２．本日の論点：【４】武田社ワクチン（ノババックス）について

（２）諸外国の対応状況

2022年３月15日時点

諸外国における武田社ワクチン（ノババックス）の接種について
18歳以上の者に対して、初回シリーズにおける武田社ワクチン（ノババックス）の接種を認める国が増加しており、カナダに
おいては、mRNAワクチンの代替として一部の者に限り武田社ワクチン（ノババックス）を追加接種として用いることを可能と
している。

国・地域

発出機関

武田社ワクチン（ノババックス）の接種方針

米国

CDC

• 記載なし（未承認・未推奨）

英国

NHS

• 記載なし（ただし、MHRAは2022年2月3日に18歳以上に対し初回シリーズの使用を承認。）

カナダ

NACI

• 18歳以上の者は、初回シリーズとして８週間の間隔を空けて接種し得る※１（2022/２/17）
• 18歳以上でmRNAワクチンを接種できない又は希望しない者は、追加接種として接種し得る
（2022/２/17）※２

フランス

保健省

• 18歳以上でその他のワクチンが禁忌、又はmRNAワクチンを拒否する者に対して、初回シリーズ
として３週間の間隔を空けて接種し得る（2022/３/２）

ドイツ

保健省

• 18歳以上で妊娠中又は授乳中でない者に対して、初回シリーズとして３週間の間隔を空けて接種
し得る※３（2022/２/３）

イスラエル 保健省

• mRNAワクチンを接種できない、又は希望しない者に対する初回シリーズの使用を審査中
（2022/１/28）

国際連合

WHO

• 18歳以上の者は、初回シリーズとして接種し得る（2021/12/21）

EU

EMA

• 18歳以上の者は、初回シリーズとして接種し得る（2021/12/20）

※１ ただし規制当局の承認は３週間の間隔となっている。
※２ ただし規制当局の承認は初回シリーズのみとなっている。
※３ STIKOは2022年２月15日付で武田社ワクチン（ノババックス）を初回シリーズで推奨するワクチンに含めており、保健省はその推奨を引用している。
Source: MHRA, NACI, フランス保健省, ドイツ保健省, STIKO, イスラエル保健省, WHO, EMA