(4)LIFEの活用状況の把握およびADL維持等加算の拡充の影響に関する調査研究事業(報告書)(案)[5.5MB] (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
対象期間や調整済み ADL 利得の計算方法が分かりにくい。
(介護老人福祉施設)
(5) LIFE の活用場面・議論・多職種連携
⚫
事業所フィードバック票の内容を踏まえ、自事業所と全国のデータを比較できる項目を抜粋して、
ケアの内容の妥当性等について話し合った。事業所フィードバックについては、事業所の傾向が見
られるので、リアルタイムのデータでなくても活用できる。
(介護老人福祉施設)
⚫
事業所フィードバック票の内容は各委員会に共有して活用している。例えば、褥瘡の発生率や口腔
の状態を前回のデータや他施設のデータと比較して、対策を話し合っている。ただし、前回のデータ
時点と今回のデータ時点での入居者が異なるので、維持・改善・悪化を一概に判断できない面があ
る。
(介護老人保健施設)
⚫
LIFE を使うようになったことで、半年に 1 回、欠かさず状態の見直しをするようになった。
(介護
医療院)
⚫
LIFE を使うようになったことで、利用者の状態像を細かく把握できるようになった。入力者が状態
について定期的に聞き取りを行うことで、状態の変化を把握することができるようになった。
(特定
施設入居者生活介護)
⚫
LIFE へのデータ登録時に、多職種でアセスメント結果を紙面に集約することで、情報共有ができる
ようになった。元々利用者についての気づき等は共有していたが、LIFE を使うようになったことで、
ADL 等の他の情報も共有するようになった。
(通所リハビリテーション)
(6) その他の意見
⚫
利用者別フィードバックについて、利用者名が書かれていないので、データの照合に時間がかかる。
またリアルタイムのデータではないので、そのデータを踏まえたケアプランの変更等は難しい。
(介
護老人福祉施設)
⚫
施設内で用いている評価ツールと Barthel Index で内容が重複する部分やずれがある部分がある。
(介護老人保健施設)
⚫
要介護度が高い利用者が多いという特徴があるため、事業所フィードバック票を見て、全国平均と
比較した自施設の立ち位置が分かっても、そのデータをどのように活かせばよいかが分からない。
平均要介護度が類似している施設や、同地域の施設との比較ができると、参考になるかもしれない。
(介護医療院)
⚫
事業所フィードバックについて、同一県等、同じ地域内での比較ができるとよい。
(通所リハビリテー
ション)
⚫
利用者別フィードバックについて、
「有り」と「無し」の評価のみでは変化が見え難い場合があるた
め、精緻化した評価ができると良い。事業所フィードバックについて、施設ごとに評価基準が異なる
と感じているため、他事業所との比較はあまり参考にできていない。また、自事業所では問題がない
か、フィードバックのデータを分析するためには慣れや専門性が必要になるため、データの読み方
や分析方法についてサポートがあると良い。
(介護老人福祉施設)
84