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2012年10月11日(木)
[病院] 24年6月、1日平均入院患者数・外来患者数ともに増加に転じる
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厚生労働省は10月11日に、平成24年6月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、127万9488人(前月比5859人増)となっている。一般病床の1日平均患者数は67万4448人(前月比5656人増)、外来患者数は142万7098人(前月比4万4254人増)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は78.5%で、うち一般病床は71.0%、介護療養病床は93.5%だった(p1参照)。
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2012年10月05日(金)
[労災報酬] 地方厚生局と労働局で情報共有し、労災診療費支払の事後確認を
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会計検査院は10月5日に、「地方厚生局等が保有している診療報酬返還情報等を活用した労災診療費の支払に係る事後確認」の取扱いを改善するよう厚生労働大臣に要望した。
厚生労働省の下部組織である地方厚生局は、診療報酬の不正請求や過誤請求などがある場合に返還を求めるほか、指導・監査等を行っている。
検査院はこのほど、「診療報酬の返還を求められた医療機関が、同様の誤りを労災診療費について行っていないかどう・・・
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2012年10月04日(木)
[疾病対策] マイコプラズマ肺炎に関する基礎的なQ&Aの改訂版を公表
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厚生労働省は10月4日に、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aの改訂版を公表した。これは、一般の方々が理解を深められるよう、マイコプラズマ肺炎に関する基礎的な事項をQ&A形式でまとめたもの(平成23年12月作成)。
内容は、(1)どのような病気か(2)23年から増えている理由(3)感染の仕方(4)症状(5)予防の注意点(6)治療方法―の6点に関して説明されている(p1~p2参照)。
(1)では「マイコプラズマ肺炎」について・・・
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2012年09月14日(金)
[救急医療] 救命救急センターの充実度、23年度より改善し244病院がA評価
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厚生労働省は9月14日に、「救命救急センターの評価結果(平成24年度)」について発表した。これは、23年度の実績に基づくもの。
救命救急センターは、急性心筋梗塞や脳卒中など、一刻を争う重篤な患者の命を救うために、高度な医療を提供する医療機関で、24年3月31日現在で246施設ある。
当然のことながら救命救急センターでも、医療の質が確保されることが重要である。そこで厚労省は「救急科専門医の数」「診療データ登録・・・
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2012年09月13日(木)
[病院] 24年5月、1日平均入院患者数・外来患者数ともに大幅減続く
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厚生労働省は9月13日に、平成24年5月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、127万3629人(前月比1万5724人減)となっている。一般病床の1日平均患者数は66万8792人(前月比1万4388人減)、外来患者数は138万2844人(前月比2万7859人増)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は80.7%で、うち一般病床は74.8%、介護療養病床は93.2%だった(p1参照)・・・
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2012年09月07日(金)
[がん対策] 小児がん拠点の指定希望病院は、10月9日までに申請を
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厚生労働省は9月7日に、小児がん拠点病院の整備に関する通知を発出した。
がん診療の中核となる「がん診療連携拠点病院」が整備されているが、小児がんには「治療後の経過が成人に比べて長く、時間が経って生じる合併症(晩期合併症)がある」「教育や成育面での配慮が必要」などの特別な問題があるため、「小児がん拠点病院」が新たに整備されることとなった。
また、小児がんは患者数が少ないため、これまで1つの医療機関・・・
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2012年09月06日(木)
[医療費] レセプトから推計平均在院日数を求め、医療費適正化対策を具体化
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厚生労働省は9月6日に、推計平均在院日数の数理分析結果を発表した。そこでは、「レセプト統計による推計平均在院日数」と、「病院報告に基づく平均在院日数」とが数理的に同じものであることなどを紹介している。
レセプト統計による推計平均在院日数は、「1件当たり日数(ある月の入院受診延日数÷レセプト件数)」に、「月の日数マイナス1日」÷「月の日数マイナス1件当たり日数」で得られる数値を乗じて算出した平均在院日数・・・
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2012年09月05日(水)
[診療報酬] 超重症児加算の算定状況や、特定除外患者の状況などを調査
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厚生労働省は9月5日に、診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会を開催した。この日は、24年度調査の項目案を分科会として了承している。
分科会では、入院医療全般に関して、平成24年度改定の影響や、継続している課題を把握するため平成24年度・25年度の2年度にわたる調査を行う。前回(8月1日)会合では、平成24年度調査の大枠を固めており、今回は具体的な調査項目について議論した。
24年度に行われる調・・・
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2012年09月03日(月)
[がん検診] 30歳代女性を対象に、HPV検査の実施を厚労省が提案
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- がん検診のあり方に関する検討会(第2回 9/3)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康
子宮頸がんの患者数は増加を続け、2007年には1万7715人となっている(p8参照)。
一方、子宮頸がんの年齢調整死亡率は徐々に低下し、2008年には2.5程度(p7参照)となっているが、ここには検診による早期発見の効果も大きい。もっとも、22年(2010年)度の検診受診率は19.0に止まっており・・・
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2012年08月29日(水)
[難病対策] 中間報告、難病患者団体との意見交換会などの論点を整理
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厚生労働省は8月29日に、「新たな難治性疾患対策の在り方検討チーム」を開催した。この日は、難病対策委員会(厚生科学審議会・疾病対策部会の下部組織)の中間報告(8月16日)(2)難病の患者団体との意見交換会(3)今後の関係各部局の取組み―などについて報告が行われた。
(1)の中間報告では、(i)「難病」の定義と範囲(ii)医療費助成(iii)難病相談・支援センター(iv)難病手帳(カード)(仮称)(v)難病研究(vi・・・
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2012年08月09日(木)
[病院] 24年4月、1日平均入院患者数・外来患者数ともに大幅減
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厚生労働省は8月9日に、平成24年4月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、128万9353人(前月比2万279人減)となっている。一般病床の1日平均患者数は68万3180人(前月比1万5696人減)、外来患者数は135万4985人(前月比6万7783人減)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は78.5%で、うち一般病床は71.0%、介護療養病床は93.2%だった。
また、病院全・・・
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2012年08月03日(金)
[医療提供体制] 国際医療交流推進するも、医療ツーリズムの定義明確化せず
- 政府は8月3日に、「医療ツーリズムに関する質問」に対する答弁書を公表した。海外の富裕層を対象に、日本国内での高水準の医療の提供を目的とした長期滞在型旅行者を受入れるのに適した病院を認証する医療ツーリズムの導入が政府によって行われようとしている。日本政策投資銀行の試算によると、2020年時点で日本への医療ツーリズムの潜在需要は年間43万人、市場規模は5500億円と見込まれている。しかし日本では高い医療水準にも・・・
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2012年07月30日(月)
[結核] 23年新登録結核患者2万2681人、働き盛り世代の発見遅れ目立つ
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厚生労働省は7月30日に、平成23年結核登録者情報調査年報集計結果(概況)を公表した。
本年報は、全国の保健所を通じて報告される結核登録者の状況(平成23年1月1日~12月31日)を取りまとめたもの。
23年の新登録結核患者数は2万2681人で、罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数)は17.7(対前年度比0.5ポイント減)で、減少率は鈍化している(p2参照)。しかし、米国の4.1、カナダの4.7などに比べると、日本は依然・・・
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2012年07月27日(金)
[特定機能病院] 400床以上の特定機能、200床以上の地域医療対象に実態調査
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厚生労働省は7月27日に、特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会を開催した。この日は、今後の検討の進め方と実態調査について議論を行った。
まず、特定機能病院と地域医療支援病院の実態調査について見てみよう。厚労省案によると、調査は、特定機能病院では400床以上、地域医療支援病院では200床以上の施設を対象とし、平成23年度データを基本として調査票への記載を依頼する形で行われる(p5参照)。・・・
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2012年07月24日(火)
[結核] 結核予防推進プラン改定、都の強化対策ポイント5項目を提示
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東京都は7月24日に、結核対策の強化を目的に「東京都結核予防推進プラン」を改定したことを公表した。
都は、「東京都結核予防計画」(平成17年12月策定)および、その行動計画である「東京都結核予防推進プラン」(平成19年3月策定)に基づき、結核対策を推進してきた。その結果、都の新規登録結核患者数は、平成16年は3764人であったが、平成22年には3045人まで減少している。
しかし、22年の都の人口10万人あたりの結核り・・・
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2012年07月19日(木)
[感染症対策] ヘルパンギーナ(小児夏かぜ)感染者増加、感染予防対策を
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東京都は7月19日に、夏に流行する小児の感染症、特にヘルパンギーナが警報基準を超えたことを発表した。ヘルパンギーナは、いわゆる小児の夏かぜと呼ばれるウイルス感染症のひとつ。高熱が出て、口腔内に水泡や潰瘍ができるのが特徴。
東京都によると、平成24年第28週(7月9日~15日)の都内260ヵ所の定点医療機関から報告された定点あたり患者数は8.04人(警報基準5.0人)で、平成22年の流行時に次いで高い値となっている。保・・・
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2012年07月13日(金)
[病院] 24年3月、1日平均患者数・外来患者数ともに減少
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厚生労働省は7月13日に、平成24年3月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、130万9632人(前月比2万3445人減)となっている。一般病床の1日平均患者数は69万8876人(前月比2万796人減)、外来患者数は142万2768人(前月比6501人減)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は79.4%で、うち一般病床は72.4%、介護療養病床は93.6%だった。
また、病院全体・・・
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2012年07月12日(木)
[感染症対策] 20~30代男性で風しん急増、職場での感染も懸念
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東京都は7月12日に、都内における風しん患者の急増について、都民に注意を促した。
都内における風しん患者の届出は、6月時点で過去最多となった以降も増加を続け、7月に入ってさらに急増している。流行の中心は予防接種歴がない、または確認できない30代の男性を中心に10代、20代の報告数も増加している。平成24年第27週(7月2日~8日)の報告数は39件で、前週より14件増加。職場での感染が疑われる事例が5件、家族間での感染・・・
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2012年07月03日(火)
[診療報酬] 在支診・病、24時間連絡体制の完全外部委託は不可
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厚生労働省は7月3日に、疑義解釈資料の送付(その7)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)緩和ケア診療加算、緩和ケア病棟入院料(2)院内トリアージ実施料(3)糖尿病透析予防指導管理料(4)在宅療養支援診療所・病院(5)訪問看護指示料(6)訪問看護療養費―についてQ&Aを示している。
(1)では、A226-2【緩和ケア診療加算】とA310【緩和ケア病棟入院料】の施設基準である「がん診療連携拠点病院、日本医療機能評価・・・
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2012年07月03日(火)
[診療報酬] 糖尿病透析予防指導管理料の報告書、対象期間を明確化
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厚生労働省は7月3日に、平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正に関する事務連絡を行った。
今回訂正されるのは、(1)特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3/5付・保医発0305第3号)(2)特定保険医療材料の定義(3/5付・保医発0305第8号)―の2本。
(1)では、B001【特定疾患治療管理料】のうちの27【糖尿病透析予防指導管理料】を算定した場合に求められる報告書(1年間の患者数と状態の変化・・・
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2012年06月29日(金)
[特定機能病院] 地域医療支援病院、重症救急患者数などの要件化を検討
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厚生労働省は6月29日に、特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会を開催した。この日も、前回に引続き特定機能病院と地域医療支援病院の承認要件について議論を行った。
厚労省当局からは、各病院の承認要件見直しに向けた考え方が整理されている。
まず、特定機能病院について見てみると、これまでに、「多分野にわたる総合的な対応能力、高い専門性、地域医療の最後の砦」にふさわしい(1)診療科目の設置・・・
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2012年06月29日(金)
[精神医療] 精神保健福祉士やOT手厚く配置し、長期入院患者の退院支援促す
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厚生労働省は6月29日に、精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会とりまとめについて公表した。検討会では6月28日の会合で意見をとりまとめている。
精神科医療については、「平均在院日数が極めて長い」ことと「今後の高齢化の進展」により、入院患者数が増加し続けると予想されている。これは医療費増加の大きな要因にもなるため、精神病床の機能分化を進め、効率的な医療を提供するとともに、地域への移行を進める・・・
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2012年06月27日(水)
[診療報酬] 専門部会で費用対効果の大枠定め、薬価部会等で具体的ルールを
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厚生労働省は6月27日に、中医協・費用対効果評価専門部会を開催した。
新規医療技術の保険適用に際し「費用対効果評価を導入できないか」というテーマに絞って、本部会が開催されているが、これまでに委員からは「議論が拙速すぎないか」「26年度の導入ありきで議論が進んでいないか」との指摘がなされていた。
そこで、この日は、厚労省が新たな「議論の進め方」などを提示した。
まず、これまでになされた委員の指・・・
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2012年06月25日(月)
[歯科医療] 歯科インプラント、合併症の危険性等は8割以上で説明
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日本歯科医学会は6月25日に、「歯科インプラント治療の実態・課題等について」の調査報告書を公表した。調査は、日本歯科医師会会員1000名を調査対象とし、423名から回答が寄せられた(p3参照)。
今回の調査は、歯科インプラント治療の問題点や課題を整理、把握し、ガイドライン策定の基礎資料とすることを目的としている。調査結果は、(1)歯科インプラント治療の導入状況およびトラブル内容等(2)歯科診療所における・・・
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2012年06月25日(月)
[がん対策] 小児がん拠点病院、小児・がんの専門看護師等配置が望ましい
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- 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会(第3回 6/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
新たな「がん対策推進基本計画」では、小児がん対策が柱の1つに据えられている。ただし、小児がん患者数そのものが少ないため、集中的な治療・研究は進んでいないのが実情だ。そこで、厚労省は小児がん拠点病院を、全国7ブロックに1~3(全・・・
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