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2013年06月27日(木)
[医薬品] 24年9月の新バーコード表示率、有効期限等で低い状況続く
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厚生労働省は6月27日に、「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」を開催した。
この日は、バーコード表示の推進や、平成24年度の流通改善に向けた取組状況などについて議論を行った。
まず、24年9月末時点の新バーコード表示率を見てみる(p6~p7参照)。
生物由来製品については、商品コードこそ、調剤包装単位、販売包装単位、元梱包装単位のいずれでも100%近い表示率だが、有効期限や製造番号・記号については調剤・・・
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2013年06月27日(木)
[診療報酬] 24年6月審査分の医科入院外、在宅が大きく減少 社会医療調査
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厚生労働省は6月27日に、平成24年(2012)社会医療診療行為別調査の概況を発表した。24年6月審査分のレセプトをもとに、医療行為や傷病の状況を調査したもの。医科病院と調剤については、厚労省のナショナルデータベースに蓄積されている全レセプトを集計対象にしている(医科診療所等は、従来どおりの抽出調査)(p1参照)(p3参照)。
医科入院について見てみると、1件あたり点数は4万8962.8点で、前年に比べて1411.・・・
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2013年06月26日(水)
[規制改革] ネット上のセカンドオピニオン、対象患者限定などで認めるべき
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- 構造改革特区の第23次提案及び地域再生の第10次提案に関する再検討要請の実施について(6/26)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
今回、医療・介護に関連の深い提案としては、(1)日中の時間帯において提供される20分未満の指定訪問介護の算定要件緩和(2)介護福祉士実務者研修(6月研修)を実施する養成施設の実施主体の要件緩和等(3)医療型短期入所サービスを実施する指定短期入所事業所についての規制緩和(4)臨床研修医の定・・・
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2013年06月26日(水)
[医療機器] 分野横断的、疾病別、技術別の医療機器研究開発を支援
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厚生労働省は6月26日に、医療機器産業ビジョン2013を発表した。
平成20年9月に厚労省がまとめた「新医療機器・医療技術産業ビジョン」から5年が経過し、当時に比べて社会情勢は大きく変化している。たとえば、高齢化の著しい進展、長引く景気低迷、東日本大震災の発生などがあげられよう。
さらに、安倍内閣が6月14日に決定した成長戦略では、医薬品産業とならび、医療機器産業も成長産業の1つに位置づけられており、大きな・・・
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2013年06月26日(水)
[介護保険] 定期巡回・随時対応サービス、25年5月末に292事業者で実施
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厚生労働省は6月26日に、平成25年5月末現在における「定期巡回・随時対応サービスの事業所数」を発表した。
厚労省の調査によると、25年5月末にこのサービスを実施しているのは、150の保険者(前月は142保険者)において、292の事業所(前月は277事業所)で、2885人の利用者に提供されている。同一の事業所で介護と看護をセットで提供する「一体型」は93事業所(前月末は88事業所)で、増加傾向が伺える(p1参照)。
新・・・
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2013年06月26日(水)
[緩和ケア] 多職種が企画・運営するイベント開催で、地域連携が実際に進展
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- 緩和ケア推進検討会(第11回 6/26)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
地域連携については、東京女子医大がんセンターの林病院部門長がプレゼンテーションを行った(p7~p45参照)。林氏は東京都の「緩和ケア連携推進事業」(平成24年度からの3ヵ年事業)の一環として行った『オレンジバルーンフェスタ』(25年6月8、9日)を紹介。これは、都民に緩和ケアを普及・・・
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2013年06月26日(水)
[診療報酬] 在宅での褥瘡対策や、入院患者の褥瘡状態チェック拡大等を議論
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厚生労働省は6月26日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
この日の議題は、「医療機関における褥瘡の発生等の状況の検討」。
褥瘡対策については、前回(6月20日)会合でも、褥瘡患者管理加算を入院基本料等に包括化した点(p8~p9参照)に関する議論が行われている。そこでは、入院医療機関において、一定の「褥瘡対策」が採られている状況がうかがえ、包括化を継続していく方向が・・・
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2013年06月26日(水)
[医薬品] 新薬メーカーは「患者ニーズに対応した革新薬」の研究開発を
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厚生労働省は6月26日に、「医薬品産業ビジョン2013」を発表した。
2007年の新医薬品産業ビジョン策定から5年以上が経過し、国内・海外ともに医薬品産業を取巻く情勢が大きく変化している。また、安倍内閣は6月14日に成長戦略を決定し、健康・医療関連産業を振興していく方針を明確にしている(p4~p9参照)。
こうした状況を受け、厚労省は新たに、医薬品産業の将来像、関連産業の発展の姿、国が保有すべき産業基盤の姿、・・・
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2013年06月26日(水)
[医療機器] 心臓ペースメーカ等への電気自動車充電器の影響を検証
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厚生労働省は6月26日に、医薬品・医療機器等安全性情報No.302を公表した。
今回は(1)抗リウマチ薬イグラチモドとワルファリンとの相互作用が疑われる重篤な出血(2)電気自動車の充電器による植込み型心臓ペースメーカ等への影響に係る使用上の注意の改訂(3)重篤な副作用等に関する情報(4)使用上の注意の改訂(5)市販直後調査の対象品目一覧―を掲載している。
(1)では、イグラモチドとワルファリンの相互作用により・・・
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2013年06月26日(水)
[診療報酬] 機能強化型在支診の施設基準、構造設備と実績をあわせて検討
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厚生労働省は6月26日に、中医協総会を開催した。
この日は、在宅医療がメインの議題となった。
在宅医療に関しては、2月13日、5月29日にも集中討議(フリートーク)が行われており、今回が3回目。この日は、「在宅医療の推進」と「自宅以外に対する在宅医療の提供」をテーマとした。
前段の「在宅医療の推進」は、社会保障・税一体改革の中でも最重要テーマの1つとされている。
今後、高齢化が進む中では、死亡する高・・・
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2013年06月26日(水)
[診療報酬] 費用対効果評価、豪州のCRT治療を具体例に数値交えて議論
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厚生労働省は6月26日に、中医協の費用対効果評価専門部会を開催した。
この日は、池田参考人(国際医療福祉大学薬学部教授)から、「海外における費用対効果評価の具体例」が報告され(p8~p27参照)、これにもとづいた議論を行った。
費用対効果評価に関しては、前回(5月29日)会合で議論(正確には、福田参考人による講義)が一巡したため、今後は「具体例をもとに議論していく」こととなっている。
そこで今般、海・・・
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2013年06月25日(火)
[介護保険] 認知症患者の検査・投薬状況等記載した手帳用い、地域連携推進
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厚生労働省は6月25日に、都道府県・指定都市認知症施策担当者会議を開催した。
新たな認知症施策として、平成24年9月に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」が策定された(p16~p22参照)。今回の会議では、都道府県等の担当者に、(1)当面の認知症施策の取組み(p9~p27参照)(2)都道府県・指定都市研修事業(p28~p34参照)(3)早期診断・早期対応に関する25年度の市町村モデル事業の実施等・・・
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2013年06月24日(月)
[医薬品] 平成25年10月以降バーコードの併記終了について周知を依頼
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- 医療用医薬品への新バーコード表示に伴うJAN/ITFコード表示の終了について(周知徹底及び注意喚起依頼)(6/24付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 経済課、医薬食品局 安全対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
医療用医薬品は、平成24年6月29日付通知(二課長通知)により、27年7月(特段の事情のあるものは28年7月)以降、製造販売業者から出荷されるものは、すべての製品の調剤および販売包装単位、特定生物由来製品および生物由来製品では元梱包装単位に新バーコードによる表示が行われる。
一方、現在は、・・・
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2013年06月24日(月)
[立入検査] 産婦人科病院の常勤医数カウント、医会が疑義解釈通知
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日本産婦人科医会は6月24日に、「医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査における常勤医師等の取扱い」に関する疑義解釈を通知した。
医療法第25条第1項では、都道府県知事等に対し「医療機関の人員、構造設備、清潔保持などの状況を立入検査する」権限を与えており、この規定に基づき毎年度、立入検査が実施されている。
ところで、厚生労働省は立入検査の実施要綱を6月10日に一部改正しており、そこでは医師数のカウント・・・
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2013年06月24日(月)
[予防接種] HPVワクチン接種に不安を抱く人への具体的アドバイス提示
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日本産婦人科医会は6月24日に、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の副反応について、被接種者の不安等に対応するためのコメントを発表した。
産婦人科医の立場として、子宮頸がん予防のための検診とワクチンの重要性を伝える責任があるとして、会員医師に対し「正確な知識・情報を持って、従来どおり医学的視点から有効性・安全性等を理解し、被接種者・保護者への説明を行ってほしい」旨を依頼するもの。
平成25年6月1・・・
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2013年06月24日(月)
[社会保障] 医療の機能分化等で議論、近く報告書案策定に着手 国民会議
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政府は6月24日に、社会保障制度改革国民会議を開催した。
この日も、前回に続き、2巡目の議論を行った(第3回目)。テーマは、(1)医療の機能分化に係る取組みの、都道府県との調整(2)総合診療医(3)高齢化に対応した街づくり(4)少子化対策―など(p2参照)。
(1)の医療の機能分化に向けては、現在、厚生労働省の『病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会』で議論が進められている。そこでは、・・・
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2013年06月21日(金)
[医療機器] 人工心臓弁で、米国産ウシ由来原材料使用と情報提供
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- 米国産のウシ由来物を原材料として製造される医薬品等を使用する患者への情報提供について(依頼)(その22)(6/21付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 安全対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
平成15年に米国でBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)が発生したことを受け、米国産ウシ由来の医薬品・医療機器について詳細な調査が行われている。これは、一部に「BSE感染牛が、クロイツフェルト・ヤコブ病の感染原因の1つではないか」との指摘などがあるためだ。
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2013年06月21日(金)
[行政改革] 医療情報DB事業や健保組合給付費臨時補助金、抜本的見直しを
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厚生労働省は6月21日に、行政事業レビューを実施した。
今回は、(1)医療情報データベース事業(p4~p33参照)(2)非正規労働者総合支援事業推進費(p34~p47参照)(3)健康保険組合給付費等臨時補助金(p48~p61参照)(4)東日本大震災に係る復旧工事安全衛生確保支援事業(p62~p78参照)―の4事業について、有用性等の点検が行われた(p3参照)。
(1)の医療情報データベース事業は、医療機関の所有する・・・
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2013年06月21日(金)
[診療報酬] 消費税8%対応、初・再診料や入院基本料等を引上げる方向へ
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厚生労働省は6月21日に、診療報酬調査専門組織の「医療機関等における消費税負担に関する分科会」を開催した。
この日は、「消費税率8%引上げ時の対応」が主な議題となった。
医療機関等が負担している控除対象外消費税(いわゆる損税)が、消費税率引上げによって拡大することを受け、分科会では昨年(24年)6月から対応策について議論を重ねている。
当初、厚労省当局は、「通常の商取引」と「高額な商取引(医療機関・・・
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2013年06月20日(木)
[がん対策] 地域がん拠点病院の診療実績要件、放射線治療年間200件等を提案
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- がん診療提供体制のあり方に関するワーキンググループ(第3回 6/20)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、これまでの議論等を踏まえ、厚労省当局から(1)地域がん診療連携拠点病院(2)地域がん診療病院(3)特定領域がん診療病院(4)拠点病院と地域がん診療病院・特定領域がん診療病院の関係(5)都道府県がん診療連携拠点病院―の要件案が提示された(p3~p15参照)。
要件案の中から目立つところを拾ってみよう。
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2013年06月20日(木)
[医療安全] 医療事故調査制度のデータ蓄積まで、無過失補償制度の検討休止
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厚生労働省は6月20日に、「医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会」を開催した。
医療事故が生じ、訴訟になった場合、争点は「医師等に過失があったか否か」に絞られ、事故の原因が実際のところどこにあったのかが置き去りにされることが少なくない。そのため、厚労省では、当面の補償を行うと同時に、事故の原因究明を行う仕組みを検討している。
前者については、本検討会で「無過失補償制度」に・・・
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2013年06月20日(木)
[医療提供体制] 病床機能報告制度など、医療法等改正に向けた議論スタート
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厚生労働省は6月20日に、社会保障審議会の医療部会を開催し、医療法等改正案について議論をスタートさせた。
厚労省が想定する、医療法等改正の柱は、(1)病院・病床機能の分化・連携(2)人材確保・チーム医療の推進(3)医療事故の原因究明・再発防止(4)臨床研究の推進(5)持分なし医療法人への移行促進など―の大きく5本(p4参照)。
(1)の「病院・病床機能の分化・連携」は、社会保障・税一体改革等の中で示さ・・・
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2013年06月20日(木)
[診療報酬] 有床診の管理栄養士配置義務、入院料等の施設基準から除外へ
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厚生労働省は6月20日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
この日は、診療報酬点数表の簡素化が議題となった。
平成24年度改定では、入院基本料等加算を対象として「診療報酬の簡素化」が行われている。
これは、「多くの医療機関で算定されている加算」について、入院基本料等本体に包括化したもの。たとえば、【栄養管理実施加算】では病院の97.9%が、【褥瘡患者管理加算】では病・・・
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2013年06月19日(水)
[医薬品] FDA等で承認された国内未承認薬等を優先的に取扱う方針打出す
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厚生労働省は6月19日に、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を開催した。
この日も、これまでと同様に、第1回・第2回要望に係る検討状況等について専門作業班(WG)から報告を受けたほか、企業から提出された開発工程表等について検討を行った。
第1回要望の検討状況を見てみると、374件の開発要望のうち、検討済みが266件、承認済みが4件、海外承認等なしが104件で、これまでと変わっていない。開発要請後・・・
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2013年06月19日(水)
[がん対策] がん対策基本計画、27年6月に中間評価、29年6月までに見直し
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- がん対策推進協議会(第39回 6/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、がん登録の法制化や、協議会で今後議論する検討テーマについて議論したほか、「今後のがん研究のあり方」について報告(p8~p27参照)を受けた。
がん登録とは、がん患者の病状や生存状況をデータベース化するもので、(1)施設別のデータを出すための「院内がん登録」(2)都道府県別のデータを出すための「地域がん登録」―の2つがある。両者とも、デー・・・
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