よむ、つかう、まなぶ。
03【資料１】新型コロナワクチンの接種について (48 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27303.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会（第34回 8／8）《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
２．本日の論点：【３】小児の新型コロナワクチンの接種について
（２）小児（5-11歳）の新型コロナワクチンに関する科学的知見等
小児（５－11歳）におけるオミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性（感染・入院予防効果）
オミクロン株流行期での5ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの感染予防効果は36.8%、入院
予防効果は82.7%であったと報告されている。
Tan et al1（NEJM, 2022）
研究内容: シンガポール保健省が管理する公的データを活用して、
５－11歳の全児童を対象とした。児童のワクチン接種状況に応じて、
非接種群、１回接種群※1 、２回接種群※2に分類し、2022年１月21日
から４月８日の研究期間※3において、各群におけるファイザー社ワク
チン初回シリーズの感染※4及び入院に対する予防効果を評価したコ
ホート研究。
５ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン接種の
感染及び入院に対する予防効果
結果：255,936例（研究期間終了時点の接種回数が２回：173,237例、
１回：30,656例、０回：52,043例）が解析された。非接種群を対照
として、１回接種群及び２回接種群における感染及び入院に対する予
防効果は以下のように報告されている。
感染予防効果
１回接種群：13.6％ [95%CI: 11.7ー15.5]
２回接種群：36.8％ [35.3ー38.2]
２回接種後7－14日：48.8%[46.9-50.8]
２回接種後15－29日：37.6%[35.7-39.3]
２回接種後30－59日：28.5%[36.3-30.7]
２回接種後60日以上：25.6%[19.3-31.5]
入院予防効果
１回接種群：42.3％ [24.9ー55.7]
２回接種群：82.7％ [74.8ー88.2]
２回接種後7－14日：87.8%[72.2-94.7]
２回接種後15－29日：84.5%[72.7-91.2]
２回接種後30－59日：80.4%[67.0-88.4]
２回接種後60日以上：N.A.※５
※1 １回目接種１日経過後から２回目接種６日経過後までの児童を含む。
※2 ２回目接種から７日以上経過した児童を含む。
※3 この期間においてシンガポール国内でシーケンシングされた新型コロナウイルス感染例のうち99％以上をオミクロン株が占めていた。
※4 PCR検査、抗原検査、及びその両方で感染が確認された症例を含む。 ※5 Not Applicable; 接種群における入院数は２で、対象者が著しく少ないため解析不能だった。
1. Tan SHX, Cook AR, Heng D, Ong B, Lye DC, Tan KB. Effectiveness of BNT162b2 Vaccine against Omicron in Children 5 to 11 Years of Age. N Engl J Med. 2022 Jul 20.
48
（２）小児（5-11歳）の新型コロナワクチンに関する科学的知見等
小児（５－11歳）におけるオミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性（感染・入院予防効果）
オミクロン株流行期での5ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン初回シリーズの感染予防効果は36.8%、入院
予防効果は82.7%であったと報告されている。
Tan et al1（NEJM, 2022）
研究内容: シンガポール保健省が管理する公的データを活用して、
５－11歳の全児童を対象とした。児童のワクチン接種状況に応じて、
非接種群、１回接種群※1 、２回接種群※2に分類し、2022年１月21日
から４月８日の研究期間※3において、各群におけるファイザー社ワク
チン初回シリーズの感染※4及び入院に対する予防効果を評価したコ
ホート研究。
５ー11歳の小児におけるファイザー社ワクチン接種の
感染及び入院に対する予防効果
結果：255,936例（研究期間終了時点の接種回数が２回：173,237例、
１回：30,656例、０回：52,043例）が解析された。非接種群を対照
として、１回接種群及び２回接種群における感染及び入院に対する予
防効果は以下のように報告されている。
感染予防効果
１回接種群：13.6％ [95%CI: 11.7ー15.5]
２回接種群：36.8％ [35.3ー38.2]
２回接種後7－14日：48.8%[46.9-50.8]
２回接種後15－29日：37.6%[35.7-39.3]
２回接種後30－59日：28.5%[36.3-30.7]
２回接種後60日以上：25.6%[19.3-31.5]
入院予防効果
１回接種群：42.3％ [24.9ー55.7]
２回接種群：82.7％ [74.8ー88.2]
２回接種後7－14日：87.8%[72.2-94.7]
２回接種後15－29日：84.5%[72.7-91.2]
２回接種後30－59日：80.4%[67.0-88.4]
２回接種後60日以上：N.A.※５
※1 １回目接種１日経過後から２回目接種６日経過後までの児童を含む。
※2 ２回目接種から７日以上経過した児童を含む。
※3 この期間においてシンガポール国内でシーケンシングされた新型コロナウイルス感染例のうち99％以上をオミクロン株が占めていた。
※4 PCR検査、抗原検査、及びその両方で感染が確認された症例を含む。 ※5 Not Applicable; 接種群における入院数は２で、対象者が著しく少ないため解析不能だった。
1. Tan SHX, Cook AR, Heng D, Ong B, Lye DC, Tan KB. Effectiveness of BNT162b2 Vaccine against Omicron in Children 5 to 11 Years of Age. N Engl J Med. 2022 Jul 20.
48