-
2011年04月26日(火)
[補正予算] 1次補正は応急措置、本格復旧は2次補正で対応
-
細川厚生労働大臣が4月26日に行った、閣議後記者会見の概要。この日は、震災からの復旧に向けた平成23年度補正予算についてコメントしている。
細川厚労相は、菅首相から「第1次補正予算については復旧のための応急的な措置。その後の復旧については、第2次補正で対応していきたい」という話があったことを紹介している(p2参照)。
なお、第1次補正予算では、医療分野について(1)医療保険の保険料や一部負担減免等に8・・・
-
2011年04月25日(月)
[医薬品] 麻薬管理マニュアルにフェンタニルパッチ剤の処方・施用を追記
-
- 麻薬管理マニュアルの改訂について(訂正)(4/25付 通知)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課 カテゴリ: 医薬品・医療機器
資料には、(1)病院・診療所における麻薬管理マニュアル(p2~p25参照)(2)薬局における麻薬管理マニュアル(p26~p39参照)―が添付されている。
主な改訂点は、「フェンタニル経皮吸収型製剤の慢性疼痛患者への処方・・・・
-
2011年04月22日(金)
[補正予算] 被災地への仮設診療所整備に14億円など盛り込む 第一次補正
-
厚生労働省は4月22日に、平成23年度厚生労働省第一次補正予算案を公表した。このたびの東日本大震災を受け、被災地の復旧支援を目的とした補正予算だ。
予算規模は、一般会計7791億円、特別会計1兆616億円の合計1兆8407億円。内訳は、被災者支援5971億円、被災地の復旧支援・電力確保1306億円、雇用・労働関係支援1兆1130億円となっている(p1参照)。
医療・介護関係について見てみると、(1)医療保険の保険料や一部負・・・
-
2011年04月20日(水)
[病院] 国立病院・労災病院の再編・整理の検討開始 厚労省
- 厚生労働省が4月20日に開催した、国立病院・労災病院等の在り方を考える検討会の初会合で配付された資料。本検討会は、平成22年12月にとりまとめられた『厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会』報告書で、「国立病院と労災病院の再編・整理を行うための検討をし、1年を目途に結論を得る」旨の問題提起がなされたことを受けて設置されたもの。上記報告書では、国立・労災の全病院について(1)政策医療提供病院と・・・
-
2011年04月20日(水)
[診療報酬] 薬剤師の処方提案などによる医師の負担減を調査検証 中医協
-
厚生労働省が4月20日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、新会長に森田朗氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)を選任したほか、看護師等の負担軽減や適応外使用薬の取扱いについて議論を行った。
看護師など病院医療従事者の負担軽減の議論は、前回(3/2)の勤務医負担軽減に続くもの。
病院医療従事者の負担軽減方策としては、大きく(1)協働による業務の分散(2)職員増による負担軽減(3)他医療・・・
-
2011年04月18日(月)
[災害医療] 各府省所管の震災対応の規制緩和措置をとりまとめ 内閣府
-
内閣府は4月18日に、東日本大震災に関連した各府省の規制緩和等の状況を公表した。これは、今般の震災を受けて、各府省が震災対応として所管制度についてさまざまな規制緩和等の措置を講じていることから、一覧表に取りまとめたもの。
資料には、114の規制緩和等の措置について、(1)所管府省庁(2)措置の件名(3)具体的内容(4)措置の根拠(5)措置等の日付(6)文書名等―がまとめられている(p1~p23参照)。
たとえ・・・
-
2011年04月16日(土)
[在宅医療] 診療報酬上の評価で在宅療養支援病院等との連携推進を 日医
- 日本医師会はこのほど、日医総研ワーキングペーパーとして「在宅医療を担う診療所の現状と課題」を公表した。これは、日医総研が2008年度から行っている「在宅医療の提供と連携に関する実態調査」の結果を分析したもの(p4参照)。調査は、都道府県別に在宅医療を実施している診療所を抽出し、「自院の在宅医療提供体制の整備状況」や「自院の所在地域における在宅医療基盤の進展状況」「在宅医療のスタンス、将来の方向」な・・・
-
2011年04月15日(金)
[高齢者] 胃瘻合併症への対応、中小病院や在宅療養支援診療所との連携を
- 全日本病院協会は4月15日に、「胃瘻造設高齢者の実態把握及び介護施設・住宅における管理等のあり方の調査研究」と題する報告書を公表した。高齢化が進展し、在宅療養の機会が増加する中で、胃瘻造設後にもQOLの高い生活を叶える環境・体制の整備が求められている。そうした中で、胃瘻造設高齢者の実態を全国規模で把握するために本調査が行われた。病院等職員から8025件、家族から5449件の回答が得られている(p5~p6参照)。・・・
-
2011年04月13日(水)
[経営] 医療貸付、福祉貸付ともに金利0.1%の引上げ 福祉医療機構
-
- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付)貸付利率表(4/13)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.6%、増改築資金(乙種)は年2.1%へ、それぞれ0.1ポイントずつ引き上げられた。また、介護老人保健施設、助産所等についても、それぞれ年1.7%、年2.1%で、0.1ポイントずつ引き上げられている。一方、長期運転資金では、年1.2%で、いずれの施設・・・
-
2011年04月11日(月)
[復興計画] 震災からの復興めざし、総合的な計画方針立てる 宮城県
-
宮城県は4月11日に、「宮城県震災復興基本方針(素案)~宮城・東北・日本の絆・再生からさらなる発展へ~」を公表した。このたびの震災により、宮城県でも甚大な被害が生じたが、被災からわずか1ヵ月で基本的な復興計画案をまとめている。計画期間は23年度~32年度の10年間。
まず、緊急重点項目として、(1)3万戸の仮設住宅整備など被災者の生活支援(2)ライフラインの早期復旧(3)保健・医療・福祉の確保(4)雇用・生活資・・・
-
2011年04月08日(金)
[有床診] 在宅での24時間対応など、有床診の課題を解決し地域医療の充実を
-
日本医師会は4月8日に、日医総研ワーキングペーパーとして「有床診療所~ケーススタディからみる今後の課題~」を公表した。
本分析は、「有床診療所を医療施設体系の中できっちりと位置づけ、新たな制度や体制の検討を行う」ために具体的な事例調査に基づく課題整理を行ったもの。平成22年11月から平成23年1月にかけて、9つの有床診について、医療内容、患者状況、経営状況、課題を調査している。
有床診は、大きくケアミッ・・・
-
2011年04月08日(金)
[医療保険] 医療費適正化への取組を中間評価、24年度に向け目標を再確認
-
厚生労働省は4月8日に、全国医療費適正化計画の進捗状況に関する中間評価を公表した。全国医療費適正化計画とは、平成18年の医療制度改革で創設されたもので、国および都道府県は5年を1期として計画を定め、中間年度に進捗状況に関する中間報告を行うとしている。なお平成20年度に策定した全国医療費適正化計画では、国民の健康の保持の推進と医療の効率的な提供の推進について目標と取組を設定した(p8参照)。
目標・施・・・
-
2011年04月06日(水)
[勤務医] 健康支援には施設責任者のもとで働き方ルールの明文化を 日医
-
日本医師会は4月6日の定例記者会見で、「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会 報告」を公表した。この委員会は、さまざまな労働態様が考えられる勤務医の健康支援策について、さらなる発展的活動に向けた検討を重ねてきている。
報告書は大きく、(1)医師の職場環境改善ワークショップ研修会の開催と今後の展開(p5~p16参照)(2)日本医師会長から学会への働きかけに関する提言(p17参照)(3)医師の労働時・・・
-
2011年04月06日(水)
[出産育児一時金] 保険者が特定できない者の専用請求書、紙媒体での提出を
-
厚生労働省は4月6日に、東日本大震災による被災に伴う出産育児一時金等の医療機関等への直接支払制度による請求の取扱いに関する事務連絡を発出した。
事務連絡では、被災に伴う出産育児一時金等の医療機関等への直接支払制度による請求に関して、平成23年4月10日および25日受付分の請求事務の取扱いについて整理している。
具体的には、4月10日受付分の専用請求書の提出期限については、災害救助法の適用地域に所在する病院・・・
-
2011年04月05日(火)
[規制改革] 株式会社等による医療機関経営の効率化のエビデンスなし
-
日本医師会は4月1日に、日医総研ワーキングペーパーとして「株式会社等による医療機関経営の現状」を公表した。
今回の分析は、2001年7月の総合規制改革会議による「重点6分野に関する中間とりまとめ」で株式会社方式など営利企業の医療参入による経営の効率化やサービスの向上がうたわれ、2011年2月の「総合特区法案」の閣議決定や同1月の行政刷新会議における「中間とりまとめ(案)」など、営利企業による医療機関経営への・・・
-
2011年04月05日(火)
[医療施設] 一般診療所が95施設減少 医療施設動態調査
-
厚生労働省は4月4日に、平成23年1月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
資料によると、病院の施設数は前月から7施設減少し8658施設。病床数は678床減少し159万1849床となっている。このうち、一般病床は576床減の90万2822床だった。療養病床は31床増の、33万2578床になっている。
一般診療所の施設数は95施設減少し9万9741施設で、増減の内訳をみると、有床診療所が36施設減少、無床診療所は59施設減少した・・・
-
2011年04月01日(金)
[医療費] 平成22年11月の医療費、対前年同月比6.4%増
-
厚生労働省はこのほど、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年11月号を発表した。
平成22年11月の医療費は、前年同月に比べて6.4%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では4.1%増(本人5.4%増、家族2.8%増)、国保では4.8%増、公費負担分は10.2%増となっている(p3参照)。
種類別に見ると、診療費は6.4%増(医科入院8.2%増、医科入院外4.2%増、歯科8.4%増)、調剤7.0%増、入院時食事0.5%・・・
-
2011年03月30日(水)
[医療施設] 病院に併設する疾病予防施設、機能訓練室の共用を認める
-
厚生労働省はこのほど、医療施設と疾病予防施設等との合築に関する通知を発出した。医療施設と疾病予防施設等との合築については、平成7年4月26日付通知で、「同一開設者が、病院または診療所と疾病予防施設を併設する場合、4つの要件をすべて満たすときは、病院または診療所の施設(出入り口、廊下、便所、待合室等を含む)を共用して差し支えない」とされている。
今般、病院に併設する疾病予防施設について、機能訓練室の共・・・
-
2011年03月30日(水)
[病院] 介護療養の平均在院日数、前月より増加傾向
-
厚生労働省は3月30日に、平成22年12月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は対前月比で1万395人減の、129万6670人となっている。一般病床の1日平均患者数は1万260人減の68万682人、外来患者数は6万1125人減の140万995人となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は対前月比9.0ポイント減の73.3%で、うち一般病床は15.9ポイント減の61.3%、介護療養病床は0.1ポ・・・
-
2011年03月29日(火)
[産科医療] 産科医療確保事業対象施設、1分娩あたり「55万円未満」に変更
-
厚生労働省はこのほど、産科医療確保事業実施要綱の一部改正に関する通知を発出した。
この事業は、実際に分娩を取り扱う病院や診療所、助産所、さらに産科・産婦人科医師が減少する現状に鑑み、地域でお産を支える産科医等に対し分娩手当等を支給するもの。これにより、将来の産科医療を担う医師の育成を図ることも期待できる。
今回の改正では、同事業の対象施設要件を改正している。これまでは、1分娩あたり、一般的に入・・・
-
2011年03月29日(火)
[へき地医療] へき地保健医療対策等実施要綱を一部改正
-
厚生労働省はこのほど、へき地保健医療対策等実施要綱を公表した。これは、平成13年5月に発行された要綱を、情勢に沿って改正しているもの。
今回の改正では、まず「1.へき地医療支援機構」において、「へき地医療支援計画策定会議」を「へき地保健医療対策に関する協議会」に名称変更している(p2参照)。また、新たに「ドクタープールの運営」についても触れている(p3参照)。「2.へき地医療拠点病院」では、事業内・・・
-
2011年03月18日(金)
[医薬品等] 被災地での医薬品・医療機器の融通、薬事法違反とはならない
-
厚生労働省は3月18日に、東北地方太平洋沖地震における病院又は診療所の間での医薬品及び医療機器の融通に関する事務連絡を発出した。
薬事法(昭和35年法律第145号)においては、原則として、医療機関の間で許可なく医薬品および医療機器の販売・授与を行うことはできないこととされている。しかし、今般の東北地方の地震に伴い、被災地における病院または診療所に対して、病院または診療所から医薬品および医療機器を融通す・・・
-
2011年03月15日(火)
[経営] 被災した福祉施設や医療機関に、融資率や貸付利率等の優遇措置
-
厚生労働省は3月15日に、東北地方太平洋沖地震により被災した社会福祉施設、医療機関等の早期復旧を支援するため、福祉医療機構による貸付について、融資率、貸付利率等の優遇措置を講じることを明らかにした。
福祉貸付については、設置・整備資金において、通常貸付時の融資率を5%引上げ、貸付利率を無利子にするとしている。また、経営資金においても、融資率については、5%の引上げを行う(貸付利率は変更なし)・・・
-
2011年03月15日(火)
[災害医療] 日医の災害医療チーム、東北地震の被災者に支援チームを派遣
-
日本医師会は3月15日の定例記者会見で、「今回の東北地方太平洋地震の事象」と日医の取組みについて公表した。
日医は、3月11日に発生した、今回の東北地方太平洋地震の事象について、地震と津波の自然災害に加え、原発事故による放射線被害が加わっていると分析。被ばく医療についても支援する姿勢を明らかにしている(p1参照)。
具体的な対応・支援としては、日本医師会災害医療チーム(JMAT)が100チーム必要と見込・・・
-
2011年03月09日(水)
[医療提供体制] 一般病床の果たすべき役割、病院・病床の機能分化を議論
-
厚生労働省が3月9日に開催した、社会保障審議会の医療部会で配付された資料。この日も、医療提供体制のあり方について議論した。
医療提供体制の中でも今回は、病院・病床の機能分化などが議題にあがった。病床については、医療法第7条第2項第1号から第5号までにおいて、「精神病床」「感染症病床」「結核病床」「療養病床」「一般病床」に区分されている。各病床区分については、人員配置や必置施設、病床面積、廊下幅などの・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。