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05【参考資料1-1】HPVワクチンに関する調査1及び2(接種対象者・保護者向け調査)調査結果 (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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女性_1
No.7
黒:母発言
普段の接触媒体

ピンク:娘発言






HPVワクチンに
ついて知った
きっかけ




ワクチンの印象




接種を
迷っている理由








ワクチンについ
ての情報収集








娘 学年
高校2年

同居家族
父、母

接種経験
なし

接種時期


母 職業
専業主婦

居住地
関東

今後の接種予定
なし(接種を迷っている)

家族・周囲の接種状況
周囲:学校の友達3人くらい

朝は家事をしながら情報番組や録画したドラマを見る。
ニュースはYahoo!、Google、LINEニュース、TikTokなどで見る。流れてきた情報を
見ている感じ。TikTokは情報が早い。YouTubeは趣味のガーデニングについて見る。
朝は好きなドラマの録画を見る。日によってはニュースがついているのを見ている。
通学電車ではLINEニュースでエンタメ系の情報を見る。
SNSはXとYouTube。Xのトレンドに入っているものを見ている。YouTubeは勉強法
や筋トレなど。ショート動画がメイン。

娘が中3の時に、市からの案内が届いたのがきっかけ。私の母(娘の祖母)に聞いたら
「私も(子宮頸がんに)かかったんだから、絶対に打たないとダメ」と言われた。
娘にも「案内が来てるよ」と言った。娘はワクチン打ちたがる人だから「打つ」と
言っていた。その後ネットで調べると、車いすに乗って動かない人の話が出てきた。
「絶対だめだよ」って言って、動画を娘にも見せた。
高1の夏になる前あたりのときに月経不順で、(母と一緒に)産婦人科に行った。そこ
でHPVワクチンのチラシをもらって読んだのがきっかけで知った。
産婦人科では「高校生くらいまでに打った方がいい、自分の娘も打って何の問題もな
かったよ」とおすすめされた。そのときは副反応について知らなかったので、インフ
ルやコロナのワクチンみたいに絶対に受けた方がいいものと思っていた。
最初の案内が来た中3の時は全然興味がなかった。
私の母が子宮頸がんになった。娘に隔世遺伝することがあるかもしれないと聞いたか
ら、ワクチンで防げるならそうしたいが、副反応がひどかったらすべて台無し。
コロナワクチンを接種して、部活(陸上)の大会で良いタイムが出なかったことがあ
り、娘と相談し今はやめるとなったが、部活を引退したので最近は接種させるか、
ちょうど悩んでいるところ。
母からは「やめた方が良い」と言われ、接種していない。
副反応が怖いが、祖母が子宮頸がんになったので打った方がいいとも思う。友達が接
種し始めたのも影響している。
自分としては接種したい。祖母のがんもあるし、友達のお母さんが子宮頸がんで亡く
なった。がんになるのは2~3人に1人といわれているので打った方がいいと思う。コロ
ナの時も大丈夫だったし、後遺症が残る可能性は低いと思うから受けたい。
自分が通っている整体の先生がワクチン全般反対している。その影響で、どのワクチ
ンも必ず調べるようにしている。
国や自治体の情報ではなく、副反応とか怖いものから見てしまう。でも子宮頸がんは
10代からでもなるし、考えすぎて疲れた。
ママ友達や産婦人科のカウンセリングの先生に相談したが、みんな「がんを防げるな
ら打った方がいい」と言う。
怖いことしか調べないので、嫌な情報しか出てこないし、調べようとは思わない。
友達とは「今日ワクチン打ってきたから腕にボールが当たったら怖い」というような
感じで話に挙がる。全員何ともなくて、コロナワクチンほど痛くないと言っていた。

公的機関からの
案内




市からの案内には「子宮頸がんを防げる」とは書いてあったが、副反応のことは書か
れていなかった。ネットで「国はいつもいい事しか書かない」と読んだが、市の案内
はその通りだと思ってしまった。
最初の案内は捨ててしまったが、2回目、3回目と案内が来たときは「またか」と思い
ながらも読んだ。何回も来るということは、それだけ大事なことなのかなと思って。

厚生労働省作成
リーフレット
感想

<キャッチアップ版>
• 今回の調査で送られてきたこのリーフレットを見て、娘がまだ対象なのだと知った。
• 題名を見て自分のことだと思った。高2でもまだ間に合うと思った。自分のことだから
ちゃんと読もうと思った。子宮頸がんになるリスクは結構高いとわかった。
<概要版>
• 自費の場合の金額に驚いた。公費で受けられるのはありがたい反面、救済制度がある
ということは副反応の心配もある。
<詳細版>
• 概要版よりは詳しかったが、難しかったり聞きなれない言葉が多く大変だった。普通
にもらったら概要版だけしか読まない。
<その他感想>
• 重篤な症状の情報も、厚生労働省はちゃんと出しているんだなと思った。
• YouTubeやネット検索では悪い情報ばかりだったが、みんなに重篤な副反応が出るわ
けではない、と少し信じてもいいのかなと思った。接種を検討するきっかけになった。
• メリットだけでなくデメリットも書いてあり信用できると思った。

望ましい情報の
受け取り方





ワクチン接種に
対する考え
(1:絶対に接種したく
ない 4:どちらともい
えない 7:ぜひ接種し
たい)

ワクチンについ
て知りたかった
こと







紙で提供されたほうがいい。ネットだと興味のある悪い情報の方に行ってしまうし、
厚生労働省が情報を発信していてもネットではたどり着けないから。
みんなが行くようなスーパーやコンビニ、ドラッグストアの生理用品のコーナーとか
にあると、女性しか来なくていいかもしれない。
学校でスマホの使い方について講演があり、その後みんな気を付けるようになった。
講演とかがあれば、知る機会になると思う。
「5」か「6」。以前は「1」に近かったが、今回のインタビューやリーフレットを見て
考えが変わった。まだ間に合うし、接種させると思う。娘を”洗脳”してしまった反省も
ある。
「6」。副反応が出る確率より、子宮頸がんになる確率の方が高い。
婦人科での説明で、高1を過ぎたら接種できない、効果がないと思っていた。まだ大丈
夫だという案内はなかった。
もっと早くワクチンのことを知っていたら心の準備ができたかもしれない。学校で習
うべきだと思う。
YouTuberやインフルエンサーの方から、接種して良かったことや悪かったこと、接種
した後の経過を聞いてみたい。

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