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資料1 新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画 (36 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0607/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和4年第8回 6/7)《内閣府》
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海のデータの官民での共有・活用を図るとともに、2026年度の就航に向けて北極
域研究船の建造を着実に進める。
排他的経済水域での海洋観測の高度化や、沖縄周辺海域等での海底における熱水
鉱床、メタンハイドレート、レアアース泥等の国産海洋資源の開発のため、大深度
海域で利用できる自律型無人探査機の技術開発等を行う。また、無人海洋観測シス
テムの開発を進める。
海の次世代モビリティである小型無人ボート、遠隔操作型無人潜水機の実証等を
行う。
洋上風力による適切な海域利用、国内サプライチェーンの構築や海洋産業の重要
な技術の国産化を進めるとともに、海運・造船業の競争力強化を図る。
4.金融市場の整備
(1)四半期決算短信
金融商品取引法上の四半期報告書を廃止して、取引所の四半期決算短信に「一本
化」することとし、具体策を本年内に検討した上で、関連法案を提出する。
(2)国際金融センターの実現とアセットマネージャーの育成
国際金融センターの実現を目指し、今後、より多くの海外の金融事業者を日本の
金融資本市場に呼び込むため、プロモーションや登録審査等を全て英語で行う「拠
点開設サポートオフィス」を通じたビザ取得・AI多言語翻訳技術の活用等による
外国語対応・住宅や医療等の生活面を含む官民一体の金融創業支援を進める。
これにより、運用能力の高い海外金融事業者や高度金融人材の誘致を図り、雇用
創出や経済活性化を実現するほか、国内事業者や国内人材との交流を進め、アセッ
トマネージャーを含む高度な金融人材の育成・拡大を進める。また、新たに資産運
用業を行う事業者の資金繰り支援のため、信用保証制度の対象に資産運用業者を追
加する。
(3)銀行の業務範囲及び銀証ファイアウォール規制の見直し
昨年の銀行法等の改正により、業務範囲が限定的だった銀行グループは、デジタ
ル化や地方創生等に資する業務を行うことができるようになった。これを踏まえ、
銀行の新事業の実施状況をフォローアップしつつ、銀行がデジタル化や地方創生等
に資する事業に積極的に取り組むよう促す。
また、金融機関によるワンストップの融資・資金調達を図る観点から、銀証ファ
イアウォール規制(金融グループの銀行・証券間で、顧客の非公開情報を同意なく共有する
ことを禁止する規制)について、顧客が外国法人や上場企業等である場合にはその同
意を不要とする等の見直しを行った。今後、中堅・中小企業等の情報に関する銀証
ファイアウォール規制について、利益相反や優越的地位の濫用等の弊害の防止に留
意しつつ、その取扱いについて検討する。
(4)金融機関の取組を通じた貯蓄から投資の促進
家計による資産形成を進める上で、より適切な助言や勧誘を金融機関から受けら
れるようにすることが重要である。
金融商品取引法上、助言の対価の有無により適用されるルールが異なり、同様の
助言であっても、収受する手数料等の整理によって制度上の取扱いが異なること等

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