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2011年07月11日(月)
[がん対策] がん研究に係る論点を整理、臨床試験にICH-GCP準拠を
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厚生労働省が7月11日に開催した、がん対策推進協議会のがん研究専門委員会で配付された資料。この日は、がん研究に係る(1)基礎研究・橋渡し研究分野(p4~p6参照)(2)臨床研究分野(p7~p9参照)(3)医療機器開発分野(p10~p12参照)(4)公衆衛生・政策研究分野(p13~p17参照)(5)その他の事項(p18~p20参照)―に関する論点が総整理された。
(1)の基礎研究・橋渡し研究分野では、有望な領域への集中的・・・
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2011年07月06日(水)
[DPC] 卒後5年以内の医師密度を指標に医療機関群設定する方向で検討
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厚生労働省が7月6日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、医療機関群の設定について議論したほか、高額薬剤の取扱いについて骨子案を了承している。
DPC制度においては、現行の「DPCに参入した時点の収益を個別に保証する調整係数」を廃止し、「医療機関群ごとに、直近の出来高実績を反映させた基礎係数」を導入する方向で検討が進んでいる。これまでに、「大学病院本院」を1つの医療・・・
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2011年07月01日(金)
[医薬品] エルロチニブ製剤、重篤な副作用の発現に特段の注意を
- 厚生労働省は7月1日に、治癒切除不能な膵癌を適応とするエルロチニブ塩酸塩製剤の使用にあたっての留意事項に関する通知を発出した。同日に厚労省は、エルロチニブ塩酸塩製剤(販売名、タルセバ錠)について、治癒切除不能な膵癌の効能効果を追加する承認事項一部変更承認を行った。すでに承認された効能効果に比べ、間質性肺疾患の発現率が高い(膵癌8.5%、非小細胞肺癌4.5%)など重篤な副作用が報告されているため、使用にあ・・・
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2011年06月24日(金)
[労災] 労災保険指定医療機関等の事務取扱い、一部緩和へ
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厚生労働省はこのほど、労災保険指定医療機関及び労災保険指定薬局に係る事務取扱いの一部改正に関する通知を発出した。
厚労省はこれまで、労災保険指定医療機関や労災保険指定薬局の事務の取扱いについて、「労災保険指定医療機関療養担当規程」や「指定医療機関の指定及び指定取消事務取扱準則」、「労災保険指定薬局療養担当契約事項」をもって示してきた。本通知では、今般、労災診療被災労働者援護事業補助事業者の地方・・・
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2011年06月24日(金)
[診療報酬] 内用薬192品目、注射薬114品目、外用薬24品目を新たに薬価収載
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厚生労働省は6月24日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正に関する通知を発出した。
今回は、内用薬192品目(p5~p12参照)、注射薬114品目(p12~p17参照)、外用薬24品目(p17~p18参照)を薬価収載している。資料では、診療報酬上、加算等の対象になる後発医薬品か否かも示されている。
これに伴い、(1)オメプラゾール錠10mg「TSU」(2)ラベプラゾールナトリウム錠10mg「タイヨー」(3)パクリタキセル注・・・
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2011年06月23日(木)
[医療安全] 薬剤の用法・用量誤り、取り違え等報告 医療機能評価機構
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- 医療事故情報収集等事業 第25回報告書(6/23)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
今回の報告書では、平成23年1~3月に機構に報告された医療事故等の情報を分析している。個別テーマとして取り上げられたのは、「薬剤の施設間等情報伝達に関連した医療事故」「食事に関連した医療事・・・
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2011年06月23日(木)
[診療報酬] 22年度の再診料改定により、病診の外来で明暗くっきり
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厚生労働省は6月23日に、平成22年社会医療診療行為別調査の概況を公表した。健保組合、協会けんぽ、国保、後期高齢者医療における平成22年6月審査分のレセプトを抽出し、医療行為や傷病の状況を調査したもの。
入院について見てみると、1件あたり点数は4万5781.9点で、前年に比べて2173.4点、5.0%増加している。内訳を見ると、出来高部分は減少が目立つが、DPC部分の増加が大きくなっている。1日あたり点数は2755.2点で、前年・・・
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2011年06月22日(水)
[薬価] 原価計算方式の係数見直し案を厚労省が提示 薬価部会
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厚生労働省が6月22日に開催した、中医協の薬価専門部会で配付された資料。この日は、平成23年度薬価調査について部会として了承したほか、医療上必要な医薬品の薬価や、新薬の価格算定における原価計算方式など、次期薬価制度改革に向けた議論を行った。
医療上必要な医薬品については、安定的に供給するために薬価の下支えが行われている。具体的には、(1)保険医療上の必要性が高い(2)薬価が著しく低額なため、製造販売・・・
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2011年06月17日(金)
[社会保障] 財源は、患者負担でなく保険料や税財源に求めるべき 三師会
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日本医師会と日本歯科医師会、日本薬剤師会の三師会は6月17日に連名で、政府・与党社会保障改革検討本部が同日に示した「社会保障・税一体改革成案(案)」について、要望書を提示した。
三師会は、政府案に対し、社会保障の強化に向け、医療・介護に相当の資源(費用、マンパワー)を投入する方向性が打ち出されたことに一定の評価を示す一方で、「財源は、患者(利用者)負担に求めるのではなく、保険料や税財源に求めるべき・・・
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2011年06月15日(水)
[医療安全情報] アレルギー、禁忌薬剤欄にきちんと記載し投与ミス防止を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報(6/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医薬品・医療機器
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2011年06月13日(月)
[薬剤師] 医師等と協働して地域医療に貢献する薬剤師研修の実施主体を公募
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厚生労働省は6月13日に、平成23年度薬剤師生涯教育推進事業実施法人の公募について発表した。この事業は、チーム医療・地域医療に貢献する薬剤師を養成するために、必要な知識・技術習得について、医療現場等において医師・看護師等と協働した高度な医療に関する実務研修などを行うもの。
応募できるのは、(1)本事業を適切に実施できる能力を有すること(2)研修事業の実施・運営について、幅広い知見と経験を持つこと(3)・・・
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2011年06月13日(月)
[DPC] 高額薬剤の1SDルール、緩やかにすることも検討 DPC分科会
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厚生労働省が6月13日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、高額薬剤の取扱いなどについて、ヒアリングが行われた。
DPCでは薬剤費が包括されているため、高額な新薬を包括範囲に含めると医療機関側の持ち出し(実際の医療資源投入量が、包括点数を上回る)が生じてしまう。そこで、一定の基準を超える場合には次期改定まで当該新薬を出来高評価とするルールが設けられている。しかし・・・
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2011年06月03日(金)
[社会保障] 医薬品患者負担見直しや受診時定額負担は容認できない 日薬
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日本薬剤師会は6月3日に、政府が6月2日に公表した社会保障改革案に対する見解を示した。
日薬は、この改革案については概ね妥当なものと受け止めつつも、(1)医薬品の患者負担の見直し(医薬品に対する患者負担を、市販医薬品の価格水準も考慮して見直す)(2)高額療養費の見直しによる負担軽減と、その規模に応じた受診時定額負担等(外来「初診・再診時」の一部負担金に100円を上乗せする案)―の2つの施策については、「必・・・
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2011年06月02日(木)
[医薬品] 後発医薬品の使用促進に先進的事例をとりまとめ 厚労省
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厚生労働省は6月2日に、ジェネリック医薬品使用促進の先進事例に関する調査の報告書を公表した。これは、厚労省が三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社に委託し、ジェネリック医薬品の使用促進に先進的に取り組んでいる都道府県、医療機関、薬局、関係団体および保険者を対象にインタビューしたもの。
報告書では、都道府県をあげて積極的に取り組んでいる福岡県(p17~p70参照)、富山県(p71~p100参照)、北海道&・・・
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2011年05月31日(火)
[高度医療] 胃癌腹膜播種、パクリタキセル腹腔内投与併用療法が高度医療に
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厚生労働省が5月31日に開催した、高度医療評価会議で配付された資料。この日は、新規申請技術の評価結果が報告された。
今回、高度医療に新たに申請されたのは、「腹膜播種を伴う胃癌患者に対するパクリタキセル腹腔内投与併用療法」の1件。腹膜播種を伴う胃癌を対象として、S-1(経口の抗がん剤)とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法(A群)とS-1とシスプラチンの併用療法(B群)について、有効性と安全性を比較検討す・・・
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2011年05月30日(月)
[医薬品] 第2類医薬品に解労散、加味四物湯など20品目の漢方薬が追加
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厚生労働省は5月30日に、一般用医薬品の区分リストの変更についての通知を発出した。これは、同日告示された、薬事法第36条の3に基づいた第1類・第2類医薬品の一部を改正する件に基づくもの。第2類医薬品について、今回の改正を反映させた区分リストを新たに作成している。
医師による処方箋を必要としない一般用医薬品は、2006年の薬事法改正によって第1類~第3類に分類されている。第1類医薬品とは、重い副作用の可能性があ・・・
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2011年05月30日(月)
[DPC] 基礎係数の病院群、臨床研修・小児・ケアミックスの設定を検討開始
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厚生労働省が5月30日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、基礎係数にかかる病院群の設定に向けて、(1)臨床研修(2)小児医療提供(3)他病棟との連携―の3つの機能に着目して検討を進めることが了承された。
簡単におさらいすると、DPCの医療機関別係数については、調整係数を廃止し、「基礎係数」「機能評価係数I(現行を踏襲)」「機能評価係数II(改正予定)」の3つの係数で構成・・・
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2011年05月26日(木)
[立入検査] 平成23年度立入検査の留意事項を通知 厚労省
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厚生労働省は5月26日に、平成23年度の医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査の実施に関する通知を発出した。
通知では、(1)安全管理体制の確保(p1~p4参照)(2)院内感染防止体制(p4~p5参照)(3)最近の医療機関における事件等に関連する事項(p5~p8参照)(4)立入検査後の対応(p8~p10参照)―などについてまとめられている。
このうち、(3)の最近の事件等としては、食中毒や無資格者による医療行為・・・
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2011年05月26日(木)
[社会保障] 大病院での初診、紹介状なしの患者負担見直しを検討 民主党
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- 「あるべき社会保障」の実現に向けて(5/26)《民主党》
- 発信元:民主党 社会保障と税の抜本改革調査会 カテゴリ: 医療制度改革
安心できる医療・介護の実現として示された「医療・介護制度の改革の方向性」では、(1)病院・病床の機能・・・
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2011年05月25日(水)
[医薬品] P糖タンパク機能の年齢差が副作用の差となる可能性示唆 理化研
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- 薬物の脳内移行性は年齢で異なることを霊長類(アカゲザル)で確認(5/25)《理化学研究所》
- 発信元:独立行政法人理化学研究所 カテゴリ: 医学・薬学
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2011年05月20日(金)
[診療報酬] ハーセプチン注射薬など7品目を新たに薬価収載
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厚生労働省は5月20日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正に関する事務連絡を行った。
事務連絡では、新たに保険収載された医薬品7品目(内用薬5品目、注射薬2品目)を報告している(p1参照)。内用薬は、(1)セベラマー塩酸塩錠400mg「G」(2)同800mg「G」(3)ツインラインNF配合経腸用液(4)メインテート錠0.625(5)ラコールNF配合経腸用液―の5品目。注射薬は、(1)ハーセプチン注射用60(2)同150―の2品目と・・・
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2011年05月20日(金)
[診療報酬] データ提供は1研究で1申請を基本とするなど、厚労省見解を公表
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厚生労働省は5月20日に、「レセプト情報等の提供に関する事前説明会」(5月10、11日開催)において寄せられた質問と、それに対する厚労省の考え方について公表した。
質問は55項目あるが、その中から注目すべきものを拾ってみると、「営利企業(製薬企業等)から資金提供を受けて研究を実施することは可能か」という問いに対し、「提供したレセプト情報等を利用することができる者は、あらかじめ決められた共同研究者や委託者・・・
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2011年05月20日(金)
[災害医療] 被災地の平常化にむけ、医療等のサービス確保の具体策示す
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政府は5月20日に、「東日本大震災に係る被災地における生活の平常化に向けた当面の取組方針」を公表した。これは、同日、第17回緊急災害対策本部会議において、本格的な復興の取組段階に至るまでの、当面3ヵ月程度の間に国が取り組んでいく施策を取りまとめたもの。
取組方針では、(1)避難所等の生活環境の向上(2)居住の支援(3)保健・医療・福祉・教育等のサービス確保(4)がれき処理(5)生活の再建に向けて(6)被災・・・
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2011年05月17日(火)
[調剤医療費] 平成22年12月分の後発品割合(数量ベース)、全国平均22.8%
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厚生労働省はこのほど、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向(平成22年12月号)を公表した。
資料によると、平成22年12月の処方せん1枚当たりの調剤医療費(電算処理分に限る、以下同様)は8208円、伸び率は対前年同期比0.8%減となっている(p2参照)。また、処方せん1枚当たりの調剤医療費の内訳をみると、技術料が2136円で26.0%、薬剤料が6058円で73.8%を占めていた(p3参照)。
処方せん1枚当たりの調剤医療・・・
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2011年04月28日(木)
[診療報酬] レミニール内用液4mg/mLの薬価、107.30円に訂正 厚労省
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厚生労働省は4月28日に、「使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正について」の一部差換えに関する事務連絡を行った。
3月11日付の通知「使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正について」において、『レミニール内用液4mg/mL ガランタミン臭化水素酸塩 0.4%1mL』の薬価が106.90円とされていたが、これを『107.30円』に改めるもの。
資料には、当該部分(p6参照)を修正した上記通知が改めて提示されている・・・
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