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資料1-2-1診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
「有棘赤血球舞踏病」、「McleodMcLeod 症候群」の確定診断例又は臨床診断例を対象神経有棘赤血球症と診断す
る。
1)Definite と Probable を対象とする。
1.有棘赤血球舞踏病
A:臨床所見
1) 1)1好発年齢は若年成人(平均 30 歳代)であるが、発症年齢の分布は思春期から老年期に及び、緩
徐に増悪する。
2)常染色体劣性遺伝が基本である。優性遺伝形式に見えることもある。
3)口周囲(口、舌、顔面、頬部など)の舞踏運動が目立ち、自傷行為による唇、舌の咬傷を見ることが多い。
咬唇や咬舌は初期には目立たないこともある。
4)口舌2)口・舌不随意運動により、構音障害、嚥下障害を来す。
53)体幹・四肢に見られる不随意運動は舞踏運動とジストニアを主体とする。
6)てんかんが見られることがある。
74)脱抑制、強迫衝動性障害、強迫性障害、固執症状などの神経精神症状や認知障害がしばしば認めら
れる。
2)1)

8)軸索障害を主体とする末梢神経障害があり、下肢遠位優位の筋萎縮、脱力、腱反射低下・消

失を来す。
B:検査所見
1)末梢血で有棘赤血球の増加を見る。
C:遺伝子診断
病因遺伝子 VPS13A に変異を認める。
※常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)が基本である。顕性遺伝(優性遺伝)形式に見えることもある。
D:鑑別診断
(1)症候性舞踏病

:小舞踏病、妊娠性舞踏病、脳血管障害

(2)薬剤性舞踏病

:抗精神病薬による遅発性ジスキネジア、その他の薬剤性ジスキネジア

(3)代謝性疾患

:ウィルソン病、脂質代謝異常症

(4)他の神経変性疾患

:歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症、ハンチントン病

<診断のカテゴリー>
Definite : A の1)~4)、かつ B と C を認めるもの。
Probable:: A の1)~4)、かつ B を認め、D を除外したもの。
E:参考所見
・臨床所見
1) 好発年齢は若年成人(平均 30 歳代)であるが、発症年齢の分布は思春期から老年期に及び、緩徐に
増悪する。
2) てんかん発作が見られることがある。
3) 軸索障害を主体とする末梢神経障害があり、下肢遠位優位の筋萎縮、脱力、腱反射低下・消失を来す。

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