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資料2-2第2回制度部会資料(とりまとめ) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_30193.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和4年度第2回 1/12)《厚生労働省》
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治療にあたる医療従事者の育成
・刑事司法関係機関等における社会復帰支援に繋げる指導・支援の推進と
して、矯正施設、保護観察所、更生保護施設等における効果的な指導・
支援の推進
・地域社会における本人・家族等への支援体制の充実として、薬物犯罪か
ら治療等に繋げるための相談・支援窓口の周知と充実、相談・支援に携
わる人材の育成、刑事司法関係機関と医療・保健・福祉等が連携した社
会復帰支援体制の強化
・薬物依存症者に関する正しい理解の促進
・薬物乱用の実態や再乱用防止に向けた効果的な治療回復プログラム等
の指導・支援方策の効果検証などに関する研究の推進
など、薬物乱用防止五か年戦略の下での対応を強化すべきである。
○ 今後の普及啓発活動についても、一次予防のみならず薬物依存症者に対す
る再発防止や社会復帰等の支援の重要性を踏まえ、進めていく必要がある。
単に薬物が危険であり、犯罪であるから使用しないというメッセージの発
信のみならず、薬物依存に至る社会的な背景に対処し、メンタルヘルスの
側面を含めた若者の抱える問題や多様性を考慮するとともに、薬物依存症
者のスティグマ解消にも配慮していくことが望まれる。
3.大麻の適切な使用の推進に向けて
(1)現状及び課題
○大麻草には約 120 種類のカンナビノイド成分が存在しているといわれ、そ
の主な成分として、THC 以外に、CBD が知られている。
○CBD については、幻覚作用を有さず、抗てんかん作用や抗不安作用を有する
とされており、前述のエピディオレックスのように医薬品の主成分として
も活用されている。また、それ以外にも、欧米を中心に CBD 成分を含む様々
な製品群が販売されており、市場規模が急速に拡大しているとされている。
また、大麻草から、バイオプラスチックや建材などの製品が生産される海外
の実例もあり、伝統的な繊維製品以外にも、様々な活用が進んでいる状況が
見られる。
○我が国の現行制度においても、主に大麻草の規制部位以外から抽出された
とされる CBD 成分を含む製品(CBD 製品)が、海外から輸入され、食品やサ
プリメントの形態で販売されている状況となっている。
○一方、国内で販売されている CBD 製品から、THC が微量に検出され、市場か
ら回収されている事例があり、安全な製品の適正な流通・確保が課題となっ
ている。

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