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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (47 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27303.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第34回 8/8)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【3】小児の新型コロナワクチンの接種について
(2)小児(5-11歳)の新型コロナワクチンに関する科学的知見等
小児(5-11歳)におけるオミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性(感染・重症化予防効果)
オミクロン株流行期での5-11歳の小児におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの感染予防効果は29.4%、 重
症化予防効果は41.1%であったが、そのうち感染予防効果は接種完了 ※6 から0-14日経過後に38.7%と最大値を示
し、43ー84日経過後には21.2%まで逓減したと報告されている。
Sacco et al1(Lancet, 2022)
研究内容: イタリアの全国新型コロナウイルス感染症サーベイランスシステ
ム※1及び全国ワクチン接種登録※2を連携して、過去に新型コロナウイルス感
染症の診断歴のない5-11歳の全児童を対象とした。児童のワクチン接種状
況に応じて、非接種群、1回接種群、2回接種群に分類※3し、2022年1月
17日から4月13日の追跡期間におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの
感染及び重症化※4に対する予防効果※5を評価した後ろ向き研究。
結果:2,965,918例(追跡期間終了時点の接種回数が2回:1,063,035例、
1回:134,386例、0回:1,768,497例 )が解析された。非接種群を対照
として、各群における感染及び重症化に対する予防効果は以下の通り報告さ
れている。
感染予防効果
1回接種群:27.4%
2回接種群:29.4%
重症化予防効果
1回接種群:38.1%
2回接種群:41.1%
[95%CI: 26.4ー28.4]
[28.5ー30.2]
5ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン接種
の感染及び重症化に対する予防効果
5ー11歳の小児における
ファイザー社ワクチン接種の感染予防効果
[20.9ー51.5]
[22.2ー55.4]
2回接種群における非接種群と比べた感染予防効果の接種完了※6からの経時
的変化は以下の通り報告されている
接種完了0-14日経過後:38.7% [37.7ー39.7]
接種完了43ー84日経過後:21.2% [19.7ー22.7]
※1 イタリア上級衛生研究所が取り纏めているシステムで、全国の公的または私的な研究所や薬局での抗原、PCR、またはその両方によって確認された全感染例に関する情報が収集されている。
※2 イタリア保健省が保有するデータベースで、イタリア国内で接種されたワクチンの個別情報が含まれている。
※3 但し、1回目接種後14日以内の児童は非接種群に、2回目接種後14日以内の児童は1回接種群に分類した。
※4 新型コロナウイルス感染症の診断から28日以内の入院または死亡を含む。
※5 性別、年齢、30~50歳の市町村レベルでのワクチン接種率、居住する市町村の都市化レベル、一般集団における地域別週次発症率で調整した。
※6 2回目接種から14日経過時点を指す。
1. Sacco C, et al.; Italian National COVID-19 Integrated Surveillance System and the Italian COVID-19 vaccines registry. Effectiveness of BNT162b2 vaccine against SARS-CoV-2 infection and severe
COVID-19 in children aged 5-11 years in Italy: a retrospective analysis of January-April, 2022. Lancet. 2022 Jul 9;400(10346):97-103.
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(2)小児(5-11歳)の新型コロナワクチンに関する科学的知見等
小児(5-11歳)におけるオミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性(感染・重症化予防効果)
オミクロン株流行期での5-11歳の小児におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの感染予防効果は29.4%、 重
症化予防効果は41.1%であったが、そのうち感染予防効果は接種完了 ※6 から0-14日経過後に38.7%と最大値を示
し、43ー84日経過後には21.2%まで逓減したと報告されている。
Sacco et al1(Lancet, 2022)
研究内容: イタリアの全国新型コロナウイルス感染症サーベイランスシステ
ム※1及び全国ワクチン接種登録※2を連携して、過去に新型コロナウイルス感
染症の診断歴のない5-11歳の全児童を対象とした。児童のワクチン接種状
況に応じて、非接種群、1回接種群、2回接種群に分類※3し、2022年1月
17日から4月13日の追跡期間におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの
感染及び重症化※4に対する予防効果※5を評価した後ろ向き研究。
結果:2,965,918例(追跡期間終了時点の接種回数が2回:1,063,035例、
1回:134,386例、0回:1,768,497例 )が解析された。非接種群を対照
として、各群における感染及び重症化に対する予防効果は以下の通り報告さ
れている。
感染予防効果
1回接種群:27.4%
2回接種群:29.4%
重症化予防効果
1回接種群:38.1%
2回接種群:41.1%
[95%CI: 26.4ー28.4]
[28.5ー30.2]
5ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン接種
の感染及び重症化に対する予防効果
5ー11歳の小児における
ファイザー社ワクチン接種の感染予防効果
[20.9ー51.5]
[22.2ー55.4]
2回接種群における非接種群と比べた感染予防効果の接種完了※6からの経時
的変化は以下の通り報告されている
接種完了0-14日経過後:38.7% [37.7ー39.7]
接種完了43ー84日経過後:21.2% [19.7ー22.7]
※1 イタリア上級衛生研究所が取り纏めているシステムで、全国の公的または私的な研究所や薬局での抗原、PCR、またはその両方によって確認された全感染例に関する情報が収集されている。
※2 イタリア保健省が保有するデータベースで、イタリア国内で接種されたワクチンの個別情報が含まれている。
※3 但し、1回目接種後14日以内の児童は非接種群に、2回目接種後14日以内の児童は1回接種群に分類した。
※4 新型コロナウイルス感染症の診断から28日以内の入院または死亡を含む。
※5 性別、年齢、30~50歳の市町村レベルでのワクチン接種率、居住する市町村の都市化レベル、一般集団における地域別週次発症率で調整した。
※6 2回目接種から14日経過時点を指す。
1. Sacco C, et al.; Italian National COVID-19 Integrated Surveillance System and the Italian COVID-19 vaccines registry. Effectiveness of BNT162b2 vaccine against SARS-CoV-2 infection and severe
COVID-19 in children aged 5-11 years in Italy: a retrospective analysis of January-April, 2022. Lancet. 2022 Jul 9;400(10346):97-103.
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