よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


診療所における医療DXに係る調査報告書 (45 ページ)

公開元URL
出典情報 診療所における医療DXに係る調査報告書(12/2)《日本医師会総合政策研究機構》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

電子カルテとレセコンの費用の合計

システム費用が高額になると補助金では賄えず、負担感が増大する。また、金銭面だけ
でなく、度々の改修作業等に対応することも診療所にとっては重荷である。

例えば、電子カルテ、レセコンともにリース契約の場合は、導入費用として年間平均
250.5 万円、151.0 万円、保守費用はそれぞれ 40.5 万円、29.9 万円で総額 471.9 万円とな
り、分布から 500 万円以上は全体の約 3 割を占めた。これらに加えてパソコンや消耗品な
どの費用が発生している施設も多い。システムの導入費用には補助金制度があるが、高額
になると持ち出しは増え、補助金の締切期限など制限も多い23。システム費用の補助金は
平均値に近い額で決められるが、費用負担が大きい施設での持ち出しが大きいことについ
て、支援策の検討が必要とされている。

図表 3-49 電子カルテとレセコンの費用の合計‐契約形態別
(万円)
電子カルテ

レセコン



導入費用 保守費用 導入費用 保守費用
契約形態
電カル・レセコン共に一括購入(n=109)
380.2
40.5
185.4
25.2

631.3

電カル・レセコン共にリース(n=81)

250.5

40.5

151.0

29.9

471.9

電カル・レセコン共に分割購入(n=20)

248.7

30.0

199.4

25.5

503.5

リースと分割購入は全て年間費用。一括購入は購入費用と年間保守費用の総和

図表 3-50 電子カルテとレセコン費用の合計の分布‐契約形態別
0%
電カル・レセコン
共に一括購入(n=109)

電カル・レセコン
共にリース(n=81)

電カル・レセコン
共に分割購入(n=20)

20%

7.3

8.3

14.7

12.3

5.0

40%

18.3

28.4

12.8

19.8

30.0

100万円未満
500~600万円未満

60%

23.9

6.2

30.0

100~200万円未満
600~1,000万円未満

80%

200~400万円未満
1,000万円以上

100%

14.7

8.6

12.3

12.3

10.0

10.0

15.0

400~500万円未満

リースと分割購入は全て年間費用。一括購入は購入費用と年間保守費用の総和

IT 導入補助金 2024 では、電子カルテやレセコンの IT ツールが最大 450 万円補助される。
https://it-shien.smrj.go.jp/
23

44