よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料 (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24270.html
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第6回 6/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

ちんと機能しているか政府全体の立場からチェック、改善し、メン
テナンスすること(PDCA サイクルの実践)。

・有事に招集する職員を平時から明確にしておくなど、平時から有事
の円滑な切り替えを実現すること。

・科学的知見と根拠に基づく政策判断に資するため、政府における専

門家組織を強化すること。その際、諸外国の組織や臨床機能の必要
性を考慮しつつ、専門家の育成や政府外のアカデミアも含めたオー

プンな議論を行えるようにするとともに、国内外の情報・データや

専門知の迅速な収集、共有、分析、評価に加え国内の疫学・臨床研
究を行う能力の向上を図ること。

・ウイルスの特性が未知あるいは変異する中で、国民の納得感や対策
の効果を高める観点からも、政府がリスク・コミュニケーションの
視点に立った国民への情報発信を行うこと。
4.終わりに

新型コロナウイルスによる感染は終息していない。今回の検証は、司令

塔機能の強化や、感染症法のあり方、保健医療体制の確保などに重点を置

いて実施したが、今後とも社会経済財政への影響、財源のあり方、施策の

効果などについて多面的に検証が行われ、的確に政策が進められることを

求めたい。

そして、いつ来るともわからない次なる感染症危機に向けて、危機管理

における事態準備行動(プリペアドネス)の考え方に立って十分な準備が

できるよう、本報告書が指摘する課題への対応を時間軸も含めて整理し、
今般の取組の成果と反省の下に、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図
り、国民が安心できるような中長期的な対応の具体策を策定すること、そ
して政府行動計画を定期的にレビューするのはもちろんのこと、PDCA サ
イクルを回しながら着実に進めることを求めたい。

21