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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (62 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27303.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第34回 8/8)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【3】小児の新型コロナワクチンの接種について (3)小児(5-11歳)に対する公的関与の規定の適用
小児(5-11歳)に対する公的関与の規定の適用について(前回と今回の比較)
2022年2月時点
2022年8月時点
・小児の感染者数は増加傾向であり、これに伴い感染者数全体に占
①
新型コロナ
ウイルス感
染症のまん
延の状況
(公衆衛生
の見地)
める割合も上昇してきている。報告日別のHER-SYSデータによれば、
足元(2022年1月)では新規感染者全体のうち、4分の1以上が10
代以下。
・オミクロン株の流行下において、小児の感染者数は増加しており、
感染者数に占める小児の割合は高い水準にある。新規感染者全体の
うち、10代以下の小児が約3割を占めている。
・小児における重症例や死亡例の割合は、高齢者等に比べれば低い。
・また、小児における中等症や重症例の割合は低いものの、中等症
や重症例の症例数は増加傾向である。
一方、感染者数の増加に伴って、重症者数は増加傾向にある。
・小児のワクチン接種が進むことにより、同世代における重症例の
発生が抑制されるのみでなく、中高年世代を含む人口全体における
感染者数や重症者数を減少させる効果が期待される。
※オミクロン株の出現以前の知見
・小児におけるファイザー社ワクチンの発症予防効果については、
有効性及び
クロン株の出現以前の知見。
・小児における重症化予防効果に関するエビデンスは、現時点で
安全性に関
により発熱等の頻度は異なるものの、12-15歳と比較して少ない
と報告されている。
との報告がある。
後約60日までで約80%の有効性を認めるとの報告がある。
安全性
安全性
・2回目接種後約2か月の追跡期間において安全性が示されたと
の報告があり、心筋炎等の副反応の報告頻度に関しては、報告
防効果としては、2-4週間後 60.1%、5-8週間後には28.9%である
・オミクロン株流行下における入院予防効果について、2回接種
確認されていない。
する情報そ
の他の情報
※オミ
有効性
予防接種の
有効性
②
90.7%と、高い有効性を示唆する報告がある。
・オミクロン株流行下における、小児に対するワクチンの発症予
・米国における安全性に係る大規模データベースの分析に基づく
報告において、現時点で、安全上の懸念は検出されていないと報
告されている。
・我が国における副反応報告において、安全性に係る懸念はな
かったと報告されている。
小児におけるオミクロン株の感染状況(感染者、重症化の動
向)が未だ確定的でないことや、オミクロン株についてはエビ
デンスが必ずしも十分ではないことから、努力義務の規定は小
児について適用しないこととした。
小児におけるオミクロン株の感染状況や、オミクロン株に対す
るエビデンスとして、発症予防効果については中等度の有効性
を、また、入院予防効果については接種後2ヶ月間で約80%の
有効性を有し、安全性に関する追加の情報が集積している。
62
小児(5-11歳)に対する公的関与の規定の適用について(前回と今回の比較)
2022年2月時点
2022年8月時点
・小児の感染者数は増加傾向であり、これに伴い感染者数全体に占
①
新型コロナ
ウイルス感
染症のまん
延の状況
(公衆衛生
の見地)
める割合も上昇してきている。報告日別のHER-SYSデータによれば、
足元(2022年1月)では新規感染者全体のうち、4分の1以上が10
代以下。
・オミクロン株の流行下において、小児の感染者数は増加しており、
感染者数に占める小児の割合は高い水準にある。新規感染者全体の
うち、10代以下の小児が約3割を占めている。
・小児における重症例や死亡例の割合は、高齢者等に比べれば低い。
・また、小児における中等症や重症例の割合は低いものの、中等症
や重症例の症例数は増加傾向である。
一方、感染者数の増加に伴って、重症者数は増加傾向にある。
・小児のワクチン接種が進むことにより、同世代における重症例の
発生が抑制されるのみでなく、中高年世代を含む人口全体における
感染者数や重症者数を減少させる効果が期待される。
※オミクロン株の出現以前の知見
・小児におけるファイザー社ワクチンの発症予防効果については、
有効性及び
クロン株の出現以前の知見。
・小児における重症化予防効果に関するエビデンスは、現時点で
安全性に関
により発熱等の頻度は異なるものの、12-15歳と比較して少ない
と報告されている。
との報告がある。
後約60日までで約80%の有効性を認めるとの報告がある。
安全性
安全性
・2回目接種後約2か月の追跡期間において安全性が示されたと
の報告があり、心筋炎等の副反応の報告頻度に関しては、報告
防効果としては、2-4週間後 60.1%、5-8週間後には28.9%である
・オミクロン株流行下における入院予防効果について、2回接種
確認されていない。
する情報そ
の他の情報
※オミ
有効性
予防接種の
有効性
②
90.7%と、高い有効性を示唆する報告がある。
・オミクロン株流行下における、小児に対するワクチンの発症予
・米国における安全性に係る大規模データベースの分析に基づく
報告において、現時点で、安全上の懸念は検出されていないと報
告されている。
・我が国における副反応報告において、安全性に係る懸念はな
かったと報告されている。
小児におけるオミクロン株の感染状況(感染者、重症化の動
向)が未だ確定的でないことや、オミクロン株についてはエビ
デンスが必ずしも十分ではないことから、努力義務の規定は小
児について適用しないこととした。
小児におけるオミクロン株の感染状況や、オミクロン株に対す
るエビデンスとして、発症予防効果については中等度の有効性
を、また、入院予防効果については接種後2ヶ月間で約80%の
有効性を有し、安全性に関する追加の情報が集積している。
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