-
2012年08月22日(水)
[臨床研修] 24年度は宮崎、佐賀、鹿児島、秋田などで研修医の採用が大幅増
-
厚生労働省は8月22日に、平成24年度の臨床研修医の採用実績を公表した。
平成16年度から医師の臨床研修が義務化され、新たな臨床研修制度が施行されたことから、その実施状況を把握するため、毎年4月に臨床研修の採用状況について調査が行われている。24年度は研修医を募集する臨床研修病院と大学病院1026ヵ所を対象に、採用実績が調べられた(p1参照)。
調査結果を見てみると、研修医の採用実績は全体で7679人で、昨年・・・
-
2012年07月27日(金)
[DPC] 基礎係数等の骨格は維持するが、III群の分類等は今後検討
-
厚生労働省は7月27日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日は、基礎係数・機能評価係数IIの見直し方向について議論したほか、外来診療に係るデータ提出について了承した。
基礎係数・機能評価係数IIについては、見直しに向けた基本方針案が厚労省当局から示され、分科会として了承している(p8~p12参照)。
基本方針の柱は、「基礎係数・機能評価係数IIの基本骨格は維持する」という点に集約でき・・・
-
2012年07月10日(火)
[診療報酬] 病床規模等に応じ、管理栄養士は「必要な場合に配置」とすべき
-
京都府保険医協会は7月10日に、小宮山厚生労働大臣らに宛てて「アンケート調査結果から、管理栄養士配置義務化の撤回を改めて求める」要望を行った。
平成24年度の診療報酬改定では、病院の90%以上が届出ていた【栄養管理実施加算】が、「加算の役割を終えた」ものとして入院基本料等に包括された。この結果、入院基本料や特定入院料では、施設基準に「栄養管理体制」が盛込まれている。つまり、入院基本料等を算定するには、・・・
-
2012年06月21日(木)
[医療保険] 第2期医療費適正化計画、地方主権受け都道府県が独自目標値設定
-
厚生労働省は6月21日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、次期医療費適正化計画を中心に議論を行った。
平成20年度の後期高齢者医療制創設を柱とする医療保険制度改革の一環として、国と都道府県は「医療費適正化計画」(第1期計画)を策定し、医療費の伸びを抑える施策を推進している。第1期計画は平成20~24年度の5年計画であることから、25年度からの新計画(第2期計画)の議論が進んでいる・・・
-
2012年04月24日(火)
[診療報酬] 管理栄養士配置の画一的な義務化の撤回を 京都府保険医協会
-
京都府保険医協会は4月24日に、小宮山厚生労働大臣や森田中央社会保険医療協議会会長らに宛てて「管理栄養士配置義務化の撤回」を求める緊急要請を行った。
2012年4月の診療報酬改定において、基本診療料等の施設基準等が改定され「栄養管理体制」の実施が、入院基本料等入院料の算定にあたっての必要要件とされた。今回義務化された栄養管理体制の基になった「栄養管理実施加算」(中医協2011年12月7日資料)によると、2010年・・・
-
2012年03月30日(金)
[医療施設] アスベストばく露のおそれのある病院は33、前回調査より20減
-
厚生労働省は3月30日に、病院における吹付けアスベスト(石綿)等使用実態調査に係るフォローアップ調査の結果を公表した。
病院におけるアスベスト除去の取組みは平成20年5月に使用実態を調査、同年9月に調査結果を公表。また、平成20年10月および平成21年12月にその後のフォローアップ調査を実施し、平成21年3月および平成22年3月に結果を公表している。今回のフォローアップ調査は平成24年2月に行われたもの。
調査結果か・・・
-
2012年03月12日(月)
[両立支援] がん治療と業務の両立、患者、医療者、事業者の3者で情報共有を
-
厚生労働省は3月12日に、「治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会を開催した。今回は、がん治療と仕事の両立について、有識者からヒアリングを行った。
東京労災病院・両立支援センター長(がん分野)の門山委員は、勤労者で罹患率の高い疾病の治療と職業の両立支援について、実態把握を目的としたアンケート調査を行い、その結果を発表した。
企業(有効回答数219事業所)における「がん罹患勤労者の就労支援」を見る・・・
-
2011年11月17日(木)
[医療] 「医療費高い」国民の65.2%が回答 健保連意識調査
-
健康保険組合連合会は11月17日に、医療に関する国民意識調査の報告書を公表した。
同調査は、国民が現在の医療に対して抱いているニーズをデータとして収集、医療政策の検討に資することを目的としている。平成19年9月につづき2回目が平成23年7月に実施された。調査は、楽天リサーチ株式会社保有の全国モニターから2000人を抽出して行われた(p6参照)。
調査内容は(1)医療機関の受診のあり方(2)医療への満足度(3)・・・
-
2011年11月02日(水)
[がん対策] がん登録の法制化にあたっては、国民へのメリット提示が必要
-
厚生労働省が11月2日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、がん登録について議論したほか、がん研究専門委員会からの報告案受領、がん患者の経済負担や就労支援についてヒアリングを行った。
がん登録とは、がん患者の属性や、がんの種別、予後などに関する情報をデータベース化する取組みのこと。医療機関単位で行う院内がん登録と、自治体レベルで行う地域がん登録がある。厚労省は、がん登録に関する・・・
-
2011年09月28日(水)
[歯学教育] 「歯学分野の展望」活用のため人材育成を提言 学術会議
-
日本学術会議はこのほど、「歯学教育改善に向けて」と題する報告を公表した。これは、日本学術会議歯学委員会歯学教育分科会の審議結果を取りまとめたもの。
2010年の「歯学分野の展望」における歯学関係者のための具体性などを補うために、先般まとめられた「歯学分野の展望―課題とアクションプラン」では、主として研究に裏付けられた歯科医療について、活動指針が提言されている。これらを踏まえ、次世代を担う人材育成に直・・・
-
2011年08月30日(火)
[医薬品] 地域主権戦略大綱・整備法踏まえ、医薬食品局所管法令も改正
-
厚生労働省はこのほど、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」(以下、整備法)の施行に関する通知を発出した。
整備法は、地域主権戦略大綱(平成22年6月22日閣議決定)を踏まえ、地域の自主性および自立性を高めるための改革を総合的かつ計画的に推進することを目的としたもの。
この通知では、整備法により改正された法律のうち、医薬食品局が所管する(1)毒物及び・・・
-
2011年08月01日(月)
[臨床研修] 都市部以外の地方での採用実績割合、過去最大に 厚労省
-
厚生労働省は8月1日に、平成23年度の臨床研修医の採用実績を公表した。この調査結果は、平成16年度から医師の臨床研修が義務化され、新しい臨床研修制度が施行されたことから、その実施状況を把握するため、毎年4月に行っているもの。平成23年度は研修医を募集する臨床研修病院と大学病院1038ヵ所を対象に、採用実績を調査している。
調査結果を見てみると、研修医の採用実績は全体で7672人で、昨年度の7506人から166人増加し・・・
-
2011年07月13日(水)
[がん対策] 臨床試験推進する中核施設を整備し、難治性小児がんへ対応を
-
厚生労働省が7月13日に開催した、がん対策推進協議会の小児がん専門委員会で配付された資料。この日は、小児がんにおける難治がん、研究、教育・研修等について集中審議を行った。
資料では、難治がん、研究、教育・研修等についての委員の意見を一覧にした表が示されている(p29~p31参照)。
まず、難治がん対策としては、現在の患者への対応とともに、新たな診断・治療に向けた将来的な対応の両側面がまとめられている・・・
-
2011年06月01日(水)
[診療報酬] 安全、精度、運用の3つを保証する診療報酬改定を JIRA
-
- 「安全保証」「精度保証」「運用保証」の3保証が新たに拓く診療報酬制度―平成24年度診療報酬改定に向けた産業界からの提言―(6/1)《日本画像医療システム工業会》
- 発信元:日本画像医療システム工業界 カテゴリ: 診療報酬
-
2011年04月20日(水)
[診療報酬] 薬剤師の処方提案などによる医師の負担減を調査検証 中医協
-
厚生労働省が4月20日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、新会長に森田朗氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)を選任したほか、看護師等の負担軽減や適応外使用薬の取扱いについて議論を行った。
看護師など病院医療従事者の負担軽減の議論は、前回(3/2)の勤務医負担軽減に続くもの。
病院医療従事者の負担軽減方策としては、大きく(1)協働による業務の分散(2)職員増による負担軽減(3)他医療・・・
-
2011年03月02日(水)
[診療報酬] 勤務医の負担軽減状況などを調査 結果検証部会
-
- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第30回 3/2)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
診療報酬改定は2年に一度行われるが、改定の影響・効果を検証し、後の改定や制度改正に生かしていくこととされている。前回(平成22年度)改定の検証については、平成22年度と23年度の2回に分けて調査が行われる。
22年度の調査では、(1・・・
-
2011年01月28日(金)
[診療報酬] レセプト電子請求の義務化、全面的に容認できない 保団連
-
- レセプト電子請求に関する見解(1/28)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
保団連はこれまで、診療報酬のオンライン請求について、一貫して手上げ方式を主張してきたという。保団連のいう手上げ方式とは、紙レセプト、電子媒体、オンライン請求のいずれでも医療機関の希望により選択できるというもの。そのため、厚生労働省がすすめている、請求方法を電子媒体かオンライン請求の二者択一とした方針については、全面的・・・
-
2010年11月26日(金)
[診療報酬] 高度医療柔軟化で「高度な臨床研究機能」病院案提示 中医協
-
厚生労働省が11月26日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、ドラッグ・ラグ解消に向けた医療保険サイドからのアプローチについて引き続き議論を行ったほか、外来管理加算・地域医療貢献加算等に係る調査票を確定した。また、既に保険適用された新しい配合剤について、処方日数制限が廃止されている。
ドラッグ・ラグの解消に向けた医療保険サイドからのアプローチとしては、前回(11月10日)会合で、(1)高度・・・
-
2010年11月10日(水)
[診療報酬] 新薬と機関を特定、実施計画審査のみで高度医療へ 中医協
-
厚生労働省が11月10日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、ドラッグ・ラグ等解消に向けた医療保険サイドからのアプローチや、救急医療の充実・強化、外来管理加算・地域医療貢献加算などの状況に関する調査票案などを議論した。
ドラッグ・ラグ等解消に向けた医療保険サイドからのアプローチについては、これまでの議論を踏まえた具体案を厚労省が提示。次回会合に、実際の薬剤を当てはめたシミュレーションや・・・
-
2010年11月01日(月)
[再生医療] ヒト幹細胞用いた臨床研究、有効性・安全性に配慮した新指針
-
厚生労働省は11月1日に、「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」の改正に関する通知を発出した。本通知は、11月1日から施行されている。
ヒト幹細胞は再生医療に重要な役割を果たすが、一方で適正使用が厳に求められるため、平成18年に臨床研究指針が施行された。その後、新たな技術の開発や基礎研究が進展したことを受け、このたび、臨床研究指針が全面的に見直されたもの。
主な改正点は、(1)指針の適用範囲につい・・・
-
2010年09月29日(水)
[介護] 275平米未満の認知症高齢者GHでも、スプリンクラー設置を努力義務化
-
厚生労働省は9月29日に、介護保険最新情報vol.165を公表した。今回は、「指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスに関する基準について」の一部改正に関する通知を掲載している。
資料には、当該基準の改正に関する新旧対照表が掲載されている(p3~p7参照)。それによると、小規模多機能型居宅介護の運営に関する基準に、「非常災害対策」の項目が加わっている(p4~p5参照)。
また、認知症対応型共・・・
-
2010年06月18日(金)
[保健師対策] 保健師の増員、現任教育の充実への支援を要望 日看協
-
日本看護協会は6月18日に、厚生労働省健康局に宛てて、平成23年度予算編成に向けて、保健師の増員、現任教育の充実を求める要望書を提出した。
日看協は、少子高齢化の進展や疾病構造の変化などにより、健康問題が多様化・複雑化していることを指摘。また、自殺者の増加や虐待などの社会情勢を反映した、質の高い保健医療福祉サービスの提供のためには、さまざまな健康課題に対応できる保健師の人員の確保が必要と述べている&l・・・
-
2010年06月11日(金)
[診療報酬] 疑義解釈第5弾、がん治療連携計画策定料、重症化でも算定可
-
厚生労働省は6月11日に、平成22年度診療報酬改定に関する疑義解釈(その5)について事務連絡を行った。今回は、医科、歯科、調剤についてQ&Aを掲載している。
明細書発行体制加算の届出医院が、事情により紙レセプトで請求を行った場合の取扱いについて、「『療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令』(昭和51年厚生省令第36号)附則第4条第5項の規定に基づいて書面での請求を行っている場合には問題がない・・・
-
2010年05月26日(水)
[診療報酬] 診療側が平成24年度改定に向けた課題を提案 中医協総会
-
厚生労働省が5月26日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、ドキシルを使用する可能性のある卵巣がん治療を出来高払いとする件を了承した。厚労省では近く告示改正・通知改正等を行い、6月1日から施行する考えだ。このほか、診療側から平成24年度改定に向けた提案がなされたほか、第3項先進医療2件の了承、新たな医療機器の保険適用などが行われている。
ドキシルを使用する可能性のある卵巣がん治療については、・・・
-
2010年05月26日(水)
[診療報酬] 22年度は明細書義務化や地域医療貢献加算など5項目を調査
-
- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第28回 5/26)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
平成22年度は、(1)救急医療等の充実・強化(2)外来管理加算の要件見直し・地域医療貢献加算(3)歯科技工加算(4)後発医薬品の使用状況(5)明細書発行原則義務化―の5分野について調査が行われる(p907~p912参照)。・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。