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○歯科医療(その1)について-8 (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00100.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第485回  8/4)《厚生労働省》
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歯科医療に係る現状及び課題と論点
(地域包括ケアシステムの推進について)
・ 歯科保健医療ビジョンにおいて、地域包括ケアシステムを推進する観点から、専門分野に応じた歯科診療所間の役割分担等により、
機能分化を図ることとされている。
・ 歯科保健医療ビジョンではかかりつけ歯科医に求められる役割として、歯科疾患の予防・重症化予防や口腔機能等のきめ細やかな
患者等のニーズに対する対応や、訪問歯科診療を含めた切れ目ない提供体制の確保、医科歯科連携等を含めた他職種との連携な
どが掲げられている。
(安心・安全で質の高い歯科医療の推進について)
・ 平成30年度及び令和2年度診療報酬改定において、院内感染防止対策を推進する観点から、歯科初診料及び歯科再診料の見直し
を行った。
・ 歯科初・再診料の院内感染防止対策に係る届出医療機関数は、令和元年7月1日現在、65,200施設(約95%)であった。
・ 新型コロナウイルス感染症を踏まえた感染予防策として、診療室内のエアロゾル対策やゴーグル又はフェイスシールドの着用などが
必要とされている。
(生活の質に配慮した歯科医療の推進等について)
・ 歯科疾患の重症化予防を推進する観点から、令和2年度診療報酬改定において、6か月以上の歯科疾患の管理及び療養上必要な
指導を行った場合の評価を新設した。
・ 小児及び高齢者に対する口腔機能管理について、歯科疾患の継続管理を行っている患者に対する診療実態と合わせて、評価の見
直しを行っている。
・歯科固有の技術について、これまでの診療報酬改定において、口腔疾患の重症化予防や口腔機能低下、生活の質に配慮した
歯科医療を推進する観点から新規技術の導入を行っている。
・歯科用貴金属の代替材料について、保険適用が進んでいるが、一部の技術については代替材料は存在しない。

【論点】
○ 地域包括ケアシステムを推進する観点から、かかりつけ歯科医に求められる機能や医科歯科連携等の他職種連携
を推進するために、どのような対応が考えられるか。
○ 歯科外来診療における感染防止策等について、どのように考えるか。
○ 口腔疾患の重症化予防や口腔機能の管理を推進する観点から、どのような対応が考えられるか。
○ 歯科固有の技術の評価について、引き続き生活の質に配慮した歯科医療の提供等を推進する観点から、どのよう
な対応が考えられるか。
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