-
2012年05月29日(火)
[DPC] 厚労省企画官「医療機関群の設定等の大幅な見直し不要」とのスタンス
-
厚生労働省は5月29日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。この日は、主に、今後のDPC制度見直しに向けた検討課題の整理を行った。
DPC制度については、24年度診療報酬改定において(1)個別医療機関の過去の実績を評価する「調整係数」から、医療機関の機能に着目した病院ごとの「基礎係数」への移行(2)機能評価係数IIへの実績評価等の導入―などの大きな見直しが行われた。
少し具体的に見ると、(1)・・・
-
2012年05月28日(月)
[審査支払] 平成24年3月査定分のコンピュータチェック効果、全体の47.4%
-
- 平成24年3月審査分の医科電子レセプトコンピュータチェック効果について(5/28)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成24年3月審査分の医科電子レセプトにおける請求1万点当たりの原審査査定点数は23.2点で、前年同月比で1.4ポイント増となっている。このうちコンピュータチェックを・・・
-
2012年05月28日(月)
[診療報酬] 在宅自己注射薬に、オキシコドン塩酸塩製剤を追加
-
- 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(訂正前「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」)の一部差換えについて(5/28付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、上記の通知について内容の訂正を行うもの。
具体的には、在宅自己注射薬に、「オキシコドン塩酸塩製剤」を加えるというもの(p1参照)。
資料では、当該訂正を反映した3月5日付の解釈通知「診療報酬の算定方法の一部改・・・
-
2012年05月28日(月)
[両立支援] 企業と医療機関等の連携に診療報酬上の裏付け求める
-
厚生労働省は5月28日に、治療と職業生活の両立等の支援に関する検討会を開催した。
就労世代におけるがん患者やうつ病患者の増加などを背景に、本検討会では、(1)治療と仕事の両立支援をとりまく現状と課題(2)支援の在り方―について検討を行っている。これまで、企業や医療従事者などを対象としたアンケート調査や、有識者からのヒアリングなどを実施してきた。
これらを踏まえ今回は、報告書作成に向けた論点整理を行う・・・
-
2012年05月28日(月)
[審査支払] 3月の査定件数、単独49万、突合10万、縦覧1万に 支払基金
-
- 5月定例記者会見を開催(5/28)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
会見で発表された資料は、(1)東日本大震災に伴う診療報酬等請求支払の状況(24年3月診療分)(p2~p9参照)(2)24年度委託金の状況(p10~p11参照)(3)23年度診療報酬等債権譲渡・差押等の処理状況(p12~p16参照)(4)24年3月分の審査状況(p17~p76参照)(5)特別審査委員会の取扱状況(24年5月審査分)(p77~p84参照)(6)後期高齢・・・
-
2012年05月28日(月)
[審査支払] 突合点検10.5万件、縦覧点検1.4万件、3月分審査状況
-
- 平成24年3月審査分の突合・縦覧点検における審査状況(5/28)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金はレセプトの電子化が進んだことに伴い、平成24年3月分より突合点検、縦覧点検を開始している。従前は単月点検のみであったが、これにより審査の工程が3ラインに拡大され、より適正かつ厳正な審査が行われることが見込まれている。
審査状況を見ると、突合点検は査定件数10.5万件(医科10.4万件、歯科0.1万件・・・
-
2012年05月25日(金)
[経営] 500床以上病院の控除対象外消費税、1病院あたり年間3億2323万円
-
- 消費税に関する緊急調査結果(5/25)《全国自治体病院協議会》
- 発信元:公益社団法人全国自治体病院協議会 カテゴリ: 医療提供体制
消費税率引上げが予定されていることを踏まえ、保険診療に係る消費税のあり方について中医協で検討することが決定している。
この点に関連し、厚生労働省保険局の唐澤審議官は「診療報酬に係る消費税については、10%を『超えた』段階で課税のあり方について検討することとされており、10%までは非課税という仕組みは変わらない。消費税率8%時点・・・
-
2012年05月25日(金)
[診療報酬] 10対1病棟でも、7月1日から看護必要度の測定が必須に
-
厚生労働省は5月25日に、「平成24年度診療報酬改定における10対1入院基本料に係る届出」に関する事務連絡を行った。
24年度診療報酬改定において、10対1入院については「入院患者の看護必要度等について継続的に測定を行い、その結果に基づき評価を行っている」ことが施設基準に盛り込まれた。ただし病院側の準備期間を考慮し、看護必要度評価の導入は24年7月1日からとされている。
本事務連絡では、「7月1日以降に10対1入院・・・
-
2012年05月24日(木)
[医療保険] 審査支払機関統合の議論続く、委員の多数は慎重姿勢か
-
厚生労働省は5月24日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、主に審査支払機関のあり方について議論した。
審査支払機関には、現在、都道府県の国民健康保険団体連合会と社会保険診療報酬支払基金の2つがあるが、「両者の競合を促すべき」という意見や、逆に「両者は統合すべき」という意見など、さまざまな指摘がある。
後者の「統合」については、コスト削減や審査の質の向上というメリットがある一方で、・・・
-
2012年05月23日(水)
[診療報酬] 中医協の森田会長「誰が見ても異論なき分野に費用対効果導入を」
-
厚生労働省は5月23日に、中医協・費用対効果評価専門部会の初会合を開催した。
これは26年度改定に向けて、英国の医療保障制度NHS(National Health Service)等で運用されている「新たな医療技術等を給付範囲に含める際に、費用対効果評価を参考にする」という考え方を我が国にも導入できるかどうか、技術的な検討を行うために設けられたもの。
初会合のこの日は、検討スケジュール(p4~p7参照)や論点・・・
-
2012年05月23日(水)
[診療報酬] ブラッドパッチ療法を先進医療に導入、患者負担は1回1万8000円
-
厚生労働省は5月23日に、中医協総会を開催した。この日は、新たな先進医療や医療機器、医薬品について厚労省から報告を受け、了承している。
新たな先進医療に導入されるのは、(1)脳脊髄液漏出症に対する「硬膜外自家血注入療法」(p3~p18参照)(2)標準治療抵抗性の非小細胞肺がんに対するゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫細胞治療(p19~p41参照)―の2技術。
(1)は、いわゆるブラッドパッチ(Blood patch)・・・
-
2012年05月21日(月)
[審査支払] 電子レセプト請求、件数全体は前月同値の90.6% 支払基金
-
- 平成24年4月受付分の電子レセプトの割合 件数で90.6%、機関数で71.5%(5/21)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
また電子レセプト請求を行っている機関数の割合71.5%の内訳は、医科83.3%、歯科38.3%、調剤94.1%であった。支払基金は、引続き電子レセプト請求のための基盤整備や審査支援機能の拡充等に取組むとしている・・・
-
2012年05月18日(金)
[診療報酬] 疑義解釈第4弾、新7対1における夜勤平均時間に関するQ&A
-
厚生労働省は5月18日に、疑義解釈資料(その4)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)入院基本料(p2参照)(2)精神科専門療法(p2参照)(3)K939-2【術中血管等描出撮影加算】(p2参照)(4)C157【酸素ボンベ加算等】(p2参照)(5)DPCにおける退院時処方(p3参照)(6)訪問看護(p4参照)―に関連するQ&Aを掲載している。
(1)の入院基本料では、旧7対1から新7対1へ届出を行う際の「届出・・・
-
2012年05月16日(水)
[規制改革] 老健施設での認知症治療薬、費用を別途請求できる方策を
-
- 構造改革特区に関する再検討要請に対する各府省庁からの回答について(5/16)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
内閣官房では、平成23年12月26日~24年2月29日に構造改革特区提案を募集。自治体や企業等(提案主体)から寄せられた提案に対しては、所管省庁から回答が行われたが、回答を不服とする提案主体からは再検討の要望が出されていた。この要望を精査し、事務局である内閣官房は所管省庁に再検討を要請。
今般、その再検討要請に沿っ・・・
-
2012年05月15日(火)
[労災診療報酬] 労災レセの支払基金への委託、現時点でメリットなし
-
厚生労働省は5月15日に、「労災診療費のレセプト審査事務に関する検討会」を開催した。この日は、厚労省当局から報告書案が示され、これに基づいて議論を行った。
労災保険では、業務上の負傷等に対する治療のみが給付対象となる。そのため、まず負傷・疾病が業務上のものであるか、業務外であるかをレセプト審査を通じて判断する必要がある。この点、衆議院などから「(上記などの)審査事務を社会保険診療報酬支払基金に委託・・・
-
2012年05月15日(火)
[在宅医療] 要介護になっても住み慣れた居宅で生活するための指針を公表
-
厚生労働省は5月15日に、「在宅医療・介護あんしん2012」を公表した。厚労省では平成24年度の目標として、在宅医療・介護の推進に向けた施策を総動員し、適切な医療・介護サービスの提供により住み慣れた地域で安心して生活できる体制の構築を目指している。
大きく(1)予算での対応(2)制度的対応(3)診療報酬・介護報酬―の3つで構成されている(p2参照)。
(1)の予算については、日本再生重点化枠等の活用などに・・・
-
2012年05月14日(月)
[診療報酬] サンプリングデータセット、入院70万・外来5万点以上のレセ除外
-
厚生労働省は5月14日に、第1回提供のサンプリングデータセットの仕様について公表した。
具体的には、(1)レセプトの種類(2)対象時期(3)抽出方法(4)匿名化処理(5)高額レセプトの抽出(6)DPCレセプトの合計点数の処理(7)その他の処理―などが詳説されている。
(1)では、レセプトを医科入院、医科入院外、DPC、調剤の4種類とし、(2)については、平成23年10月診療分で、かつ平成23年11月、12月、平成24年1月に・・・
-
2012年05月11日(金)
[診療報酬] 3月31日に新7対1を満たす病棟、5月31日までの届出で遡及算定可
-
厚生労働省は5月11日に、平成24年度診療報酬改定における7対1入院基本料に係る届出に関する事務連絡を行った。
24年度改定では、7対1入院基本料の施設基準について、(1)平均在院日数を18日以内とする(従前は19日以内)(2)看護必要度の高い患者割合を15%以上とする(従前は10%以上)―との厳格化が図られた。
今回の事務連絡では、24年3月31日時点で7対1の届出を行い、新7対1の施設基準を満たす病棟については、5月31日・・・
-
2012年05月11日(金)
[医療保険] 審査支払機関の統合、57%の保険者は情報不足を理由に判断保留
-
厚生労働省は5月11日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、審査支払機関のあり方について議論を行った。
適正な保険診療の確保と、円滑な支払を実現するために、医療機関は保険診療の内容を記したレセプトを、各保険者ではなく審査支払機関に提出するのが一般的だ。審査支払機関は、大きく(1)社会保険診療報酬支払基金(2)都道府県国保連―に分かれているが、「両者の間に競争を促すべき」「逆に統合すべ・・・
-
2012年05月10日(木)
[審査支払] 平成24年2月診療分は総計7990万件、8930億円 支払基金
-
- 平成24年2月診療分の件数と金額が確定(5/10)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
平成24年2月診療分の確定件数は総計7990万件で、対前年同月比では、総計6.1%増、医療保険5.1%増、各法(生活保護法等)13.1%増となっている。
また、確定金額は総計8930億円で、対前年同月比は総計7.0%増、医療保険6.7%増、各法(生活保護法等)8.5%増となっている(p1参照)。
資料では、診療報酬等確定件数・・・・
-
2012年05月10日(木)
[診療報酬] 都道府県またぎ連携する機能強化在支診等、届出は1都道府県で可
-
厚生労働省は5月10日に、平成24年度診療報酬改定における在宅療養支援診療所等に係る届出に関する事務連絡を行った。
24年度改定では、在宅医療や自宅での看取りを推進するために、医師を手厚く配置し、緊急往診や看取りの実績がある在宅療養支援診療所・病院について、一部点数が高く設定された。
もっとも、単独の診療所で多くの医師を抱えることなどは困難なため、10未満の医療機関で連携して要件を満たすことも認められ・・・
-
2012年05月09日(水)
[診療報酬] 24年度改定解釈通知等の誤字脱字を訂正する事務連絡 厚労省
-
厚生労働省は5月9日に、平成24年度診療報酬改定関連通知の一部訂正に関する事務連絡を行った。
今回、修正される通知は、(1)診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項(3月5日付、保医発0305第1号)(p2~p4参照)(2)基本診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医発0305第2号)(p5~p7参照)(3)特掲診療料の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱い(3月5日付、保医・・・
-
2012年05月08日(火)
[国立病院] 国立病院機構が、データ分析・活用手法を解説するレポート公表
-
国立病院機構は5月8日に、平成23年度の診療機能分析レポートを公表した。これは、個別の国立病院の診療情報を分析し、一部を抜粋したもの。各病院の地域情報や、患者情報とともに、その病院がもつ機能を、診療科や疾患ごとに分析する手法を明らかにしている(p5~p6参照)。なお、個別病院の情報は公開されていない。
レポートは、大きく(1)病院の役割・機能(p7~p24参照)(2)診療領域(p25~p34参照)(3)診療プ・・・
-
2012年05月01日(火)
[診療報酬] 在宅での医療用麻薬使用に関する24年度改定解釈通知を訂正
-
厚生労働省は5月1日に、「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」の一部差換えに関する事務連絡を行った。
これは、4月17日に厚労省が発出した上記通知に一部誤りがあったことから、訂正を行うもの。
まず、4月17日に厚労省は「在宅療養指導管理料の点数の取扱いについて」の名称で通知を発出した(保医発0417第2号)。
しかし、この名称を「『診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について』(3月5日・・・
-
2012年04月27日(金)
[退職者医療] 平成24年度の概算拠出率は4.15655‰ 厚労省
-
厚生労働省は4月27日に、退職者医療制度にかかる平成24年度の概算拠出率について公表した。
概算拠出率とは、被用者保険等からの拠出金を計算する根拠となるもので、平成24年度は4.15655‰(平成23年度は3.74695‰)。この率により、社会保険診療報酬支払基金は、各被用者保険等保険者の概算拠出金額を算定の上、各保険者に納付通知し、同額を徴収することとしている(p1参照)。
なお、退職者医療制度とは、国保加入者の・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。