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05【参考資料1-1】HPVワクチンに関する調査1及び2(接種対象者・保護者向け調査)調査結果 (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40341.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第60回 5/22)《厚生労働省》
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職業(年齢)
大学4年(22歳)

女性_1
No.2
普段の接触媒体






HPVワクチンに
ついて知った
きっかけ
ワクチンの印象



接種しなかった
理由








接種を
迷っている理由





ワクチンについ
ての情報収集





同居家族
父、母

接種経験
なし

接種時期


居住地
関東

今後の接種予定
なし(接種を迷っている)

家族・周囲の接種状況
周囲:1人(高校時代の友人)

テレビは全く見ない。X、Instagram、LINEなどのSNSを見ている。美容系の情報が
よく流れてくる。YouTubeは、おすすめに出てきたショート動画を見る。
何かを調べる時はGoogle検索。
雑誌は美容院で2~3か月に1度、ファッション誌を見るくらい。
情報源は100%は信じているわけではない。古い情報、フェイクもあるかもしれない。
違うなら違うでいいや、という気持ちで収集している。

<キャッチアップ版>
• パッと見、空欄が少なく文字がぎっしりな印象。読むのに時間がかかる印象。
<概要版>
• 3つのリーフレットの中で、最も読もうと思えた。
• 詳細版にあるリスクは概要版にも書いてほしかった。概要版にはひどいほうのリスク
が書かれているが、腕の痛みとか、みんなが起こる確率の高いリスクを書いてほしい。
<詳細版>
• 分厚かったので読む気にならなかったが、ちゃんと読むと最も分かりやすい。
• 「HPVワクチン接種について」と「HPVワクチンのリスク」を読んで、このリスクな
ら受けてもいいかなと思えた。割合が高い副反応は、日常生活にそこまで影響しない
ものだったので。
<その他感想>
• 今回の調査でリーフレットを読んで、「1年前に受けていればよかった」と思った。
大学2~3年の時のほうが時間があったから。
• 「子宮頸がんにかかるのはなぜ?」の図は、持続感染と自然に消える感染の違いが良
くわからなかった。
• リスクについては「ほとんど」という表現よりも、90%など数字で書いてくれた方
が、すっと理解できる。

望ましい情報の
受け取り方





小学校5~6年の頃、接種の案内が自治体から届いて、こういうものがあるのだと知っ
た。ワクチンの存在については理解したが、内容までは理解していなかった。
この時点でもう少し先の期間まで無料で接種できることは知っていたが、具体的な年
数までは知らなかった。公費=無料、と理解はしていた。
案内が来た当時、ワクチンの安全性が確立されていないというニュースがあり、母か
ら「まだ接種しない方が良いのでは?」という意見をもらった。
自分自身もそのニュースをテレビで見た。「安全性が確立されていないので怖い」と
いう印象が強く、まだ接種しなくてもいいかなと思った。
小学校生だった当時は「(決めるのは)自分で判断ができる高校生くらいでいいか
な」と思っていた。大人になったら忙しくなるだろうし、無料で受けられる期間が高
校生くらいまでという記憶があったので。でも実際には、高校生の時は忙しくて接種
に行く時間がなく、タイミングを逃してしまった。
コロナやインフルエンザのワクチンでも副反応が強く出る。ワクチン接種の時期が、
試験勉強や入社前研修のタイミングと重なっているので、体調を崩すと困る。
接種のメリットデメリット両方あるので迷っている。
SNSのおすすめ欄や病院でも「受けましょう」という情報を見るが、「(効果につい
ては)わかっているけど怖いから受けられないんだよ」という気持ち。
安全性が確立されていなかった時代から、情報のアップデートができていない。
高校時代の友人が1人、HPVワクチンを接種していた。今年2月に会ったその日に接種
していたらしい。「腕が痛い」と言っていた。
接種した友人から、「早く受けたほうがいい。無料で受けられるのは2025年までだか
ら」と言われた。

公的機関からの
案内



小学校5~6年の頃に自治体から封書が届いた。その後、めくれるタイプのはがきが来
た記憶もある。

キャッチアップ
接種の情報



2024年になってすぐ、「安全性がある程度確保されたから個別案内を再開する」とい
うことで、自治体から案内の手紙が来た。
申込書や予約方法については読んだが、それ以上は読まなかった。半分くらい見て、
HPVだということ以上は見なかったので、必要な情報が書いてあったのかも分からな
い。「またHPVか」という感じで、ポイっと捨ててしまった。



厚生労働省作成
リーフレット
感想


ワクチン接種に
対する考え
(1:絶対に接種した
くない 4:どちらと
もいえない 7:ぜひ
接種したい)

ワクチンについ
て知りたかった
こと








その他



どの手段で情報提供されても、HPVワクチンに興味がなかったら目に留めないと思う。
学校で配られるとか保健関連の授業とか、強制的な情報提供がないと興味を持たない。
自分だったら、小中高なら学校からもらうのが一番読む確率が高い。休み時間に「暇
だし読んでみよう」と思うかも。
大学生だと自分で判断してしまうので、どこでもらっても本当に読まないと思う。
「5」。インタビューの前は「2」か「3」くらい。
詳細版に書かれていた接種のリスクを読み、最も苦しかったコロナワクチンよりは苦
しくなさそうなので、接種する方向に気持ちが動いた。
でも接種のための時間が取れないし、研修の途中で体調を崩したくないので「5」。
副反応が出た人はどれくらい出たのか聞いてみたい。1週間寝込んだとか、自分と同
じくらいの中程度の人について。起こりうるリスクを想定して接種できる。
周りの人が受けた、という情報は興味がない。友達が3日で副反応がおさまったとし
ても、自分は1週間かかるかもしれないので。
接種した人の情報については、リーフレットなどに簡潔に書いてあればいい。「1週
間熱が出ました」とか短い情報でいい。わざわざネットで調べるのは面倒。同じ場所
にまとめて書いてもらった方がいい。
子宮頸がんより乳がんのほうが情報接触が多い。乳房とは違い、子宮は内臓なので自
分からは見えない。その分、普及の速度も違うのではないかと思っている。

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