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総-3○在宅(その4)について (85 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》 |
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在宅歯科医療についての課題と論点②
(歯科訪問診療における口腔の管理について)
• 1医療機関毎の訪問歯科衛生指導料の算定回数は1~10回が最も多い。
• 歯科訪問診療において、歯科衛生士のみが単独で訪問して実地指導を行う場合も一定数あり、訪問時に不安等を感じた経
験がある歯科衛生士が約75%という報告がある。
• 近年、人生の最終段階においても口腔管理の必要性・重要性が報告されており、歯科衛生士による訪問歯科衛生指導を含
め、歯科訪問診療において歯科専門職が関わるケースがでてきている。
• 看取り加算が算定された患者について、看取り加算算定日の一月以内に歯科診療を行った患者の割合は約16%であり、最
終の歯科診療の実施日は看取り加算の算定以前の7日前~1日前が多かった。
• 令和4年診療報酬改定で新設された歯科訪問診療料の通信画像情報活用加算は、算定医療機関数は68施設にとどまり、算
定しない理由としては「実施予定がない」が最も多い。
(小児に対する歯科訪問診療について)
• 小児に対する歯科訪問診療は、まだ少ないが一定程度歯科訪問診療が提供されている。
• 医療的ケア児は増加傾向であるが、医療的ケア児に対する歯科訪問診療を実施している施設はまだ少ない。
• 小児の歯科訪問診療では、低年齢では口腔機能に関する内容、年齢が上がると口腔衛生や医学管理に関する内容の割合
が大きくなっていた。
• 歯科訪問診療を行った医療的ケア児の医療ケアの内容は、「吸引」「気管切開」「経管栄養」が多かった。在宅で歯科治療を
行うにあたっては、患児の疾患・状況に応じてリスクを見極めた上で治療を行う必要がある。
(歯科訪問診療における連携について)
• 退院時共同指導料の算定は低調であり、ほとんど算定されていない。一方、医科点数表の歯科医療機関連携加算(診療情
報提供料Ⅰの加算)の算定は、増加傾向にある。
• 口腔に関する情報提供を行った介護支援専門員は約31%であり、その理由は伝えるべき情報を取得していない、が多かった。
• 医科点数表の入院基本料等の加算である栄養サポートチーム加算の歯科医師連携加算の算定割合は約30%で横ばいに
なっている。
• 歯科点数表の栄養サポートチーム等連携加算(歯科疾患在宅療養管理料の加算)の算定回数は微増傾向であるが、まだ低
調であり、特に病院における連携が進んでいない。
• 在宅での栄養に関する評価はないが、歯科医療機関で常勤の管理栄養士が勤務する歯科診療所の割合は、在宅療養支援
85
歯科診療所で約7%であった。
(歯科訪問診療における口腔の管理について)
• 1医療機関毎の訪問歯科衛生指導料の算定回数は1~10回が最も多い。
• 歯科訪問診療において、歯科衛生士のみが単独で訪問して実地指導を行う場合も一定数あり、訪問時に不安等を感じた経
験がある歯科衛生士が約75%という報告がある。
• 近年、人生の最終段階においても口腔管理の必要性・重要性が報告されており、歯科衛生士による訪問歯科衛生指導を含
め、歯科訪問診療において歯科専門職が関わるケースがでてきている。
• 看取り加算が算定された患者について、看取り加算算定日の一月以内に歯科診療を行った患者の割合は約16%であり、最
終の歯科診療の実施日は看取り加算の算定以前の7日前~1日前が多かった。
• 令和4年診療報酬改定で新設された歯科訪問診療料の通信画像情報活用加算は、算定医療機関数は68施設にとどまり、算
定しない理由としては「実施予定がない」が最も多い。
(小児に対する歯科訪問診療について)
• 小児に対する歯科訪問診療は、まだ少ないが一定程度歯科訪問診療が提供されている。
• 医療的ケア児は増加傾向であるが、医療的ケア児に対する歯科訪問診療を実施している施設はまだ少ない。
• 小児の歯科訪問診療では、低年齢では口腔機能に関する内容、年齢が上がると口腔衛生や医学管理に関する内容の割合
が大きくなっていた。
• 歯科訪問診療を行った医療的ケア児の医療ケアの内容は、「吸引」「気管切開」「経管栄養」が多かった。在宅で歯科治療を
行うにあたっては、患児の疾患・状況に応じてリスクを見極めた上で治療を行う必要がある。
(歯科訪問診療における連携について)
• 退院時共同指導料の算定は低調であり、ほとんど算定されていない。一方、医科点数表の歯科医療機関連携加算(診療情
報提供料Ⅰの加算)の算定は、増加傾向にある。
• 口腔に関する情報提供を行った介護支援専門員は約31%であり、その理由は伝えるべき情報を取得していない、が多かった。
• 医科点数表の入院基本料等の加算である栄養サポートチーム加算の歯科医師連携加算の算定割合は約30%で横ばいに
なっている。
• 歯科点数表の栄養サポートチーム等連携加算(歯科疾患在宅療養管理料の加算)の算定回数は微増傾向であるが、まだ低
調であり、特に病院における連携が進んでいない。
• 在宅での栄養に関する評価はないが、歯科医療機関で常勤の管理栄養士が勤務する歯科診療所の割合は、在宅療養支援
85
歯科診療所で約7%であった。