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資料 (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24270.html
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第6回 6/30)《厚生労働省》
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フランスにおける情報の取扱いの事例(CNIL)

未定稿

○ フランスでは、医療情報を含めた個人情報の利用に関して、CNILが管轄している。
○ CNILは、政府から独立した委員会であり、医療情報を含む個人情報の取扱いに関するルールを定め、利活用に
関する審査も行っている。一方で、研究やイノベーションの促進等の観点から、申請書式の標準化や手続きの簡
素化に向けた取組も進めている。
CNILの概要

収集された医療情報にアクセスする際の概要フロー

項目

概要

名称

CNIL(Commission Nationale de l’Informatique et
des Libertés=情報処理及び自由に関する国家委員
会)

設立

1978年

根拠法

「情報処理・情報ファイル及び自由に関する 1978
年 1 月 6 日法律第 78-17号」

活動内容

• 個人情報の取扱に関する監視及び審査、制裁
• 全てのデータ主体及びデータ管理者の権利及び
義務の周知
• 個人情報の利用が法律を遵守していることの保

• プライバシー保護のためのモデル策定 等

罰則

最大2,000万€又は年間売上高の4%

対象範囲

公的及び民間の個人情報を取り扱う全ての団体

形態

独立機関

人員数

委員 18名、職員245名(2021年)

出所: CNILのホームページ情報を元に、厚生労働省において作成

<大学・研究機関・企業等>
研究計画の策定および研究開始の申請
<CPP(倫理審査委員会):設置数39>
倫理審査の意見回答

<CNIL:設置数1>
CNILの承認(利用目的やセキュリティ、データ
の機密性等に関する確認)
<大学・研究機関・企業等>
医療情報の利活用
【特徴】
 フランスでは、公衆衛生法典(CSP)に基づき、健康データをホスティ
ングする場合、保健省によるサーバの承認が必要であり、これらの管理
をCNILが担っている。そのため、CNILが管理している医療情報等にアク
セスする研究の場合、CNILの承認が必要となる
 CNILは、個人情報の取扱に関する審査や監視を実施するとともに、制裁
を課すことができる

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