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【資料4】特区制度を利用した救急救命処置の先行的な実証に向けた調査・検討会業務報告 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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<各論⑥>
救急救命士向け研修教材等の作成、必要な教育体制の検討2
追加講習カリキュラム(講義)
Ver.

20240318

(別添)

救急救命士によるアナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内注射の実施に係る追加講習カリキュラム(案)
【一般目標】
1. 救急現場においてアナフィラキシ-に対するアドレナリン筋肉内注射の適応を適切に判断する能力を身につける。
2. 救急現場においてアナフィラキシ-の病態などを鑑別し、アドレナリンの適応を適切に判断する能力を身につける。
3. アナフィラキシ-に対するアドレナリン筋肉内注射をプロトコールに基づき的確かつ安全に施行する能力を身につける。
4. アナフィラキシ-に対するアドレナリン筋肉内注射に伴う危険因子、合併症を認識し、事故発生時に責任をもって適切に対処できる能力を身につける。
5. アナフィラキシ-に対するアドレナリン筋肉内注射は、メディカルコントロール下で行われるということを認識し、医師との円滑なコミュニケーションにより適切に指示指導助言を受けられる能
力を身につける。
6. アナフィラキシ-に対するアドレナリン筋肉内注射の実施について、医療倫理の側面からも適切に説明し、傷病者等から信頼が得られる能力を身につける。



大項目

中項目

小項目

最低 推奨
時限 時限

到達目標

コースの概略の説明
コースの概略について理解する。
薬剤投与に関する基礎知識、手 従来の救急救命処置、特に心肺停止に対する静脈路確保と薬剤投与(エピネ ※ア
技の確認
フリン)についての知識、手技を確実に習得しているか確認する。
救急救命処置の
処置拡大の変遷と新たな
救急救命処置の変遷と新たな処 救急救命処置の法的位置づけ(救急救命士法、省令、告示等)と、これま
1

1
変遷
処置拡大についての概要
置拡大
での業務拡大の概要について理解する。
※イ
2 医療倫理
医療倫理、救急救命士の法的責任について理解する。
病院前医療にお
傷病者への説明と医療倫
2

意識の有無などの傷病者の状況に応じた処置等の説明の仕方や同意の取得
ける医療倫理
理について
3 傷病者への説明と同意の取得
について、医療倫理の側面から正しく理解する。
③ アナフィラキシ-の定義・概念
4 アナフィラキシ-の定義・概念
アナフィラキシ-の定義・概念、アレルギーの分類との関連について理解する。
5 アナフィラキシ-の誘因
アナフィラキシ-の主な誘因、主なアレルゲンについて理解する。
アナフィラキシ-の誘因・発症

6 アナフィラキシ-の発症機序
アナフィラキシ-の発症機序について理解する。
機序
7 食物依存性運動誘発アナフィラキシ食物依存性運動誘発アナフィラキシ-について理解する。
8 皮膚・粘膜系の病態と症候
皮膚・粘膜系の病態と症候および典型的な所見について理解する。
アナフィラキシ-の基礎
3
9 呼吸器系の病態と症候
呼吸器系の病態と症候および典型的な所見について理解する。
1
知識
⑤ アナフィラキシ-の病態と症候
10 循環器系の病態と症候
循環器系の病態と症候について理解する。
11 消化器系の病態と症候
消化器系の病態と症候について理解する。

アナフィラキシ-の判断基準と 12 アナフィラキシ-の判断基準
アナフィラキシ-ガイドライン2022に基づく判断基準について理解する。


観察と評価の注意点
13 観察と評価、鑑別の注意点
アナフィラキシ-の症候、観察と評価の注意点について理解する。
⑦ 救急活動・処置
14 救急活動・処置
アナフィラキシ-に対する救急活動・処置について理解する。
観察カードによる
観察カードを用いた観察・
観察カードを用いた観察・判断の
4 アナフィラキシ-の観

15
観察カードを用いた観察・判断の方法について理解する。
判断の方法
方法
2
察・判断
5 ケーススタディ
⑨ ケーススタディ
16 ケーススタディ
アナフィラキシ-症例等について観察・判断の実践的な方法を理解する。
メディカルコントロールとオンライ
メディカルコントロール体制について理解を深める。現場からオンライン下に、医師
メディカルコントロールと
メディカルコントロールとオンラインでの
6
⑩ ンでの傷病者情報の効率 17
に状況を説明し指示を受ける際のコミュニケーションの確保の難度につい
1
救急救命処置
状況の伝達と指示要請
的な伝達
て理解する。指示、指導、助言要請の際の工夫等について理解する。
1
教育内容の習得状況の確
7 効果測定

18 筆記試験
筆記試験において講義での習得状況を確認する
認(筆記試験)
※イ
(講習の準備)

(講習の準備)

(講義)

小計

5

※ア

※イ

1

2

1
1
※イ
5

13