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参考資料1 障害者の希望を踏まえた結婚、出産、子育てに係る支援の推進について (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44451.html
出典情報 社会保障審議会・こども家庭審議会 社会保障審議会障害者部会(第142回 10/22)こども家庭審議会障害児支援部会(第7回 10/22)(合同会議)《厚生労働省》
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法人内の複数の相談支援機関の連携による

結婚や子育てを含む希望する生活の実現に向けた支援の取組例
障害者就業・生活支援センター、委託相談支援事業所

障害者就業・生活支援センターや委託相談支援等における支援の取組
➢ 元々は知的障害者通勤寮を運営しており、地域生活する障害者を多く支援してきた法人
➢ 現在、障害者就業・生活支援センター、委託相談支援事業所が一体となって、利用者の
希望する生活をどう実現するかに向けて個別支援を実施。結婚や子育てについても特別
視せずに、個別支援の延長線上で支援してきた。
➢ これまでに数十組の夫婦等の家族世帯を支援し、そのうち十組弱は子どもがいる世帯
➢ 子育てに係る支援は、地域のボランティアによる子育ての支援など様々な資源を活用す
ることを心がけ、地域の支援機関・サービスの情報収集・提供、つなぎの支援を実施
結婚や子育てを含む様々な生活方法の
希望実現に向けた個別支援

地域の支援機関やサービスにつなぐ
子育て支援

• 結婚や子育てだけでなく、一人暮らしをした

• 子育て支援においては、自分の事業所だけで

い、自分で食事を作って生活したいなど、利

抱え込まずに、地域の方々や様々な支援機関

用者ごとに異なる様々な生活の希望を実現す

やサービスにより支援することを意識。

るため、障害者就業・生活支援センターや委

• 地域の子育て支援機関・サービスについて情

託相談支援事業所が個々の状況に応じた個別

報収集及び情報提供をするとともに、本人の

支援を実施。

意思を確認しながら、それらにつなげる支援

• 結婚や子育てについては、周囲に同じような

を実施。

経験をしてきた先輩家族が多く、他の利用者

• 本人たちが良好な関係を形成できるよう状況

にとってのイメージのしやすさにつながって

を把握し、必要に応じて同行する等の支援は

いる。

行うが、最終的に継続して利用するかどうか

• 子育て中の障害者宅を訪問し、実際の生活場

は利用者本人たちが決める。

面を見て話を聞く機会を提供している。

個別事例の状況
【利用者本人談】
出産後は、ホームヘルパーや地域のボランティアの方が、日程を組みながら家に来てくれた。
その調整は事業所の職員がしてくれていた。また、市町村の母子保健担当の保健師も月に2,3
回ほど家に訪問してくれていたほか、困ったときに電話して来てもらったこともあった。
出産後3か月で保育園に子どもは入園した。ボランティアは保育園に入園するまで、ホームヘ
ルパーは出産から約6年間来てもらっていた。ボランティアは、退院後2週間は週に5日(各日
3回)来てもらい、その後、保育園入園までは週に2,3日来てもらっていた。また、ホームヘ
ルパーは、退院後2週間は週に5日 、その後は週に2,3日帰宅後に来てもらい、子育てにつ
いて色々と教えてもらうとともに、入浴の手伝いや着替えの準備、離乳食づくりなどをやっても
らっていた。
障害者就業・
生活支援センター、
地域ボランティア
〔世帯の状況:賃貸住宅〕
委託相談支援事業所
父:身体障害、知的障害(区分なし)
日程調整
40代、就労あり
居宅介護事業所
母:知的障害(区分1)40代、就労あり
訪問支援
子:中学生

保健師

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(出産後の支援状況) 04