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2012年07月04日(水)
[診療報酬] 病院部門別収支、入院良好だが外来厳しく、診療科による偏りも
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厚生労働省は7月4日に、診療報酬調査専門組織・医療機関のコスト調査分科会を開催した。この日は、23年度調査報告案をとりまとめたほか、24年度調査の方向について了承した。近く、中医協の基本問題小委員会に報告される。
コスト調査分科会では、医療機関の部門別収支を把握するために、入院部門・外来部門・中央診療部門(手術室など)・補助部門(管理運営系など)の収益とコストを調査し、診療科別の入院・外来に振り分け・・・
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2012年06月25日(月)
[がん対策] 小児がん拠点病院、小児・がんの専門看護師等配置が望ましい
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- 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会(第3回 6/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
新たな「がん対策推進基本計画」では、小児がん対策が柱の1つに据えられている。ただし、小児がん患者数そのものが少ないため、集中的な治療・研究は進んでいないのが実情だ。そこで、厚労省は小児がん拠点病院を、全国7ブロックに1~3(全・・・
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2012年06月22日(金)
[薬価] リシノプリル等の小児高血圧症への適応を正式に保険適用
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- 公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて(6/22付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
海外等で一定の評価がなされている適応外薬については、ドラッグ・ラグ解消のために、国内での治験をせずとも、公知(海外での知見など)に基づいて薬事法上の承認を特例的に受けることができる。
ただし、その後、薬事・食品衛生審議会において、適応外であった・・・
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2012年06月22日(金)
[薬価] ペンレステープやイメンドカプセルの留意事項を訂正
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- ペンレステープ18mg及びイメンドカプセルセット、イメンドカプセル80mg、同125mgの薬事法上の効能・効果等の変更に伴う留意事項通知の一部改正について(6/22付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、(1)ペンレステープ18mg(貼付用の局所麻酔剤)(2)イメンドカプセルセット、イメンドカプセル80mg、同125mg(抗がん剤による吐き気を抑える医薬品)―について、薬事法上の用法・用量が変更されたことに伴い、留意事・・・
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2012年06月21日(木)
[診療報酬] 看護必要度加算や看護補助加算1、15歳未満でも算定可
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厚生労働省は6月21日に、疑義解釈資料の送付(その6)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)看護補助加算、急性期看護補助体制加算および看護必要度加算(2)回復期リハビリテーション病棟入院料(3)救急搬送患者地域連携紹介加算、受入加算―に関するQ&Aを紹介している。
まず、(1)では、【急性期看護補助体制加算】や【看護補助加算1】について、「15歳未満の小児や産科患者も加算算定対象となり、4月1日に遡って算・・・
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2012年06月21日(木)
[診療報酬] 小児科外来診療料には、院内トリアージ実施が包含される
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厚生労働省は6月21日に、「平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正」に関する事務連絡を行った。
訂正されるのは、(1)診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項(3月5日付、保医発0305第1号)(p2~p3参照)(2)基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医発0305第2号)(p4~p7参照)(3)訪問看護ステーションの基準に係る届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医・・・
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2012年06月19日(火)
[がん対策] 新たながん対策推進基本計画を具体化する検討会議の状況等確認
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- がん対策推進基本計画に関する都道府県説明会(6/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
厚労省からは、(1)がん対策推進基本計画(p2~p42参照)(2)がん対策関連の厚労省会議・検討会の進捗状況―が提示された。
(2)の「がん対策関連の厚労省会議・検討会・・・
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2012年06月15日(金)
[医療安全情報] 過去の医療事故の類似事例は近年も発生、注意喚起を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.67(6/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:公益財団法人 日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医療提供体制
今回は、「2006年から2010年に提供した医療安全情報」を再掲している。医療機能評価機構では「2011年にも類似事例が発生している」とし、過去の事例を改めて注視するよう求めている(p1参照)。
2006年から2010年に提供された医療安全情報は48件。このうち、類似事例が2011年にも発生したケースの多い順に見てみると、(1)小児の輸液の血管外漏出9件(・・・
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2012年06月12日(火)
[がん対策] 小児がん治療の専門拠点病院を全国7ブロックごとに1~3施設設置
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- 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会(第2回 6/12)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
厚労省当局からは、小児がん拠点病院のあり方(案)が提示された(p81~p84参照)。そこでは、(1)小児がん拠点病院は、「北海道・東北・関東信越・東海北陸・近畿・中国四国・九州の地域ブロックにおいて、小児がんを専門・・・
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2012年06月08日(金)
[がん医療] 小児がん対策など充実させた、新たな「がん対策計画」閣議決定
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- がん対策推進基本計画(6/8)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
計画では、重点課題として、これまでと同様に(1)放射線療法、化学療法、手術療法のさらなる充実と、これらを専門的に行う医療従事者の育成(p7参照)(2)がんと診断された時からの緩和ケアの推進(p8参照)(3)がん登録の推進(p8~p9参照)―を掲げたうえ・・・
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2012年06月08日(金)
[医薬品等] 医薬品・医療機器・再生医療の21研究機関で、PMDA等と人材交流
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厚生労働省は6月8日に、「革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業実施機関」の選定結果について発表した。
日本経済を牽引する成長産業の1つとしてヘルスケア産業が注目されている。中でも、日本発の革新的な医薬品・医療機器を創出し、国際競争力を高めていく方策を官民あげて実施していくこととなっている。
そこでは、大学や研究機関等のアカデミアと、審査側の双方で最新の知見を共有することが不可欠なこ・・・
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2012年06月06日(水)
[規制改革] がん新薬等創出等に重点的に資源配分し医療イノベーション実現
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内閣官房は6月6日に、医療イノベーション会議を開催した。この日は、医療イノベーション5か年戦略をまとめた。
5か年戦略では、まず、今後の視点として(1)受益者である患者・国民が一体となってイノベーションを進めていく機運を醸成することが不可欠であり、個々の施策を患者・国民目線に立った信頼感のあるものとする(2)既存の規制・制度の見直しを加速させる体制・人材を確保するため、海外からの投資(人材、資金)も・・・
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2012年05月24日(木)
[がん対策] 10月小児がん拠点病院指定に向け、第1回検討会開かれる
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- 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会(第1回 5/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
平成24年度予算編成における「日本再生重点化措置」のうち、厚労省所管の優先事業のひとつに小児がん対策がある。小児がんの年間患者数は2000~2500人と少ないが、病死原因の第1位である。しかし扱う施設は約200程度と少ないため、適切な医療や支援を受けられる環境整備が求められることから本会議で検討されることとなった・・・
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2012年05月23日(水)
[予防接種] 25年度以降も子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の予防接種を
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厚生労働省は5月23日に、「予防接種制度の見直しについて(第二次提言)」を公表した。これは、厚生科学審議会・感染症分科会の予防接種部会が取りまとめた意見・提言である。
同部会では、平成22年2月に第1次提言をまとめており、その後の感染症の動向や医療・社会状況の変化などを踏まえて、今般の第2次提言に至ったもの(p2参照)。
第2次提言では、子どもへの予防接種について「次世代を守るもの」であることを強調・・・
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2012年05月23日(水)
[診療報酬] ブラッドパッチ療法を先進医療に導入、患者負担は1回1万8000円
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厚生労働省は5月23日に、中医協総会を開催した。この日は、新たな先進医療や医療機器、医薬品について厚労省から報告を受け、了承している。
新たな先進医療に導入されるのは、(1)脳脊髄液漏出症に対する「硬膜外自家血注入療法」(p3~p18参照)(2)標準治療抵抗性の非小細胞肺がんに対するゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫細胞治療(p19~p41参照)―の2技術。
(1)は、いわゆるブラッドパッチ(Blood patch)・・・
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2012年05月22日(火)
[地域医療] 平成25年度採用、地域医療支援ドクターの募集を公表 東京都
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東京都は5月22日に、「東京都地域医療支援ドクター」の募集(平成25年度採用)について公表した。
これは、地域医療の支援に意欲を持つ医師を「東京都地域医療支援ドクター」として都が採用し、医師不足が深刻な市町村公立病院等に一定期間の派遣を行うもの。
派遣期間(支援勤務)以外は、専門医・指導医等へのキャリアパスを実現できるよう、希望に応じて都立病院等におけるキャリアアップ勤務が可能。
募集診療科は、周・・・
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2012年05月21日(月)
[臓器移植] 膵腎同時移植と腎臓単独移植などの改正案を論議
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厚生労働省は5月21日に、腎臓移植の基準等に関する作業班を開催した。今回は、主に腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準について議論が行われた。
基準改正の経緯として、平成7年に制定された腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準については、阻血時間短縮のため都道府県内配分を中心とすること、および小児患者や長期待機患者の優先度を上げることなどを考慮し、14年に改正された。その後、21年に改正臓器移植法が成立・・・
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2012年05月18日(金)
[社保病院] 川崎社会保険病院落札、地域の基幹病院として再建へ
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- 川崎社会保険病院等に係る入札結果について(5/18)《独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構》
- 発信元:独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構 カテゴリ: 医療提供体制
譲渡対象物件は川崎社会保険病院および川崎社会保険介護老人保健施設等で、落札者は東京都千代田区の医療法人社団葵会。落札価格は60億円であった。
譲渡条件は、病院については(1)病床を308床とし、一般病床を100床以上、譲渡後2年以内に稼働させる(2)譲渡後1年以内に救急告示病院の認可を受・・・
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2012年04月25日(水)
[診療報酬] 24年度改定の影響、勤務医負担軽減や維持期リハは25年度に調査
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第33回 4/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 指導課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
診療報酬改定の影響については、項目ごとに改定年とその翌年(今回であれば、24年度と25年度)に振分けて調査を行う。
厚労省保険局医療課の屋敷保険医療調査室長は、「改定の効果が浸透するには時間がかかるので、できるだけ遅く調査することが望ましいが、次回改定論議の・・・
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2012年04月19日(木)
[医療従事者数] 東京都の医師、22年には3万7552人で2年前より5.4%増加
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東京都は4月19日に、平成22年の「医師・歯科医師・薬剤師調査の東京都集計結果報告」を公表した。この調査は、平成23年12月に厚生労働省が公表した「平成22年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」をもとに、東京都分を集計したもの(p1参照)。
集計結果によると、東京都における医療施設に従事する医師数は3万7552人で、前回(平成20年12月調査)比5.4%の増加(p11参照)。2つ以上の診療科に従事している場合の重複計・・・
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2012年04月06日(金)
[医薬品] 未承認・適応外薬の承認に向け、公募13件、開発要請67件
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- 【第2回要望】医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議での検討結果を受けて開発企業の募集又は開発要請を行った医薬品のリスト(4/6)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 研究開発振興課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
要望された適応外薬は、国内で先発医薬品として承認を取得して・・・
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2012年03月28日(水)
[診療報酬] 24年度改定受け、在宅医療や後発医薬品使用の実態等を調査
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第32回 3/28)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
平成24年度改定の結果検証項目は、(1)小児救急や精神科救急を含む救急医療の評価についての影響(2)病院勤務医の負担軽減の状況(3)歯科医師等による周術期等の口腔機能の管理に係る評価の影響(4)在宅医療のさらなる充実や後方病床の評価についての影・・・
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2012年03月26日(月)
[がん対策] がん専門医療人教育システムの変革に一定の評価
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文部科学省は3月26日に、「がんプロフェッショナル養成プラン」の最終評価結果を公表した。
同プランは、我が国の死亡率第1位の疾患であるがんについて、専門的かつ高度化した医療の担い手となる人材を育成するために、大学病院等との連携のもとに行われる大学院の教育プログラムを支援するもの。
平成19年度から23年度までの5年間に、18件のプログラムが選定されている。最終評価は各プログラムから提出された自己評価書を・・・
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2012年03月23日(金)
[医薬品] 2月22日現在、適応外薬として合計50成分を保険適用
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厚生労働省は3月23日に、公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用に関する資料を公表した。
厚労省は、平成21年6月から8月まで、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」(以下、検討会議)において、米英独仏では使用が認められていても、日本では認められていない医薬品について、学会や患者団体から、開発の要望を募っていた。さらに中医協では、検討会議で「薬事承認の申請について公知申請が適当・・・
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2012年03月02日(金)
[意見募集] がん対策基本計画を見直し、チーム医療の推進、緩和ケアの充実
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厚生労働省は3月2日に、「がん対策推進基本計画(変更案)」に関する意見募集を始めた。
がん対策基本法に基づき、がん対策を総合的かつ計画的に推進するための「がん対策推進基本計画(以下、前基本計画)」が平成19年6月に策定された。前基本計画から5年が経過し、この間、がん診療連携拠点病院の整備や緩和ケア提携体制の強化などにより、がんの年齢調整死亡率は減少傾向で推移するなど一定の成果が得られている。
一方、・・・
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