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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【1】オミクロン株対応ワクチンの接種について
(1)オミクロン株対応ワクチンの接種について
事務局案
1.接種の目的
⃝
「新型コロナワクチンの製造株に関する検討会」における議論を踏まえ、1価の従来型ワクチン(武漢株)と比較した場合の、2
価のオミクロン株対応ワクチンによる追加接種の有効性は以下のとおり
オミクロン株の成分が含まれるため、現在、感染の主流となっているオミクロン株に対する、重症化予防効果、感染・発症予防
効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導し、亜系統の違いに関わらず、
•1価の従来型ワクチン(武漢株)を上回る重症化予防効果があることが期待されるとともに、
•短い期間である可能性はあるものの、オミクロン株に対する感染予防効果や発症予防効果も期待される。
抗原性の異なる2種類の抗原が提示されることになり、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応する。そのた
め、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待される。
そのため、重症化予防はもとより、感染予防、発症予防を目的に接種を行うこととしてはどうか。
⃝ こうした期待される効果及び目的について、国民に情報提供していくことが必要ではないか。
2.対象者
⃝ 上記の目的に照らし、初回接種を終了した、接種可能な年齢の全ての者を接種対象者とすることとしてはどうか。
※ 8月上旬の2価のオミクロン株対応ワクチンの承認事項一部変更申請においては、ファイザー社製ワクチンは12歳以上、モデルナ社製ワクチンは18歳
以上を対象者として申請がなされている。(企業情報)
⃝
初回接種を終了した全ての12歳以上の者に対する2価のオミクロン株対応ワクチンの接種について、国と自治体は、引き続き、10
月半ばを目途に準備を進めることとする一方で、
⃝
以下の事情から、9月半ばに前倒しで国内配送される2価ワクチンについては、重症化リスクが高い等により、現在、接種が行われ
ている4回目接種の対象者に対して使用するワクチンを、1価の従来型ワクチン(武漢株)から、2価のオミクロン株対応ワクチン
(BA1対応型)へ切り替えることとしてはどうか。
2価のオミクロン株対応ワクチンが9月半ばにはBA1対応型から順次国内配送が見込まれること、
高齢者、基礎疾患を有すると医師が認める者、医療従事者を対象に、進めている4回目接種のうち、まだ多くの対象者は接種が
未完了であること、
⃝
また、4回目接種対象者への接種に一定の完了が見込まれた自治体においては、配送ワクチンの範囲内で、その他の初回接種が終了
した者(社会機能を維持するために必要な事業の従事者や年代別など)の接種への移行を行うこととしてはどうか。
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(1)オミクロン株対応ワクチンの接種について
事務局案
1.接種の目的
⃝
「新型コロナワクチンの製造株に関する検討会」における議論を踏まえ、1価の従来型ワクチン(武漢株)と比較した場合の、2
価のオミクロン株対応ワクチンによる追加接種の有効性は以下のとおり
オミクロン株の成分が含まれるため、現在、感染の主流となっているオミクロン株に対する、重症化予防効果、感染・発症予防
効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導し、亜系統の違いに関わらず、
•1価の従来型ワクチン(武漢株)を上回る重症化予防効果があることが期待されるとともに、
•短い期間である可能性はあるものの、オミクロン株に対する感染予防効果や発症予防効果も期待される。
抗原性の異なる2種類の抗原が提示されることになり、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応する。そのた
め、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待される。
そのため、重症化予防はもとより、感染予防、発症予防を目的に接種を行うこととしてはどうか。
⃝ こうした期待される効果及び目的について、国民に情報提供していくことが必要ではないか。
2.対象者
⃝ 上記の目的に照らし、初回接種を終了した、接種可能な年齢の全ての者を接種対象者とすることとしてはどうか。
※ 8月上旬の2価のオミクロン株対応ワクチンの承認事項一部変更申請においては、ファイザー社製ワクチンは12歳以上、モデルナ社製ワクチンは18歳
以上を対象者として申請がなされている。(企業情報)
⃝
初回接種を終了した全ての12歳以上の者に対する2価のオミクロン株対応ワクチンの接種について、国と自治体は、引き続き、10
月半ばを目途に準備を進めることとする一方で、
⃝
以下の事情から、9月半ばに前倒しで国内配送される2価ワクチンについては、重症化リスクが高い等により、現在、接種が行われ
ている4回目接種の対象者に対して使用するワクチンを、1価の従来型ワクチン(武漢株)から、2価のオミクロン株対応ワクチン
(BA1対応型)へ切り替えることとしてはどうか。
2価のオミクロン株対応ワクチンが9月半ばにはBA1対応型から順次国内配送が見込まれること、
高齢者、基礎疾患を有すると医師が認める者、医療従事者を対象に、進めている4回目接種のうち、まだ多くの対象者は接種が
未完了であること、
⃝
また、4回目接種対象者への接種に一定の完了が見込まれた自治体においては、配送ワクチンの範囲内で、その他の初回接種が終了
した者(社会機能を維持するために必要な事業の従事者や年代別など)の接種への移行を行うこととしてはどうか。
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