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総-4-2○最適使用推進ガイドラインについて (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00160.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第528回 9/14)《厚生労働省》
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表 11
CRS 重症度
対症療法のみを要する軽度
の全身症状:
微熱、疲労、食欲不振等

中等度の介入を要する症
状:
・高熱
・低酸素症
・軽度の血圧低下

積極的な介入を要する症
状:
・高流量酸素投与を必要と
する低酸素症
・高用量又は複数の昇圧剤
を必要とする低血圧
生命を脅かす症状:

CRS が発現した際の管理アルゴリズムの概略
対症療法
トシリズマブ*, **
副腎皮質ステロイド
他の原因(感染等) 投与しない
投与しない
を除外した後、解熱
剤、制吐薬、鎮痛剤
等で個々の症状を治
療する。
好中球減少症が認め
られた場合、標準的
な管理方法に従い、
抗菌薬を適宜投与す
る。
解熱剤、酸素投与、 対症療法後に症状の トシリズマブ投与後
輸液、症状に応じ低 改善が認められない 12~18 時間以内に症
用量の昇圧剤を投与 場合、トシリズマブ 状の改善が認められ
する。
を 1 時間以上かけて ない場合、昇圧剤及
静注する。
び酸素投与が不要に
体重が 30kg 未満の場 なるまで 2mg/kg/日
のメチルプレドニゾ
合:12mg/kg
体重が 30kg 以上の場 ロン(又は等価用量
合:8 mg/kg(最大 のステロイド)を連
高流量酸素投与
日静注し、その後漸
800 mg)
減する。*
輸液及び高用量の昇
圧剤
症状の改善が認めら
標準的な管理方法に れない場合は、投与
従い、臓器障害を治 間隔を 8 時間以上空
療する。
けて、必要に応じて
トシリズマブを追加
人工呼吸器
輸液及び高用量の昇 する。(最大で計 4
回)*
圧剤

・輸液と昇圧剤投与を行っ
ても改善しない不安定な循
環動態
標準的な管理方法に
・呼吸状態の悪化
従い、臓器障害を治
・急激な症状の悪化
療する。
*トシリズマブ及びステロイド投与後に改善が認められない場合は、他の抗サイトカイン療法
及び抗T細胞療法を検討する。
**トシリズマブの投与にあたっては、トシリズマブの添付文書、適正使用ガイド、製造販売
業者が提供する最新のCRS管理アルゴリズム等を熟読すること。

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