-
2012年02月01日(水)
[医療保険] 新潟県の大雪被災者について、診療報酬請求の取扱いなど示す
-
厚生労働省は2月1日に、新潟県上越市及び妙高市における大雪に関する診療報酬等の請求の取扱いについて事務連絡を行った。
大雪により、被保険者証等を持たずに避難した方などに配慮し、医療機関受診等に関する特例措置を定めている。
まず、被保険者証等を持たずに避難するなどし、保険医療機関に提示できない場合には、医療機関サイドで受診時に可能な限り保険者や保険者番号などを確認するよう指示。また、レセプトは、国・・・
-
2012年02月01日(水)
[社会保障] 病院・病床の機能分化、法制化は運用硬直化の恐れも 日医
-
日本医師会は2月1日の定例記者会見で、「社会保障・税一体改革素案」に対する見解を発表した。
素案で示された項目のうち、(1)消費税(2)公的医療保険(3)医療提供体制(4)地域包括ケアシステム(5)番号制度―の4点について考え方を示している。
まず(1)の消費税では、非課税ゆえに医療機関に持ち出しが生じている問題(いわゆる控除対象外消費税)について、定期的に検証する場を速やかに設置し、抜本的解決の議論を・・・
-
2012年01月31日(火)
[介護保険] 改正介護保険法24年4月施行に伴い、厚労省関係省令の規定整備
-
- 介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の公布について(1/31)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 介護保険課 カテゴリ: 介護保険
これは、介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(改正介護保険法等、平成23年法律第72号)の施行に伴い、介護保険法施行規則(平成11年厚生省令第36号)など厚労・・・
-
2012年01月31日(火)
[医療保険] 震災被災者の一部負担免除、原発事故警戒区域は25年2月まで延長
-
厚生労働省は1月31日に、「東日本大震災により被災した被保険者等の一部負担金の免除措置に対する財政支援の延長等」に関する事務連絡を行った。
大震災の被災者に対しては、医療機関窓口で支払う一部負担金を免除するなど、医療保険上の特例措置が行われている。この特例措置は平成24年2月29日までとされていたが、復興がままならない地域も少なくないことから地域に応じて特例措置の延長が行われる。
具体的には、(1)福・・・
-
2012年01月31日(火)
[医療保険] 被災区域の住民で国保等の加入者、9月30日まで窓口負担免除
-
- 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて(その12)(平成24年3月以降の診療等分の取扱い)(1/31付 事務連絡)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 医療保険
厚労省は、平成24年1月31日付の事務連絡「東日本大震災により被災した被保険者等の一部負担金の免除措置に対する財政支援の延長等について」で、一部負担金の免除措置に対する財政支援の期間を、・・・
-
2012年01月27日(金)
[医療保険] 協会けんぽの国庫補助率20%への引上げなどを強く要望
-
全国健康保険協会運営委員会は1月27日に、平成24年度の都道府県単位保険料率の決定に関する要望書を、同協会の小林理事長に宛てて提出した。
委員会では、平成24年度の保険料率が、3年連続の引き上げになることに加え、10%の大台に達することとなったことに対し、遺憾の意を表明。しかし、健康保険法により、協会は定められたルールに従い保険料率を設定する責務を負っているため、「苦渋の選択ではあるが、24年度都道府県単・・・
-
2012年01月27日(金)
[医療保険] 平成24年度の協会けんぽ保険料率、最高は佐賀の10.16%
-
全国健康保険協会が1月27日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成24年度の都道府県単位保険料率などについて議論を行った。
平成24年度の全国平均保険料率は、10.00%(前年度から0.5ポイント増)に引上げる方針(p15参照)。また、保険料率を都道府県別に設定する際の激変緩和措置については、全国平均との乖離幅を、平成24年度には10分の2.5に調整される(前年度は10分の2)・・・
-
2012年01月27日(金)
[診療報酬] 24年度改定の短冊提示、7対1の看護必要度要件は15%に引上げ
-
厚生労働省が1月27日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、重点課題を中心に示された「短冊」に沿って議論したほか、新たに保険適用すべき医療技術について、「診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会」の吉田分科会長から報告を受けるなどした。
この日は、2つの重点課題(歯科、調剤は除く)と、4つの視点のうちの一部についてのみ示された。
重点課題の1つ目は、「病院勤務医等の負担軽減」である。
・・・
-
2012年01月27日(金)
[介護報酬] 国庫負担の拡大、介護報酬の実質的なプラス改定要望 保団連
-
- これでは介護崩壊が加速する 国庫負担を拡充し、介護報酬の引き上げ・改善を(1/26)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 介護保険
保団連は、今回の改定内容は、平成23年12月末に政府が決定した「介護報酬の2%に相当する介護職員処遇改善交付金を介護報酬内化した上で、介護報酬を1.2%引上げる」という『実質マイナス改定を前提としたもので、基本報酬の多くが引下げら・・・
-
2012年01月26日(木)
[社会保険] 短時間労働者の社会保険適用に関する論点を整理
-
厚生労働省が1月26日に開催した、社会保障審議会「短時間労働者への社会保険適用等に関する特別部会」で配付された資料。この日は、短時間労働者の社会保険適用に関する論点が提示され、それに基づいた議論を行った。
論点は大きく(1)厚生年金・健康保険の適用対象となる者の具体的範囲(2)適用拡大が短時間労働者に与える影響や雇用への影響(3)短時間労働者が多く就業する企業への影響―の3つ。
(1)では、被用者年金・・・
-
2012年01月24日(火)
[経済・財政] 一体改革でも財政の黒字化できず、さらなる収支改善必要
-
内閣府は1月24日に、経済財政の中長期試算結果を公表した。これは、社会保障・税一体改革や、成長戦略などの政府の目標が実現した場合に、我が国の経済状況が将来的にどうなるのかを推計したもの。
まず、大前提として社会保障・税一体改革の実現があげられる。年金制度や医療提供体制・医療保険制度の改革によって歳出が増えるとともに、消費税率の引上げ(2014年4月から8%、2015年10月から10%)による歳入増を見込んでいる・・・
-
2012年01月20日(金)
[診療報酬] リゾチーム塩酸塩製剤、歯槽膿漏症などは保険適応外に
-
厚生労働省はこのほど、「リゾチーム塩酸塩製剤の薬事法上の効能・効果等の一部削除」に関する通知を発出した。
これは、リゾチーム塩酸塩製剤の効能・効果から「歯槽膿漏症」と「小手術時の術中術後出血(歯科、泌尿器科領域)」が削除されたこと(p2~p3参照)などを受け、医療保険上の適応も除外することを示したもの(p1参照)。また、用法・用量についても一部変更が行われる(p1参照)(p3参照)。
-
2012年01月17日(火)
[医療保険] 新潟の大雪被災者の医療保険、公費負担医療取り扱いを示す
-
厚生労働省は1月17日に、「新潟県上越市及び妙高市の大雪による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を行った。
平成24年1月14日の新潟県上越市・妙高市の大雪によって、被保険者証を紛失または家庭に残して避難した被災者も少なくない。そこで、厚労省はこうした方々に配慮し、氏名・生年月日・連絡先と、被用者保険の場合は事業所名、国保・後期高齢者医療の場合は住所および組合名などを申し立てることで受・・・
-
2012年01月13日(金)
[診療報酬] 改定の骨子案提示、診療側は診療所再診料の「回復」を要望
-
厚生労働省が1月13日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、厚労省から平成24年度診療報酬改定に向けた現時点の骨子が示され、これに基づいた議論を行った。
次回(1月18日)総会に、この日の議論を踏まえた骨子の修正版を示し、その後、再調整を行ったうえでパブリックコメントに付す予定だ。
[病院全体に関係する事項]
新設・引上げとなる事項を見てみると、(1)超重症児(者)、準超重症児(者)入院診・・・
-
2012年01月12日(木)
[医療費] 医療費と自己負担等比較すると、生涯では医療費が自己負担に勝る
-
厚生労働省は1月12日に、平成21年度の年齢階級別1人当たり医療費(医療保険制度分)を公表した。
これは、医療保険給付の対象となる医療費について、5歳刻みで調査分析したもの。
医療費全体を見ると、15~19歳を底にしたU字カーブを描き、70歳を超えたあたりで急増することが分かる(p1参照)。医科に限っても同様の傾向だが、80歳台に乗ると入院外医療費の割合が高くなっている(p1参照)。
次に、医療費を3要素・・・
-
2012年01月11日(水)
[医療保険] 次期通常国会に高齢者医療制度や国保財政運営見直す法案9本提出
-
民主党が1月11日に開催した、厚生労働部門会議で配付された資料。この日は、次期通常国会に提出予定の法案や、厚労省改革に向けた取組状況が厚労省当局から報告された。
厚労省所管の次期通常国会提出予定法案は、(1)雇用保険法及び特別会計に関する法律改正案(2)児童手当法改正案(3)国民健康保険法改正案(4)国民年金法等一部改正案(5)高年齢者等の雇用の安定等に関する法律改正案(6)労働契約法改正案(7)厚生年・・・
-
2012年01月10日(火)
[審査支払] 平成23年10月診療分は総計7598万件、8703億円 支払基金
-
- 平成23年10月診療分の件数と金額が確定(1/10)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成23年10月診療分の確定件数は総計7598万件で、対前年同月比では、総計3.7%増、医療保険2.6%増、各法(生活保護法等)11.6%増となっている。また、確定金額は総計8703億円で、対前年同月比は総計3.0%増、医療保険2.3%増、各法(生活保護法等)6.0%増となっている(p1参照)。
資料では、診療報酬等確定件数・金・・・
-
2012年01月05日(木)
[医療保険] 健保組合の24年度予算、保健事業等の積極的な推進を
-
厚生労働省は1月5日に、健康保険組合の平成24年度予算の編成に関する通知を発出した。
通知では、重点事項として、(1)医療費の動向や標準報酬の直近水準を踏まえた保険料率を設定する(2)特定健康診査・特定保健指導、健康教育等の保健事業に積極的に取組む(3)レセプト情報を活用し、重複・頻回受診等の是正指導に積極的に取組む(4)医療費通知やレセプト点検、後発品の使用促進などを通じ保険給付の適正化に取組む―など・・・
-
2011年12月26日(月)
[医療保険] 協会けんぽの平均保険料率、平成24年度10.00%に
-
全国健康保険協会が12月26日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、平成24年度保険料率について議論した。
資料によると、平成24年度政府予算案に基づく試算では、平成24年度の保険料率は10.00%になる。平成23年度の保険料は9.5%であることから、0.5%引上げられることになる(p3参照)(p21参照)。10.00%への引上げに係る保険料負担の影響は、被保険者1人当たり(労使折半前)、年・・・
-
2011年12月20日(火)
[補正予算] 後期高齢者医療制度臨時特例基金等に2719億円、第4次補正予算
-
厚生労働省は12月20日に、平成23年度厚生労働省第四次補正予算(案)の概要を公表した。
資料によると、一般会計の追加額は6276億円となっている。具体的な内容を見てみると(1)台風等の被害からの復旧に34億円(2)医療保険、生活保護の義務的経費の追加財政措置に1339億円(3)基金の積み増し・延長等に4813億円(4)抗インフルエンザウイルス薬・プレパンデミックワクチン原液の備蓄等に91億円―が計上されている・・・
-
2011年12月20日(火)
[社会保障] 一体改革の社会保障部分、素案骨子が明らかに
-
内閣官房が12月20日に開催した、社会保障・税一体改革関係5大臣会合で配付された資料。この日は、社会保障・税一体改革の素案骨子(社会保障部分)が提示された。
政府は、平成23年6月30日に閣議決定された「社会保障・税一体改革成案」に基づき、個別分野の具体的改革内容について、検討を重ねてきた。今回の改革では、今後一層の少子化が進展する中で、未来への投資である社会保障において将来世代に負担を先送りしている状・・・
-
2011年12月16日(金)
[診療報酬] 健保組合赤字等を鑑み、診療報酬引き上げ断固反対の意を表明
-
健康保険組合連合会ら支払4団体は12月16日、民主党・社会保障と税の一体改革調査会の細川会長(前厚労相)に宛てて、平成24年度診療報酬改定等に関する緊急要請を行った。
健保連をはじめとする中医協支払側は、平成23年11月11日に小宮山厚労相に対し、「平成24年度に患者負担・保険料負担の増加につながる診療報酬引上げを行うことは、国民の理解と納得が得られない」旨、理解を求める要請書を提出している。健保連らは、現在・・・
-
2011年12月14日(水)
[診療報酬] 診療所等の再診料、前回改定前の診療所水準へ引上げを 日医
-
日本医師会は12月14日の定例記者会見で、平成24年度予算編成に向けての見解を明らかにした。
資料では、2010年度診療報酬改定(p4~p16参照)や、地域医療の再生状況(p17~p19参照)を分析している。そのうえで、(1)提言型政策仕分けに対する見解(p20~p49参照)(2)2012年度診療報酬改定にむけた要望(p50~p55参照)―を整理している。
内閣府が11月22日に開催した「提言型政策仕分け」では、医療・介護分野に・・・
-
2011年12月14日(水)
[診療報酬] 後発品使用促進の骨子了承、医師の一般名処方を推進
-
厚生労働省が12月14日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、後発医薬品の使用促進策について厚労省当局から骨子案が示され、これを了承した。近く、より具体的な使用促進策が厚労省から提示されることになる。
骨子案では、次のような提案が行われている(p3~p6参照)。
(1)薬局における後発品調剤をさらに進めるために、後発医薬品調剤体制加算のベースとなる使用割合の基準を引上げる。(現行20%以上→・・・
-
2011年12月12日(月)
[審査支払] 平成23年9月診療分は総計7019万件、8246億円 支払基金
-
- 平成23年9月診療分の件数と金額が確定(12/12)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成23年9月診療分の確定件数は総計7019万件で、対前年同月比では、総計4.1%増、医療保険2.8%増、各法(生活保護法等)13.3%増となっている。また、確定金額は総計8246億円で、対前年同月比は総計3.2%増、医療保険2.7%増、各法(生活保護法等)5.3%増となっている(p1参照)。
資料では、診療報酬等確定件数・金・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。