資料1 新たな地域医療構想に関する論点について (97 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40882.html |
出典情報 | 新たな地域医療構想等に関する検討会(第6回 6/21)《厚生労働省》 |
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令和5年5月12日
第98回社会保障審議会医療部会
資料2
在宅医療の体制(第8次医療計画の見直しのポイント)
概
要
•
今後見込まれる在宅医療の需要の増加に向け、地域の実情に応じた在宅医療の体制整備を進める。「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」及び「在
宅医療に必要な連携を担う拠点」を医療計画に位置付け、適切な在宅医療の圏域を設定する。
•
在宅療養患者の急変時に適切に対応するための情報共有や連携を進める。また、看取りに際し本人・家族の希望に沿った医療・ケアの提供を進める。平時か
ら在宅医療に係る関係機関の連携体制の構築を進め、災害時における業務継続計画(BCP)の策定を推進する。
•
医師・歯科医師の定期的な診察と適切な評価に基づく指示による、在宅療養患者への医療・ケアの提供を進める。在宅医療における各職種の機能・役割につ
いて明確にする。
在宅医療の提供体制
急変時・看取り、災害時等における整備体制
在宅医療における急変時対応に関係する機関として消
防機関や後方支援を行う医療機関を明確化するととも
に、地域の在宅医療の協議の場への参加を促す。
災害時においては、各関係機関での連携が重要になる
ことから、「在宅医療に必要な連携を担う拠点」等に
おいて平時から連携を進めるとともに、国が策定した
手引きや事業等も活用しながら、業務継続計画(BCP)
の策定を推進する。
在宅医療における各職種の関わり
訪問看護について、退院に向けた医療機関との共同指導、ターミナルケア等の機能や役割に
着目した整備や、事業所間の連携、業務効率化等について取組を進める。
歯科診療所と後方支援機能を有する歯科医療機関との連携や医科歯科連携の体制構築を進め
るとともに、歯科衛生士の機能・役割や訪問歯科診療への関わりについて明確化する。
国は、都道府県に対し、訪問診療及び訪問看護の必要量の推計等を提供す
る。都道府県は、国から提供を受けたデータを踏まえ、在宅介護の提供体
制も勘案しながら在宅医療の体制整備を進める。
多様な病態の患者への対応やターミナルケアへの参画等の観点から、在宅医療に関わる薬剤
師の資質向上を図り、麻薬や無菌製剤の調剤、小児在宅、24時間対応が可能な薬局の整備
を進め、在宅医療に必要な医薬品等の提供体制を構築する。
「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」及び「在宅医療に必要な
連携を担う拠点」について、それぞれが担うべき機能や役割を整理する。
在宅療養患者が居宅において生活機能の回復・維持を図る観点からリハビリテーション提供
体制の整備は重要であり、その機能・役割について明確化する。
「在宅医療に必要な連携を担う拠点」と「在宅医療・介護連携推進事業」
との連携を進める。
在宅療養患者の状態に応じた栄養管理を充実させるために、管理栄養士が配置されている在
宅療養支援病院や栄養ケア・ステーション等の活用も含めた訪問栄養食事指導の体制整備が
重要であり、その機能・役割について明確化する。
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