進めている。
日医はこうした動きを高く評価するものの、十分な対策がとられていないことを懸念。そこで、「受動喫煙ゼロ」に向けて、(1)妊婦や乳幼児の家庭内での受動喫煙の防止を推進する(2)学校保健の場を通じて・・・
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2012年02月27日(月)
[特定健診] 喫煙者への保健指導、禁煙外来等の情報提供も標準プログラム化
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厚生労働省は2月27日に、健診・保健指導の在り方に関する検討会を開催した。この日も前回に引続き、特定保健指導の対象とならない人への対応や、健診項目などについて議論を行った。
特定健診を受けた人は、腹囲やBMI、血圧、脂質などに応じて分類され、それぞれに応じた保健指導を受けることになるが、特定保健指導の対象とならないケースもある。しかし、健康状態の底上げを行うことで医療費を節減できる可能性もあるため、・・・
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2012年02月24日(金)
[特定健診] 特定健診等実績による高齢者支援金の加減算、27年度から実施
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厚生労働省は2月24日に、保険者による健診・保健指導等に関する検討会を開催した。この日は、後期高齢者支援金の加算・減算制度などについて議論したほか、特定健診・保健指導の効果検証の進捗状況に関する報告を厚労省当局から受けた。
特定健診や保健指導は、疾病予防を通じて被保険者等の健康増進を図るとともに、医療費を適正化する狙いもある。そこで、保険者へのインセンティブとして、「平成25年度から特定健診等の実績・・・
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2012年02月10日(金)
[診療報酬] 探索的研究目的の場合は、レセプト基本データセット提供で対応
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厚生労働省は2月10日に、レセプト情報等の提供に関する有識者会議を開催した。この日は、第1回申出審査の状況や今後のスケジュールなどについて議論を行った。
厚労省が構築するレセプト情報・特定健診情報等データベースのデータは、医療費適正化計画の作成等に役立てるための調査分析に使用されているが、他の目的でデータの利用申請があった際にも、厚生労働大臣が利用の公益性等があると認めた場合には、データを提供する・・・
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2012年02月10日(金)
[健康増進] 地域と職域の保健事業が連携し、国民の生涯にわたる健康増進を
- 厚生労働省は2月10日に、平成23年度の地域・職域連携推進事業関係者会議を開催した。たとえば会社勤めの人の場合、職場の健診等(職域)がある。一方、その人が退職した場合には、市町村など身近な自治体が実施する保健事業(地域)の対象となる。このように、職域の保健事業と地域の保健事業とが密接に連携をとることで、生涯を通じた健康増進が可能になる。そこで、都道府県単位や2次医療圏単位で地域・職域連携推進協議会が設・・・
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2012年02月06日(月)
[特定健診] 特定保健指導の非該当者にも、リスクに応じた保健指導等を実施
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厚生労働省が2月6日に開催した、健診・保健指導の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、特定保健指導の対象とならない者への対応などについて議論を行った。
特定健診を受けた者については、腹囲やBMI、血圧、脂質などに応じて分類され、それぞれに応じた保健指導を受けることになるが、特定保健指導の対象とならないケースもある。この点、医療保険者の判断によって、特定保健指導対象者以外にも保健指導等を実施・・・
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2011年12月27日(火)
[特定健診] 特定保健指導の見直し、循環器疾患等発症リスクも対象とするか
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厚生労働省が12月27日に開催した、健診・保健指導の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、(1)特定健診・保健指導における腹囲基準の在り方(p12参照)(2)特定保健指導の対象とならない者への対応(p13参照)(3)HbA1cの国際基準への対応(p15~p18参照)(4)次期国民健康づくり運動プラン策定に関する検討状況―(p36~p50参照)などについて議論した。
現行の特定健診・保健指導では、腹囲を測・・・
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2011年12月15日(木)
[特定健診] 被扶養者の健診受診率向上めざし、市町村と健康保険者の連携を
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厚生労働省が12月15日に開催した、保険者による健診・保健指導等に関する検討会で配付された資料。この日は、(1)被扶養者の受診率向上(2)特定健診・保健指導の効果の検証―などについて議論を行った。
(1)の被扶養者の特定健診受診率は、被保険者に比べて著しく低い。協会けんぽでは被保険者38.7%に対し、被扶養者12.2%、健保組合では被保険者82.1%に対し、被扶養者36.5%、国家公務員共済組合にいたっては被保険者84.・・・
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2011年12月08日(木)
[社会保障] 社会保障関係の地方単独事業、厚労省分析に自治体反対意見
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内閣官房が12月8日に開催した、社会保障・税一体改革分科会で配付された資料。同分科会は、地方自治に影響を及ぼす国の政策の企画および立案並びに実施について、国と地方が協議を行うもの。この日は、社会保障関係の地方単独事業に関する調査結果についての議論を行った。
厚生労働省からは、総務省調査による「社会保障関係の地方単独事業」を分析した資料が提示された。それによると、保育所(公立・私立)の職員加配・人件・・・
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2011年12月07日(水)
[特定健診] 特定健診・保健指導の効果的実施めざし、実施内容等を精査
- 厚生労働省が12月7日に開催した、健診・保健指導の在り方に関する検討会の初会合で配付された資料。この検討会は、特定健診・保健指導の効率的・効果的実施を図るために、これまでの運営状況や知見を踏まえ、健診等の具体的実施手法等を検討するために設けられた。検討事項は、大きく(1)今後の健康増進対策として必要な健診・保健指導(2)特定健診・保健指導の実施上の課題(3)今後の健診・保健指導の在り方―の3点・・・
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2011年12月02日(金)
[特定健診] HbA1cの国際標準化に伴う表記見直しについて協議開始
- 厚生労働省が12月2日に開催した、「実務担当者による特定健診・保健指導に関するワーキンググループ」の初会合で配付された資料。同ワーキンググループは、保険者による健診・保健指導等について、大きく(1)初回面接者と最終評価者の取扱い(2)特定健診・保健指導の報告データの取扱い―について検討するために設置された。(1)では、具体的に、初回面接者と最終評価者が同一人でない場合の、情報共有のあり方や集団契約の単・・・
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2011年11月25日(金)
[経済的損失] 日本人の疾病による労働生産性の損失、年間3.3兆円 ACCJ
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在日米国商工会議所(ACCJ)はこのほど、健康維持に関する意識調査を基に疾病による経済的損失額を試算した資料を公表した。
ACCJは、「疾病の予防、早期発見および経済的負担に関する意識調査」に基づき、疾病が日本人の労働生産性に与える影響を分析し、日本にもたらす経済的損失額が年間3.3兆円であると試算している。そのうえで、病気やケガによって労働生産性が低下することで、日本の競争力や経済成長にマイナスの影響を・・・
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2011年11月25日(金)
[特定健診] 21年度の特定健診・特定保健指導の実施率、20年度より向上
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厚生労働省は11月25日に、平成21年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況を公表した。特定健診等は、高齢者医療確保法に基づき、平成20年度から実施されている。実施主体である保険者は、年度毎の実施状況を、社会保険診療報酬支払基金に報告することとなっている。
平成21年度の特定健診対象者は約5221万人で、健診受診者数は約2159万人。特定健診実施率は41.3%で、平成20年度と比較して2.4ポイント向上している・・・
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2011年11月10日(木)
[診療報酬] 事前審査の論点踏まえ、今後は審査基準の妥当性を議論
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厚生労働省が11月10日に開催した、レセプト情報等の提供に関する有識者会議で配付された資料。この日は、申出書審査の基本方針等について議論した。
レセプト情報情報・特定健診情報等データベースのデータは、医療費適正化計画の作成等に役立てるための調査分析に使用されていたが、これ以外の用途でデータの利用申請があった場合に、利用の公益性等について検討する必要がある。厚労省は、データ提供希望者に対し、事前にデ・・・
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2011年11月09日(水)
[医療保険] 医療費適正化、24 年度事業計画に向けて注目される取組み紹介
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全国健康保険協会が11月9日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、(1)平成24年度保険料率(p2~p33参照)(2)支部における医療費適正化の総合的対策(p34~p36参照)(3)23年度事業計画の実施状況(p37~p45参照)(4)24年度事業計画の骨子案(p46~p51参照)(5)委託契約に関する会計検査院の指摘(p52参照)―などについて報告が行われた。
平成24年度保険料率については、24・・・
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2011年11月04日(金)
[母子保健施策] 社会情勢などの変化を踏まえ母子健康手帳改正案を整理
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厚生労働省は11月4日に、「母子健康手帳に関する検討会報告書」を取りまとめた。
母子健康手帳は、昭和40年に母子保健法に基づく母子健康手帳となってからは、10年ごとに改正を重ねてきた。今般、35歳以上の妊娠出産、低出生体重児の増加、生殖補助医療による妊娠出産などの変化が見られる他、児童虐待の増加等社会情勢の変化を踏まえての検討となった(p1~p2参照)。
報告書のポイントは、(1)妊娠経過記載欄の拡充と自・・・
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2011年10月31日(月)
[意見募集]被扶養者の特定保健指導実施率向上目指し、再委託認める告示改正
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- 「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準第十六条第一項の規定に基づき厚生労働大臣が定める者の一部を改正する件」の意見募集要領(10/31)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 総務課 カテゴリ: 保健・健康
特定健診や特定保健指導の実施については、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第28条の規定により、保険者は病院や診療所などに委託を行うことができる。ただし、受託した病院や診療所などは、委託を受けた業務の全部ま・・・
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