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04【資料2】新型コロナワクチンの接種について (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00021.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第31回 3/24)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【3】新型コロナワクチンの4回目接種について
まとめ

【4回目接種の有効性・安全性】
・4回目接種の有効性・安全性について、現時点で科学的知見は限られている。
【3回目接種の効果の持続状況・安全性】


新型コロナワクチンのオミクロン株に対する有効性について、
・発症予防効果は、ファイザー社ワクチンでは3回目接種から2-4週後は67.2%と回復するものの、10-14週後は45.7%、15週以降は2540%に低下。モデルナ社ワクチンでは3回目接種から2-4週後は73.9%と回復し、5-9週後は64.4%、10-14週後は約60%(英国)。
・入院予防効果は、ファイザー社ワクチンでは3回目接種から2-4週後には約90%となり、10-14週後には約75%と維持。モデルナ社ワク
チンでは3回目接種から2-4週後には約90%となり、5-9週後は90-95%と維持(英国)。
・感染予防効果については、科学的知見は限られるが、モデルナ社ワクチンによる3回目接種から14-60日後は71.6%だが、61日以降は
47.4%に低下したと報告されている(米国)。



新型コロナワクチンの安全性については、国内の薬事審査のプロセスで確認されている。

【諸外国の対応】
• 4回目接種を推奨している国はいまだ限定的であり、イスラエルやドイツ、フランス、英国においては4回目接種を推奨しているが、対象
者を重症化リスクの高い者や医療従事者等に限定している。
論点



足下でオミクロン株の感染が収束しない中で、今後の再拡大も念頭におきつつ、3回目接種後のワクチンの有効性の持続期間や、現時点ま
でに得られている4回目接種の有効性、安全性、諸外国における4回目接種の対応状況等を踏まえ、重症化予防・発症予防を目的として、
4回目接種を特例臨時接種として実施するための準備を開始してはどうか。



その際、現時点では以下としてはどうか。

• ワクチンは、3回目接種として薬事承認されているワクチン(現時点ではファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン)を使用する。
• 3回目接種からの接種間隔は、現在、薬事上安全性が認められている間隔を基本としつつ、諸外国の動向を踏まえ改めて検討する。
• 対象者は、3回目接種を完了した全ての者に4回目接種の機会を提供することを想定しつつ、ワクチンの有効性・安全性、効果の持続期間等
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に関する最新の科学的知見を踏まえ、引き続き検討する。