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【資料4】特区制度を利用した救急救命処置の先行的な実証に向けた調査・検討会業務報告 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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アナフィラキシーに対するアドレナリン筋肉内注射プロトコール
救急救命士

オンラインMC医

アナフィラキシーの疑い※1
エピペン所持者に対する
既存プロトコールに従う
処方かつ
所持あり

エピペン処方
所持の確認
処方もしくは
所持なし

観察カードの使用

対象
1. 次の3つをすべて満たす傷病者
① アナフィラキシ-の可能性が非常に高い
② 重度の呼吸・循環・意識障害
③ 小学生以上(未就学児は対象外)
かつ
2. MC医がアナフィラキシ-の可能性が非常
に高いと判断しアドレナリン筋肉内投
与の指示を出した場合

注釈
1. アドレナリン筋肉内注射の終了
後まで「心肺機能停止前の重度
傷病者に対する静脈路確保及び
輸液」は実施しない。
2. 継続観察中にアナフィラキシー
を強く疑い、重度の呼吸・循
環・意識障害のどれかが出現す
ればMC医師へ指示要請を行う。
3. 重度の呼吸等(呼吸・循環・意
識)障害は次が該当する。年齢
の適応も確認する。
呼吸

継続観察※2、搬送

▢ 収縮期血圧90mmHg未満
▢ 収縮期血圧が平常時の70%未満
循環 ▢ 橈骨動脈等で脈拍を微弱にしか
触知できないなど血圧が著しく
低下している可能性が高い

アナフィラキシーを強く疑い
重度の呼吸等の障害※3がある
該当
小学生以上である

しない

該当する

オンラインMC医への
指示要請

アナフィラキシ-と
アドレナリン適応の判断

適応なし

適応あり

薬品名 投与量 投与経路の
ダブルチェック※6

※5

アドレナリンの筋肉内注射と
投与量の指示※4

アドレナリンの
筋肉内注射の実施
必要に応じ事後報告※7

継続観察※7、搬送

▢ SpO2値90%以下
▢ 吸気性喘鳴

必要な指示、指導・助言

意識 ▢ JCS10以上

4. 観察所見、年齢等の報告を踏ま
えアドレナリン投与の要否と投
与量を指示する。静脈路からの
投与は禁止
5. 医師の指示を復唱し共有する。
6. 処置実施者を含む隊員2名によ
りチェックリストを用いて行う。
7. アドレナリン筋肉内注射後も症
状の改善が得られない場合は医
師に報告する。再注射、もしく
は「心肺機能停止前の重度傷病
者に対する静脈路確保及び輸
液」等の実施は医師からの指示
に従う。

6