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04 資料1-2_ワクチンの研究開発について (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43850.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会(第36回 9/25)《厚生労働省》
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予防接種基本計画における記載内容の検討
現状・課題
○ 予防接種法に基づく予防接種基本計画において、ワクチン・ギャップの解消と国内外の感染症対策に必要なワクチンを世界に
先駆けて開発することを目指し、基本計画へ「開発優先度の高いワクチン」を書き込むとともに、ワクチン開発企業等に対し、
開発要請を行い、一部のワクチンは薬事承認を取得し定期接種化され、ワクチン・ギャップの解消は一定の成果が得られた。
○ ワクチン開発・生産体制強化戦略に基づき、パンデミック等脅威となり得る感染症については、「重点感染症」として暫定リストの
整理を行い、それに基づき開発を支援すべきワクチンの指定が行われている。
○ 我が国の予防接種施策の基本的な理念は「予防接種・ワクチンで防げる疾患は予防すること」であることを踏まえ、現に我が国に
存在し、公衆衛生上必要性の高い疾患に対するワクチンについて、定期接種化も見据えた研究開発の推進が必要である。
予防接種基本計画の記載に係る考え方
○ 予防接種施策の基本的な理念を踏まえ、「開発優先度の高いワクチン」について、
• 基本計画には、現に我が国に存在する疾患に対し、疾病負荷の軽減が図れる等、定期接種化を目指した公衆衛生上必要性
の高いワクチン開発を推進する等、「開発優先度の高いワクチン」に対する考え方、選定目的等を記載する、
• 企業における開発状況や医療ニーズ及び定期接種化の検討に必要な疾病負荷の情報等を踏まえ、「開発優先度の高い
ワクチン」を見直すこととし、状況の変化に柔軟に対応できるよう、 「開発優先度の高いワクチンリスト」は別途作成する、
• 定期接種化に関する検討の迅速化を図るため、薬事承認前から必要な情報の収集や整理を開始し、薬事承認後速やかに
ファクトシートの作成依頼ができるよう検討することや早期実用化支援としてPMDA相談等の薬事上の対応を検討する、
こととしてはどうか。
○ 予防接種推進専門協議会に対しパイプラインリスト詳細及び選定評価項目を示し、予防接種推進専門協議会による優先順位
付け後に、今後の部会において、総合的に評価※して開発優先度の高いワクチンを選定してはどうか。
○ なお、基本計画は予防接種の研究開発を推進するための施策の基本的事項を定めているため、「重点感染症に対するワクチン」の
議論も注視しながら、「重点感染症に対するワクチン」については、引き続き、診断薬・治療薬と合わせて、ワクチン開発・生産体制
強化戦略に基づく重点感染症見直しの議論の中で対応することとしてはどうか。
※ パイプラインリストにない疾病であっても、現に我が国に存在し、医療ニーズがあり、疾病負荷の高い疾病については、政策的な観点も含めて検討・評価する

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